黒ウサギとやらの話を要約すると
・ここは修羅神仏が集う『箱庭』という都市
・自分たちが持つ力(超能力など)はギフトと呼ばれている
・箱庭には『ギフトゲーム』と呼ばれる、ギフトなどをチップに使うゲームが存在する
・必ずどこかの『コミュニティ』に属さなければならない
こんな話をダラダラと語られ、ようやく終わった。
現在4人はウサギによって語られたことは噛みしめているようだ。
「大体この世界については理解できたわ。でもなぜ私たちはこの世界に召喚されたのかしら?」
第一声を発したのは久遠だった。
「そ、それは皆さんがこの世界で面白おかしく暮らしていただくためです。」
この黒ウサギの慌てふためきように4人は少なからずの疑問を思ったが、
「ふうん」と久遠の意味深な答えで一旦棚上げになった。
「ならギフトゲームについて少しいいかしら。」
「Yes箱庭に召喚した黒ウサギには皆さんの疑問に答える義務があるので」
黒ウサギもさっきより不自然なくらいのテンションの上がり方で返答した。
「このギフトゲームというのは箱庭の法そのものと考えていいのかしら?」
黒ウサギについて疑問が残るものの、現在必要なことは情報だと全員が理解していた。
「なかなか鋭いですね。しかしこの箱庭でも、強盗などは犯罪ですし、殺人などはもってのほかです。」
久遠はそれで箱庭のルールを理解したことで満足したらしい。
「じゃあ俺からも一ついいか」
「Yes何についてですか?」
黒ウサギは今まで一言も発さなかった
「ならこの箱庭ってのは治安がいいところなんだろうなァ?」
この質問が来るまでは・・・
黒ウサギはあまりの衝撃に言葉を発することができなかった。
「おいおいここは人外魔境なんだろう。そんな奴が一人でも暴れたら街なんかすぐ終わっちまうだろォが」
「Yes・・過去に何度もそのような被害があります。」
少しずつ言葉を選ぶように話し始めた
「しかしその様な者達を取り締まる機関も存在しています。」
「逆にいえばそんな機関がねェといかねェぐらい危険なのかよ。」
「なんだよお前そんなことぐらいでビビってんのか?」
逆廻に茶化されたが、それは少し違う。
「いや違ェそんなゴミを処理するために呼ばれたんじゃないかってビビってんだよ」
また暗部みたいなことをさせられるのではないかそれを恐れていた。
「いえそんなことは暮らしていくうえで出会ったら戦いになるかもしれません。しかしそんなことを目的として召喚したわけでありません。 フゥア!」
黒ウサギも自分の失言に気づいたのだろう。これでは何かしらの目的があって召喚したといってるようなものだ
「そうか安心した。じゃあこの召喚はお前の善心によるものなんだな」
あえて遠回しな言い方で核心を尋ねる。
しかし黒ウサギは俯いてしまい話しは続かなくなってしまった。
傍から見れば一方通行が黒ウサギを苛めているワンシーン、
そんなところを問題児たちが見逃すわけが無く3人からジト目で睨まれた。
「チッまぁ汚れ仕事じゃねェだけマシか。」
「・・・ありがとうございます。」
今は言えないのだろう。それぐらいは理解できる問題児たちだった。
「では質問は尽きないでしょうが続きは本拠のほうで。」
無理に笑顔を作っているのが手にとるように分かった。
「待てよ、まだ俺が質問していないだろ。」
待ったをかけたのは逆廻だった。
「……どういった質問でしょうか? ルールについてですか? それともゲームそのものですか?」
「そんなことは腹の底からどうでもいい。この世界はおもしろいか。」
先ほどのように笑っている目ではなく真剣な目。それもそのはず手紙には全てを捨てて箱庭に来いと書かれていたのだから。
「Yes箱庭は外界より面白いことを、黒ウサギは保証します!」
本物の笑顔で黒ウサギはそう告げた。
もうすぐテストということもあり投稿スピードが
一時的に低下するかもしれません。
本当に申し訳ございません。