詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん!   作:名は体を表す

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だいたい毎日更新だったあの小説、最近更新ねぇなぁ……。
とか思われたい今日この頃。

オナニーして寝て起きてオナニーしてという生活から脱却するための更新。おのれ非常事態宣言、近所のカラオケ屋が閉まったじゃねえか。

……来月から給料60%で俺は生きていけるのだろうか……。


監禁生活ですよ!トガちゃん!

 黒い霧から引きずり出された先は、寂れたBARの様なところだった。

 

「……よう、『詭弁くん』」

 

「お前は……USJの手男!」

 

 BARの回転椅子に座って、テーブルに寄りかかってる手男が此方に振り返る。

 

「……お互い相手を忘れてないようで何よりだなぁ。対オールマイト用の脳無が生徒一人に抑えられるってのは衝撃的だったぜ?」

 

「何が目的だ……」

 

「目的……か。オマエはヒーロー殺しを知ってるか?」

 

「……あれだけテレビで騒がれてりゃぁ知ってるさ。勿論『英雄回帰』についてもな」

 

 ヒーロー殺し、ステイン。彼の『英雄回帰』は世間に色々と衝撃を与えた。無論、俺にも。

 

「なら話は早い。俺達の目的は『世間への問い』だ。今の世界は、オレ達みたいなはみ出し者には呼吸もし辛い世の中だ。今のヒーローが手を差し伸べられない奴等を受け入れ、今の世界が本当に正しい状態なのかを問う」

 

「んぁ、なるほどね。それで俺達の楽しい楽しい夏休みをぶっ潰したって訳だ」

 

「それは悪かったな、だが必要な事だった。ヒーロー校としてある意味天下を取っている雄英が襲撃される。メディアはこぞって取り上げるだろう……それでこそ『問い』の意味が生まれる。良い方に変わるのか、悪い方に転がり落ちるのか、それとも変わらないのか……まあ、オレ達は変わるまで『問い』を続けるがな」

 

「ふん、じゃあ何で俺を攫ってきたんだ?襲撃したって事実があれば話題性十分だと思うけどね」

 

「それは「私です!私が詭弁くんを攫って来るように提案しました!」……まあ、ヒーロー科の生徒がヴィランに拉致された。そんな話題も目的の一つだが、オマエならきっとオレ達の理念に共感してくれると思ってな?」

 

「ヴィラン連合の理念に?俺が?……冗談だろ?」

 

「体育祭、オマエの一回戦と二回戦を見て判断した。お前は誰かの為に平気で自分の身体を投げ出すヤツだ。模範的なヒーロー像……()()()()()、オレ達に協力してくれないか?オレ達はただイタズラに世界を混乱させることが目的じゃない。()()()()()()()()()()ヤツラに希望を見せたいだけなんだ」

 

「……チッ、USJン時とは大違いじゃねえか。あン時の方が本音に近いんじゃねえのか?」

 

「あの時はオレも子供だっただけだ。色々あって変わったんだよ……」

 

「……ふん。人の本質ってのはそうそう変わんねえだろうが……お前達ヴィラン連合に協力はしない。それが俺の答えだ」

 

「そうか……まあ、なんにせよ時間はまだある。ゆっくり説得する事にしよう。……トガ、マグネ、詭弁を部屋に案内してやれ」

 

「はーい!」

 

「わかったわ」

 

 そうして両腕をマグネと呼ばれた大男に掴まれて移動される。

 

「おっと、忘れる所だった。トゥワイス、詭弁の持ち物をチェックして、スマホや発信器の類が無いか探れ」

 

「はあ!?何でオレが!任せろ!……お、コイツ最新式のスマホ持ちだぜ!要らねえけど!」

 

 そうして俺のポケットに入ってたスマホの画面が点灯する。

 

「あらぁ、待ち受けに乗ってるのは彼女さん?可愛いわねぇ……ってよく見たらこの子体育祭の優勝者じゃないの」

 

「人のスマホジロジロ見んなコラァ!」

 

「詭弁くん!詭弁くん!こっち見てピースしてください!」

 

「えっ、あ、ピース」

 

 思わず指二本立てて目にあてがう様にキラッ★ピース。

 トガちゃんが頬を合わせるように抱きついてきて、スマホで写真を取られる。

 

「はい!私もコレ待ち受けにしますね!」

 

「ヤダこの子凄いゴリゴリ攻めてくる!」

 

「おいおい、今時スマホロックもしてねえのかよ!?盗まれたら大変じゃねえか!」

 

「今本人が大変な目にあってるんですがぁ!?」

 

 大変じゃねえかと言いながら俺のスマホを適当に操作しているトゥワイスと呼ばれた男。うわ―エグイな!とか言うのヤメロ!

 

「あら、もう10時になるのね。夜更かしはお肌の天敵だから早く寝なきゃ」

 

「え、もう10時ぃぃ…………」

 

 そうか、色々あってもうそんな時間か。体中あちこちが痛いが、痛み以上の眠気が襲ってきて一気に俺の意識を奪っていった。

 

「わっ、わっ、詭弁くんが倒れ込んできました!?お、重いぃ……」

 

「すぅ……すぅ……」

 

「はぁぅ!?詭弁くんの寝顔が尊すぎます……」

 

「ヴィランのアジトで寝れるとか大した肝っ玉だなコイツ!ビビリが!」

 

「まぁまぁ、さっさと部屋に運んじゃいましょ」

 

 

 

「……一気に騒がしくなったな」

 

「アレがオジサン達と一緒に行動してくれそうなタマかね?」

 

「そりゃ説得次第だ。それに……いや、今はいいか」

 

「?」

 

 

 

「(()()に応じなかったら、それはそれでいい。『先生』もアイツの個性に興味を持ってたしな……。)」

 

 




テンション上がらない日々ですがこの辺で。
『先生』に興味を持たれた詭弁くんの明日はどっちだ!?オレも分からん!

この辺は作者の記憶が凄い曖昧な場所。なんか違和感だらけだと思う。オレも思う!

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