詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん! 作:名は体を表す
みんな見えてる地雷を踏みに行くのね。好きよ、そういうの。
だけど、あくまでもアンケートは参考程度にします。だって正ヒロインのいない間に童貞喪失とか……滾るッッ!!!
皆さんお忘れかもしれないのですけどぉ……詭弁君はお金持ちなんですの。
タイトルでもうオチてる気もする。
「……で?死ぬ準備は出来たか?」
「本当にマジすんませんしたぁぁぁぁぁ!!!!!」
ミルコさんしーしー事故(あくまでも事故)の後、俺は気絶したミルコさんを担いで訓練室に併設されているシャワールームに飛び込み、びちゃびちゃの私服のままのミルコさんを洗う。
だって脱がすわけにもいかないだろ!?誰に言い訳してんだ俺は。
とにかく洗ってる最中にミルコさんが起き、そのままにシャワールームから蹴り出された。
「クソガキテメェ……ダッシュで服一式買ってこい!!!」
「畏まりました!!!」
そうして俺は大急ぎで近くにあったブティックに入り、安く置いてあった服を上から下、中に至るまで一式揃えて購入し、とりあえず紙袋に入れるだけでそのままダッシュで戻っていった。
いきなり汗だくで男が飛び込んできたかと思ったら、凄い勢いで女性物一式抱えてお会計して去っていったのだからお店側も良い迷惑である。
勢いそのままに戻り、シャワールームの前でミルコさんに声をかける。
「服一式買って参りましたぁ!!!」
「置いとけェ!!!」
「はい!!!」
シャワールームの更衣室から飛び出る。
「(……んだァ?どっかで見たことあるような紙袋だな)」
ミルコさんがシャワールームから出てくる間、訓練室の汚れをキビキビ拭き取る。
掃除し終えたタイミングでミルコさんが着替えて出てくる。
「……テメェ、ソコソコのセンスはあるんだな。……ン」
「……ミルコさん?その手は……」
「レシート出せやァ!!」
「うぇええ!!?」
「テメェみてェなクソガキに服代施される程貧乏じゃねえわ!!幾らだボケェ!!!」
「うぃっ!!?よく覚えてないですけど大体5ケタ円程度です!!そんくらいミルコさんに迷惑かけた俺が出しま――」
ミルコさんの腕が俺の首に伸びてチョークスリーパーホールドをする。
「5ケタ円程度でイキんなバカ野郎!!レシート出せってんだ!」
「ぐぇぇ……か、紙袋の中に入ってるはずです……」
「チッ!さっさとそう言え!」
俺を投げ放しながら紙袋をガサるミルコさん。
「いや、もう本当に安物で申し訳ないです……後日ちゃんとしたのミルコさんに贈るんで……」
「要らねえわ!ッチ、クソガキがァ……あ?」
「(5ケタ円って、『一つで5ケタ円』って事かよおおおおおおお!!!?)」
「……あの、ミルコさん?」
「(しかも一式って、よく見りゃトップス、インナー、肌着、ボトムス、パンツ、ソックス、アウター、靴、ワンポイント、さらに帽子だァ……!?ガチガチのガチ一式揃えてんじゃねえよ!?総額は……いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん……服だけで数十万後半……ハハ、私は何ヵ月生活できんだ?)」
「み、ミルコさーん?や、やっぱり安物過ぎましたか……?」
「(安物って言ったかコイツ!!?)」
「すみません。ほんとならもっとしっかりした所で揃えるべきだったんですが……近くに俺が知ってる店も無くてですね……」
「(ってかよく見たらこの紙袋クソ高級店のじゃねえかァ!!?ソレ知らないって何処の貴族様だテメェは!!!?)っ~……ッッッ~~~~~~!!!!ボケがァ!!!!奢らせてやるよ!!!!」
「ひぇ、すみません。今度もっとちゃんとしたのを贈らせて頂きます」
「要らねえよ!!!(これよりちゃんとしたのとか一生着る機会ねえよボゲェ!!!)」
* * * * *
「……すっかり日も暮れましたねミルコさん」
「あァ……(色んな意味で疲れたわ)腹減ったし、どっかメシ食いに行くか」
「あ、それなら近くに「テメェは黙ってろ(クソ高級レストランにでも連れてかれたら完全に立つ瀬無くなる)」
「バーガーキングがあるって言おうとしただけなのに」
「ンでテメェ其処だけ微妙に庶民感覚なんだよ!!!」
めっちゃハンバーガー食った。
テーブル席に向かい合うように座って、俺はアイスコーヒーを、ミルコさんは野菜ジュースを飲んでいた。
「っと、そうだ。おい、基本的にヒーローは私服の時に派手に動いちゃいけねえ。何でか分かるか?」
「はぁ、お仕事モードじゃないからですか?」
「……まァ、そういう一面もあるがな。プロヒーローは良かれ悪かれ人気商売だ。仮にオールマイトがまる分かりの私服でそこらへん歩いてたとしたら、どう思う?」
「危機感ねえのかと思います」
「………………」
「な、なんですかその苦虫を100匹纏めて噛み潰したみたいな顔は」
「……テメェの言いたいことはまあ、分からんでもないがそうじゃねえよ。一般人はオールマイトだーって色紙持って飛びつくだろうよ。ン時に場所が広い道だったらまだ良い。だがもしココみてェに狭い屋内だったら?」
「あー……次々一般人が押し掛けてくるかもですね」
「そう、人気商売
「分かりましたミr……あー、え~……なんて呼べば?」
「ハッ!そこで私のヒーローネームを言わなかった事は評価してやる。兎山ルミだ、私服ン時は適当に呼べ」
「分かりましたルミみん!」
「死にてェのか」
「ユーモアッ!?ちょっとした冗談じゃないですか……あー、じゃあルミちゃん先輩で」
「……はぁぁ、まあ良い。一般人にバレないように、ってのはまあ平常時の話。緊急時の場合は当然この限りじゃねェ。休日でも常にコスチュームを携帯するなんてヤツはそう居ねェ。良くない事が起きた時、現場すぐ近くに居るんなら私服のままで対応に当たるとかザラだ。普通にコスチュームが使えなくなって他の服を着てる可能性も有る」
「今日みたいにですね……る、ルミちゃん先輩。首絞めるのはダメですって……」
「クソッ、何で私はコイツを指名しちまったんだ……」
その時、帽子に隠れたミルコさんの耳がピクピク動き出した。
「……詭弁、行くぞ」
「はいっ」
ゴミをゴミ箱に突っ込んで素早く店から出る。ミルコさんはそのまま路地裏に入り込み、奥へ奥へと進んでいくとそこには大男が小柄な女性に手に持ったナイフを振り下ろそうとして居る所だった。
ッダァン!!
「っらァ!!」
ミルコさんが地面にヒビが入る程強く踏み込み、跳躍するように大男のナイフを蹴り飛ばした。
「詭弁、女を頼む!敵はコイツだけじゃねェみてぇだ!ヤベェ時は個性を使え!」
「了解!さあお嬢さん、ヒーローの到着だ!もう大丈夫だぜ!」
「あっ、ありがとうございます!」
「礼は後だ、完全に助かってからまた聞く!お嬢さんを狙うのは何処のどいつか分かるか?」
「っ、その……あいつらはストーカーで……少し前から私の事を付けて来た事しか……」
「んぃ、オーケー。全く、人をオトすのに刃物なんて無粋なモン使うんじゃァねえわな!」
「「クソ!クソクソクソォ!!その女が悪いんだ!!オレをその気にさせておいて!!ふざけるな!!」」
「黙ってろデカブツ!詭弁テメェは周りに注意しながら警察呼べ!」
「もう呼んでますぜ姉御ォ!」
「調子のんなバカ野郎!」
「「ふざけるなふざけるなふざけるな!!!どいつもこいつもオレをバカにしやがってええええ!!!!」」
「はっ!デカイ図体して気の早いヤツだ……なっ!」
ミルコさんの蹴りが大男の意識を刈り取る。
「っち、やっぱヒラヒラした服は動きづれェな」
「す、凄い……あっという間に倒した……」
しかし、倒れた筈の大男から黒い液体のようなものが染み出し、人の形をとった。
「くそっくそっくそっ!!!てめぇさえいなければぁぁ!!」
黒い液体が小柄のオッサンになり、ミルコさんに飛びかかる。
「テメェが本体か!」
ミルコさんが蹴りで迎え撃つが、蹴りが当たる瞬間オッサンが液体化し、ミルコさんに取りつく……直前に跳躍して回避した。
「んぁ、なんだありゃ!オッサンが黒い水になった!」
「オッサンじゃねえ!オレはまだ26だ!!」
「ファーwwwパイセンとタメかよwww見えなさすぎwww」
「だッ……まれだまれダマレ!!!てめえからブッ殺してやる!!」
怒りで顔を真っ赤にしたオッサンが俺に向かって飛びかかる。
「だるまさんが転んだ!!!」「っ!?」
俺の
「っ!?クソ!こんな網なんてオレに効かねえんだよバカが!」
「ほう、どれどれ」
ヴィラン用捕獲網の名は伊達ではなく、網には面白い機能がついている。
網の手元側にあるスイッチを、ほいポチッとな。
バリバリバリ
「あばばばばばばばば!!!」
ヴィランを無力化するための機能として、スタンガン程度の電撃をお見舞いする。
電撃によって痺れてる間に、オッサンの顎を揺らす。そのまま軽い脳震盪によってオッサンは気絶した。
「凄い……まだ若いのに、こうも簡単に……」
「ふぅ、大丈夫ですかお嬢さん。怪我はない?我慢しないで正直に言うんだよ」
「あ、ありがとうございました!!怪我はありません!」
「そうか。じゃぁこっちのちっさいオッサンと向こうの大男は知り合いかい?」
「そ、その……私のお客でした……」
「んぅ、なるほど。……ここら辺は危ないし、近くまで送ってあげるよ」
「あ、ありがとうございます!私の家は近くなんですけど、もう怖くて怖くて……その、お恥ずかしながら……手を、握ってくれますか?」
「ははは、いいってことよ。じゃ、送ってあげる……警察署までな」
「……何を言っているのですか?」
「すっとぼけんなよお嬢さん。君からは嘘の臭いがプンプンする、悪臭だ。普段から嘘をつきまくってなきゃこうはならねえな。身体に仕込んである刃物を何とかしてから弱みを見せるんだな」
「………………あは♪」
すると次の瞬間女が溶けて、俺と同年代くらいの金髪少女に姿を変えた。全裸で。
「凄いです!私、同年代の人に見破られたの始めてです!」
「……ミルコさん!この子スタイルやべぇ!!」
「バカ野郎集中しろ!」
「詭弁くん、詭弁くん!!良い名前だねぇ!私、トガです!渡我被身子!体育祭、見ました!スゴくカッコよかったです!!」
「ははは、可愛い子にそう言われるのはテレるなあ」
「私、可愛いですか!?うふふ、両想いですね!詭弁くんの事、大好きです!画面の向こうにいるのに、まるで目の前に居たみたいでした!あんなにドキドキしたのは、初恋の男の子に変身した時以来です!……もっともっとお話したいところなんですが、時間みたいですね」
「つれないこと言うなよ、もっとゆっくりお話ししようぜ」
「それはまた今度にします!次会う時はいっぱいドキドキしましょう!!!」
「ッ待ちやがれ!!」
「それじゃあまたね詭弁くん!おばさん!」
「誰がおばさんだッラァ!!!」
ミルコさんがトガに蹴り掛かるが、直後警察が2人路地裏に駆け込んできた、ホンの僅かに意識が逸れたその瞬間にトガが路地の闇に消えた。
「ックソ!逃げられたか!」
「……はぁ……んまぁじか。ずっと心臓に細い針が刺さり続けるみたいな感覚がしてましたよ」
「……ふん、本当にヤベェヴィラン相手なら心臓に風穴空いてるぞテメェ」
「うへぇ、プロの道は険しいなぁ。……そうか、アレでまだ序の口なのか……はぁー、同年代でアレとかキッツいなぁもう!」
「はっ!んならこれからは胆力も鍛えてやるよ!警察がきたし、テメェは休んでろ!」
「おっす」
そうしてミルコさんが手慣れた様子でヒーロー免許を見せて警察に引き渡していく。
「い、意外だな。ミルコさんってあんな私服なんだ」
「それな。何処の深窓のお嬢様かと思ったよ」
「聞こえてんぞおまえら!」
「「すみません!!」」
楽しそうで何より。
……しかしなんというか、少しへこむ。USJ事件の時に、今までとはレベルが違うヴィランに出会ったが、その時とはまるで違う。あの時のヴィランの狙いはオールマイトだったが、トガは
まぁ、今は……それで良い。これからだ、これから。
ヤオヨロちゃんの背中を守れるようなヒーローになるんだ。そんなヒーローに
出来ることから、一歩一歩。常に成長し続けるんだ、俺。
警察の聴取は意外と長かった。なんでもあのトガヒミコは連続失血死事件の容疑者だとか。
「んぇ……眠い……」
「シャキッとしろ!夜こそヴィランが活発に動き出す時間だ!ヒーローがその調子でどうすんだ!」
「んですがミルコさん、俺は夜9時を回ると体質的に眠くなるんスヤァ」
「ン寝るなァ!!」
「うぅ……わりとしんどいっす……」
「っち!あーもー!分かった分かった!今日の活動は終了だ!近くのビジホ行くぞ!」
「ぅん、びじほぉ?」
「お前何も知らねぇのか!?寝るとこだよ寝るところ!」
「しらにゃい……」
「(昼と夜で性格変わりすぎだろコイツ!?ギャップ萌え狙ってんのか!!?とりあえず近くのビジホ……チッ、一件だけか。まあねえよりマシだ)オイ、移動すっからもう少し耐えろ!」
「にゃい」
「(狙ってんのかコイツ!!)」
そうしてフラりフラりと倒れかけながらミルコさん先導のもと『びじねす』と書かれたホテルに連れてこられた。
「何?ダブル一室しか空いてない!?………………チィッ!!そこで良い!詭弁!まだ寝るな!」
「んゃい」
エレベーターで移動してる時も、今にも倒れて眠りそうになっている。
そのまま引っ張られるように部屋に到着した。
「だァァもー!コスチューム着たまま寝るな!脱いでシャワーくらい浴びろ!」
「んぅい」
「(……ハァー、マジで大丈夫かアイツ……つーか最近のガキにしては随分とまあ規則正しい生活してんだな。……なァんか一日が異常に長く感じたぜ…………っつーか、職場体験に来たガキとはいえホテルの、しかも同じ部屋に連れ込むのはマズい……よなぁ……クソッ、私も疲れてやがる。とりあえず今日はさっさと寝るか……)」
「いつまでシャワー浴びてんだテメェ!!!」
「……ふォ!?」
「シャワー浴びながら寝落ちする奴があるか!!さっさと出てベッドで寝ろ!!」
既に眠気がプルスウルトラしていた俺は肌着を着て、そのまま泥のように深い眠りについた。
「……ダブルベッドのド真ん中で寝てんじゃねェよ。ったく、ほら、もっとつめろバカ野郎」
「すぅ……すぅ……」
「…………寝顔は生意気じゃねえのな」
2~3千字で投稿するつもりが何故か伸びた。何で?
ちなみにですが、突然この部屋がセックスしないと出られない部屋に変わる可能性は宝くじに当たる確率並みです。
詭弁って自分の服のセンスは普通だけど、何でか女性服のチョイスはエグいんだよねー。流行色もしっかり押さえてるし、ヤオモモに鍛えられたのかな?-みっちゃん
詭弁はイイトコのオボッチャンで、普段はそれなりに普通だけど時々強烈なオボッチャンジョークブチかましたり、常識的な事を知らなかったりするぜ。最近までしまむらの事をペット用品店だと思ってたんだってよ。-えいちゃん
詭弁さんはお昼は活発ですが、夜の9時を回ると一気におねむモードに入りますわ!どんなに遅くても夜10時には就寝してしまいますが、それまでの間に詭弁さんにお電話を掛けますと大変かわいらしい事を仰ってくださいますの!ただ惜しむべきはその時の詭弁さんはほぼ無意識ですので、次の日には何を言ったのか覚えてない事ですわ!まあ私はおねむモード詭弁さんのお言葉を全て録音しておりますが。-モモちゃん
何で9時回ったら一気に眠くなるのか、だって?俺にもよく分からん。両親からの遺伝って訳でも無いし、小学生の低学年の頃は普通だったぞ。ただある日急に9時回ったら眠くなるようになったんだ。-クズ
そうですか。ところで詭弁さん、パブロフの犬を御存知ですか?-モモちゃん
いや、知らん。-クズ
うふふふふ-モモちゃん
なんやかんやでミルコのお世話になる詭弁くん。さて、今後の展開は?
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ミルコの動物的勘で保須市
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ミルコとマンツーマン濃密トレーニング
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そんな事よりおっぱい揉もうぜ!
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は?尻以外ありえないだが?
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ミルコで脱童貞ってのもええなぁ