詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん! 作:名は体を表す
そんな事より、星9評価がついに緑のラインに!ですがやはり好きな色は赤ですぐへへ
感想も150件の大台を超えていきました。プルスウルトラ!
ところで感想欄でアウトアウトと何度も言われてますが、仕事の速い運営からまだ何も言われてないので前話はセーフです。はい勝ち~(小説が削除されてないので)
-追記-
R-18タグ強制的に追加されました!ですんで前話消して違うタイミングで上げます。どうしてくれんの!
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さあ皆でくっ殺希望と書いて詭弁くんをヴィラン堕ちさせよう!(トガちゃんルート)
それか好きなおにゃのこ書いてヤン堕ちさせよう!(作者の趣味)
「……ん”っ……んぁ……ぁ?(なんかとんでもねェ夢を見た気がする)」
朝、ミルコは暖かな熱によって目が覚めて、ふと横を向いたらすやすやと寝息を立てて眠る詭弁の姿を写す。
「……はぁ。良く寝やがるぜほんとに…………………ャ、近過ぎねえか?」
今ミルコと詭弁の顔は約10cm程度しか離れていない。しかも顔以外の身体のパーツは、まるで抱きついているかのようにべったり密着していた。
「っっっ!!!?調子に乗んなッ!っあ!?脚が動かね……あっ、私が抱きついてたのか……」
詭弁の両腕ごとホールドするようにミルコの脚が詭弁の腰に絡まっていた。
むっちりとした脚と両腕で抱き枕にされていた詭弁は、眠りが深かったのか一切起きる事無くすやすや眠り続けている。
ミルコは、その姿を見られていない事にひっそり安堵しつつ、顔を赤らめながら脚を解いていった。
「おはようございますミルコさん!!」
「おーゥ、おはよう。今日からはあちこち移動しつつ、テメェを鍛えていく。身体もそうだが、精神もヒーローの資本だ。昨日みてェにヴィラン相手にビビッて何もできませんでした、じゃあヒーローは務まんねえぞ」
「はいっ!ご指導よろしくお願いします!」
「おう、よろしく(昨日と比べて犬みてえだな……)。さァて、ヒーローの仕事の一つで最も有名なのは何か。詭弁、言ってみろ」
「えっ、凶悪ヴィランの退治ですかね?」
「そうだ。私らはヴィランが現れたらそいつを退治する。大きな事故や災害が起きたんなら、一般人を保護する。そういったド派手な事をやるのがヒーローの仕事だが、ヒーローの仕事はそんな事だけじゃねえ。自分の事務所近くの地域を定期的にパトロールし、ヒーローが居るってアピールすることで起こる犯罪の抑制。困ってるヤツを助ける声かけ。それとヒヤリ・ハット案件なんかをまとめて注意喚起。まあ色々と地味な仕事も多い。とは言え私みたいなフリーのヤツがあちこちパトロールしても効果は薄い。偶々見える範囲で起きた事件事故に急行出来るくらいしかメリットは無い」
「はあ、なるほど。それでは普段は何をしているのですか?」
「主に応援要請に応えて現場に向かう。特に私は他のヒーローより遥かに機動力が高いからな。常に自分の居場所を近隣の警察やヒーロー事務所に通達してる。緊急の要請が来ても、凄く遠くに居ました、じゃ連絡取る時間が無駄になるからな」
「一分一秒を争う世界ですもんね」
「そうだ。自分の無駄な時間を削るのもそうだが、相手に無駄な時間を使わせないのも私らフリーのヒーローが気を使うところだ」
「はぁー、やっぱりフリーのヒーローというのも一筋縄じゃないんですね」
「事務所を持つのも持たないのも、メリットデメリット有る。テメェがプロになったとしても、最初はサイドキックだろうからそんときにでも学べ。ッつー訳で行くぞ」
「はいっ!……いや、何処へ!?」
「言っただろ?無駄な時間を常に削るんだよ。フリーのヒーローは基本応援要請待ちとはいえ、それ以外暇してるだけじゃねえんだよ。近くのヒーロー事務所に行って、顔合わせも兼ねて多少
「マジか」
……そうしてミルコさんと一緒に、近くのヒーロー事務所を何件か回って、そこで一緒に戦闘訓練をした。意外にもちゃんとアポイントメントは取っていたらしい。いつの間に。
「詭弁!昨日も言ったがテメェの個性は即効性が無い!
「はい!」
「よし!ということで頼んだぞティアドロップ!」
「わかりましたミルコ先輩ー。えっとー、詭弁くん、だっけ?アタシは飴玉ヒーロー『ティアドロップ』宜しくね?飴たべりゅ?」
「たべりゅ~!……ん"っ、俺はおしゃべりヒーロー『トーキー』です。よろしくお願いします!」
「ノリが良いわねー、よろしくねートーキー。うちに就職しない?」
「まだ就職はしません!ところでティアドロップさん、その青い髪は地毛ですか?雰囲気と合って凄い可愛いです!コスチュームも女性ヒーローに流行ってるタイツ系じゃなくひらひらのドレス系も凄くキュート!それでいて腰周りもほっそりしててとてもアダルティですね!真っ赤なブーツも可愛さを引き立ててとても似合ってグへぇ!?」
ミルコさんに腰を蹴られた。
「一発で効く言葉を見極めろっつったが、誰が口説けって言ったァ!!」
「うごご……腰が……」
「や、やだわぁ……そんな、可愛いだなんて……えへっ」
「ティアドロップ!テメェもガキの言葉でクネクネすんな!」
「ねぇトーキー?雄英卒業したら、やっぱりうちに来ない?おねぇさんが色々教えちゃうよー?」
「お前少し前に独立したばかりだろうが!」
……といったことがあったり、次のヒーロー事務所では
「おしゃべりヒーロー『トーキー』です!よろしくお願いします!」
「おー、トーナメントで血だらけになったヤツか!いいか?ヒーローってのは、結局頼れるヤツじゃないと生き残れない!顔は良いかもしれんが、身体が細っちくていけねえなお前は!もっとオレみたいに身体を鍛えろ、身体を!ガハハ!」
「ミルコさんより体脂肪率高そうな良い年したおっさんが頼れるヒーローなんですか?」
「っ……!ッ……!!」
「バカ野郎テメェヒーローを一発で黙らせてどうするんだ!」
「ミルコ姐さんオレコイツ嫌い!!」
「オメェも図星つかれたからって、ガキっぽいこと言うんじゃねえ!いい年して泣くな!」
といったこともあったりした。
そうして色々なヒーロー事務所を周りながら顔合わせと、身体を鍛えながら時折現れたヴィラン退治に参加したり、避難誘導を行ったりした。
「ほへぇ~、トーキーの個性って色々な事ができるのねぇ~。サイドキックにいてもらうと助かるわ~」
「オレらを鼓舞する力もそうだが、一般人の避難誘導があそこまでスムーズだとスゲーやりやすいな」
「そうねー。ヴィランが出現した時に一般人が近くに居ない事の方が少ないわ。それにヒーローが到着したらしたで、安心しちゃってその場で撮影始めちゃったりとかも多いのよねぇー」
「それな。いいかトーキー、ヴィランによる一般人への被害でわりと多いのが、ヒーローが現着してからの被害だ。理由はヴィランとヒーローが戦ってるすぐ近くで撮影始めたり、独断でヴィラン相手に攻撃しだしたり、まあ色々だ。よく言われるのが、ヒーローが来たことによる『危機意識の欠如』!お前がプロになったとしても、常に一般人の避難誘導を怠るなよ」
「……脳みそまで筋肉詰まってると思ってたんですけど、意外と知識豊富なんですねおっさん!」
「おいテメェ良い年したおっさんを泣かせて楽しいかコラ」
……と、自分の中ではとても充実した職場体験だった。
あっという間に時間は過ぎ、ミルコさんと別れる時間になった。
「大変お世話になりましたミルコさん!……あの、初日の件に関しては本当に申し――」
「蒸し返すな!!私も忘れてェんだよ……ったく、詭弁!テメェが好き勝手やるのは良いが、後悔しないように毎日死ぬ気で息をしろ。必死で息してりゃァ自然と笑顔になるもんだ」
「……はいっ!!!」
「あとコレやる」
「ええっ!?そんな、ミルコさんのフルヌード写真集なんて有り難うございだだだだだ!!!折れる!腕が折れる!!」
「写真集出してねえよボケが!!
「れ、連絡先?既にミルコさんのケー番持ってますが……?」
「バカ、そりゃ仕事用のだ。こっちは私の私用番号だ。困った事がありゃコッチに掛けろ、相談にのってやる。流出させんなよ?」
「み、ミルコさん……大変感動しましたがアームロック掛けられたままじゃ泣くに泣けません」
「……ッチ、男が泣くな!……マジでテメェと居ると調子が狂うぜ」
そう言ってアームロックを外す。
「いってェ……ははは、まあ超マイペースで行かせてもらってますんで」
「フン。……精々必死に足掻けよ詭弁。テメェがプロになったら私のサイドキックになれ。待ってるからよ」
ミルコさんは拳を俺の胸に軽く当てる。仕草イケメンかよ。
「……最後までヒーロー名で呼んでくれませんね」
「バーカ。ヒーロー名で呼ばれたかったら早く一人前になるんだな!」
そういってミルコさんは一番の笑顔を見せ、じゃあな、と長い髪をたなびかせて振り返って去っていく。
惚れてまうやろ……。
「ミルコさん!!俺はおしゃべりヒーロー『トーキー』!絶対に貴女以上の大活躍してやるからな!!!」
ミルコさんは振り返る事も無く、ただ片腕を振り上げて答えるだけだった。
職場体験終了!長かったなぁ(初日だけ)
さあさあセクハラしまくれそうな林間学校行くぞ行くぞ!
今だからハッキリ言える!最近単行本全然読んでないから適当記憶でふぁっとした感じで行くぞ!と言うか元からそんな感じでしたね!ふう落ち着いた。
セクハラ出来ればいいや。
詭弁とは初日以外はちゃんと違う部屋で寝たぞ!初日の時もマスコミにスッパ抜かれてないようでまあ何より。ま、バレてたらそん時はそん時だ!-るみみん
初日
記憶にございません-クズ