詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん! 作:名は体を表す
と言う訳で読者の皆様方、短い間でしたがご愛読ありがとうございます!!
詭弁父「なに?全寮制?」
詭弁母「あらぁ」
クズ「そー。なんかその説明に相澤先生とオールマイトが来るんだそうで」
父「相澤……ああ、イレイザーヘッド」
母「へぇ……私の可愛い息子をみすみす拐われたプロヒーローがどの面下げて来るのか楽しみだわぁ……」
クズ「……あの、お母様は何をそんなにお怒りになられてるのでせう」
母「あらあら、息子が危険な目に会わせられて怒りを覚えない母は居ませんよ?」
父「……すまん答弁。俺が母さんを説得するから、先生にウチは後回しにして貰うように言っておいてくれ」
クズ「……んぃ」
クズ「ってな訳でウチは後回しでお願いします」
先生『いや、これは完全に雄英の不手際なんだ。お前の母親に説得するのは、お前の担任であるオレの役目だ』
クズ「んにぃ……でもいま先生に来られても火にガソリンスタンドごと油を注ぐ結果にしか繋がらないですし、ワンクッション置いてからの方が無難ですよぅ」
先生『そこまでか……そういえばお前の父親はよく知ってるが、母親の方は知らないな。どういう人物だ?』
クズ「ど、どういう……」
クズ「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃、場合によっては呪いやデバフを掛けまくってくるお母さん……かな」
先生『……はぁ?』
「よう!なんかひさしぶぇぁ!!?」
「「詭弁(さん)!!!」」
雄英の保健室で目を覚ませば、見舞いに来てくれたモモちゃん、いつかちゃんがボディチャージを御見舞いしてきた。お前等、俺怪我人、OK?あ、でもおっぱいクッションのお陰で思ったほど痛くはないかな?
「保健室で騒ぐんじゃないよ!」
リカバーちゃんの一喝で引き剥がされる二人。興奮も落ち着いたところで近状情報の交換をする。
「……そうか、ヴィラン連合に襲われた時にガスで……」
「医者の見立てでは、皆さん身体はほぼ回復しているそうですわ。じきに皆さん目を覚ます事でしょう。……もし、あの時……私が脳無を深追いせずに森の異変に気が付いていれば……」
「おいおい、そりゃぁいち早くヴィランに捕まった詭弁さんをディスってんのかい?」
「い、いえっ!そんなつもりは!」
「んまぁそうだろうな。みぃんなそうだ。誰もモモちゃんが失敗したって思ってねえよ。……なあモモちゃん。モモちゃんは叱責されたいのか?それとも許されたいのか?」
「っ……私は……」
「……まあ、分かるよ。俺も神野のあの時、もっと強ければ、もっと速ければ、何でも出来れば、なんて思った。何でも一人で出来れば、そりゃぁ良いよな。でもミルコさんに叱られたよ。『テメェ一人で何でもやる必要はねェ』ってさ。俺も、モモちゃんも、個性が万能だからついつい何でもやりたくなるよな。んでも、今は周りに色んなスペシャリストが居てくれるんだ。んなら、任せられるところはどんどん任せていくのも必要な事だよなぁ……」
「詭弁さん……」
「モモちゃん。また一緒に、一から鍛えなおそっか」
「……はいっ!」
「おーい、私も居るんだけど。二人の世界に突入すんな」
「おぅ、悪い。いつかちゃんもそうだけど、これからもB組の皆ともガンガン特訓していくからヨロシクな!」
「……はぁ、元気だよなぁお前。……お前が動けるようになったら、寝てる皆にも元気分けに行きな」
「おうよ」
「……あ、そう言えばまだ聞いてないだろ?全寮制の話」
「全寮制?」
「そうそう、なんでも―――」
* * * * *
ガスで倒れた皆が復活し、雄英の教師陣による家庭訪問も恙なく……まあ、大した問題も無く終わって入寮日。
「……相澤先生?どうしたんですその大怪我……?」
「ま、まさかまたヴィランが……!?」
「これは大丈夫だ、気にするな」
「……んぃぃ……ほんとマジすんません、ウチの母が……」
「いい……。元々オレが不甲斐無い所為だからな」
「……どういう事でしょう詭弁さん?」
「んまぁ、俺の母さんがちょっと暴走したというか……そんな感じだ」
「ああ、そうだ。詭弁」
「はいなんでしょ先生」
「お前の荷物、もっと何とかならなかったのか……」
「……マジすんません、ほんと、うちの母が……」
「……さて気を取り直して。明日からは林間合宿の続き、『仮免』取得に向けて動いていく。……林間合宿が潰れた分、更に圧縮して個性を鍛えていく。詳しい説明は明日にするが、キツイ日々が続く。死なない程度に全力でついてくるように。……さあ、それじゃあ中に入ろう」
◆
ハイツアライアンスの中に入り、相澤先生から簡単に説明された後女子棟、男子棟それぞれの部屋割り表を渡された……直後の出来事だった。
「……おいおい、なんだこの部屋割り!」
「不公平だ!!」
男子棟
5階:瀬呂、轟、砂糖、詭弁
4階:爆豪、切島、障子、詭弁
3階:尾白、飯田、上鳴、口田
2階:常闇、青山、緑谷、峰田
女子棟
5階:蛙水、 、 、八百万
4階:芦戸、 、 、麗日
3階:葉隠、 、 、耳郎
2階: 、詭弁、詭弁、 、
「何で詭弁だけ二部屋!?」
「つーかよく見たら女子棟にまで部屋持ってるじゃねえか!?どういう事ですか先生!!」
「……なんでだろうな」
その時の相澤先生の目は初めて見るような、遠い色をしていた。
「んもうほんと、マジでなんかすみません……」
俺の部屋が複数あるのは、俺の母親のワガママと言うべきか、俺が不甲斐無い所為と言うべきか……まあ母さんの言い分は『雄英が不甲斐無いだけ』との事だが……。
とにかく要するに俺の部屋が計4つも有るのは、単純な話それだけ大量に物を置く必要があるからだ。スーパーコンピューター並みにデカい警備システム、警備システムを管理警備するシステム、そのシステムを管理警備するシステム、と完全に独立した三つの警備システムが互い二つのシステムを監視することで強固なセキュリティを作る
まあ警備システムは俺の部屋だけじゃなく
以上の点で、凄い事に警備システム的に俺が既定の時間にベッドについていなければ自動で警報が鳴る。まあ事前にスマホから設定すれば解除できるのだが、それも一日でリセットされる。
んまぁ……要するに。警備システムの関係で男子寮4階、5階の俺の部屋は機械で埋め尽くされ、4階の僅かに開いたスペースに置いたベッドで寝なければならない。当然そんな部屋だから『私生活』なんてモンは無い。だから比較的開いてる女子寮に部屋を持っていると言う訳だ。
うん、我ながら訳が分からん。
「と言う訳なの……迷惑かけてゴメン……」
「お、おう……まあ、ヴィランに拉致されたからな詭弁は……仕方ない、のか?」
「っていうか、寝る時は女子寮2階から男子寮4階まで移動するのか……大変だなお前」
「就寝時間から起床時間、就寝時の体温、レム・ノンレム睡眠時間の測定、寝がえりの回数、呼吸量まで完全監視されてるんだぜ?これは完全に安心しますわ(白目)」
「……そうか、お前も大変だな」
「でも堂々と女子棟に行けるんだろ!?羨ましい……!」
「ブレねえな峰田ほんと」
別に女子棟と男子棟の行き来はされてないんだがな。
女子達の反応も、『まあ詭弁なら良いか』と中々。これが日頃の行いって奴か。
そうして各自自分の部屋に届いた荷物の整理を始める事になった。
俺等の雄英生活はまだまだ始まったばかりだ!!
相澤先生は詭弁母によって『不幸な目』に合わされましたが元気です。
ご愛読ありがとうございました!!名は体を表す先生の今回作にご期待ください!!!
もうちっとだけ続くんじゃ。
まあぶっちゃけ、オリキャラ(詭弁くん)の成長とか本編として書きたいことはわりかし書き終わったので後はもう延々日常回(セクハラ有り)と原作沿い(セクハラ有り)とダークネス展開を好きに書くだけになったぜ。やったね。
はい、そんな訳でアンケートにぜひご協力ください。
思いつきで書き進めてますので更新速度にはどれも期待しないように。
『原作沿い』
作者の手元に原作が無いのに原作沿いとな?
『オリジナル展開』
原作何それ状態でヴィラン連合と戦ったりとか……かな?
『個別キャラエンド』
別名未来ルート。原作沿いとオリジナル展開を足して混ぜてなんやかんや。
『日常回』
誰ともくっ付かず、色んなキャラ(男女問わず)にセクハラしまくる。第1、2話みたいな感じの話。
『ダークネス展開』
うぇるかむR-18ルート。基本NLだけど気分次第でBL、TSも書こうかな……なルート。当然コッチの更新は止まり、ダークネスの方が進む。
アンケートはあくまでも参考程度ですので深く考えず投票お願いします。前のミルコアンケートの二の舞は嫌じゃ……。
今後の希望展開を参考までにどうぞ。大前提として色んなキャラにセクハラは続けます。
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もっと原作沿いを
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オリジナル展開で
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個別キャラエンド
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延々日常回書いて
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ダークネスはよ!