詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん!   作:名は体を表す

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ゴールデンウィークをずっと家で過ごしておきながら小説を書き進められない作者が居るらしいですよ。

身体女の精神男がつよつよオスによってメス堕ちする展開すこ。
話の整合性とか流れとかの文句は一切受け付けません。

そうです。いわゆるIFストーリーって奴です。


TSしたカッちゃんをメスに堕とそうとする話

「大変だ!爆豪の奴がヴィランの個性によって女になった!」

 

「はははえいちゃん、そんな馬鹿な事があるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

 

「黙れやクソ口!!」

 

「えっ、おま……えっ?なんでお前……モモちゃんよりおっぱい大きいん……?」

 

「オレが知るか!!!」

 

「つーかお前……今の身長目測で160cmくらいか……?えっ、ちっちゃくて可愛いかよ」

 

「黙れやその口閉じろ!!!!」

 

「みっちー、キレデレ巨乳幼馴染……有りか、無しか!?」

 

「有りよりの有り」

 

「だとよ良かったないずくちゃん!幼馴染が性転換したよ!」

 

「ええ!?なんで僕に振るの!?」

 

「死ねやクソ口!!クソデクぁ!!!」

 

「ばっ!?おま個性使うの反則ゥ!!」

 

 

 そんなこんなで約一週間。カッちゃんの性別は未だに女のままだった。

 

「爆豪さん!女性用の服を買いに行きますわよ!!」

 

「あ”あ”ッ!!!?ンでオレが女モンの服着なきゃならねえんだボケ!!!!」

 

 ここはハイツアライアンスの談話室。今日は休日で、偶々皆インターンとかが無いのかほぼ全員揃ってダラダラしていた所に、モモちゃんの鋭い声が刺さる。

 

「爆豪、悪い事は言わねえ……女物はともかく、新しい服買って来い。お前の今の服、全部胸元がだな……」

 

 えいちゃんも苦言を呈する程の悲惨さと言わせてもらおう。みっちーなら『それも良し!』と言うが、今のカッちゃんはモモちゃんよりおっぱいがデカい。推定Hカップだ。高校生の大きさじゃねえよ……。

 男だった時から着続けている部屋着及び制服がもう可哀想な事になっている。ぱっつんぱっつんのぴっちぴっちだ。制服のボタンとか気を抜けば飛んで行ってるの知ってるんだからな?制服もそうだが、今の部屋着は黒のタンクトップである。男物だから……その、大変目の保養に成ります。

 しかもカッちゃんってば男の感性持ったままだから()()()()()()に非常に鈍感なのだ。これはもう歩くズリネタ提供器と言っても過言ではない」

 

「全部口から漏れてンぞクソ口!!!!」

 

「うるせえお前エロ本から飛び出て来たみたいな恰好しやがって!下着何も着けてないのまるわかりだからなこの痴女!」

 

「オレは男だボケがァ!!!」

 

「冗談はクラス一デカい胸もいでから言ってくれません?腕振り回すたび揺れまくってそれはもう大変ありがとうございます」

 

 両手を合わせて一礼。

 

「拝んじゃったよ」

 

「と・に・か・く!!爆豪さんは今は女性の身体なのですから!女性らしさを身に着けていただかないと困りますわ!!!」

 

「黙れやポニーテール!!女モンの服なんか着るかボケ!!!」

 

「爆豪、つってもさー……いつまでも男物ばっか着る訳にはいかないじゃん?」

 

「引っ込んでろクソ耳!!」

 

 そうだぞカッちゃん。ジロちゃんの言う通り、身体は女の子なんだから女物の服を着ないと色々不都合あるぞ?ジロちゃんとは違”っ”!!?

 

「詭弁が死んだ!?」

 

「大丈夫か!!?傷は浅いぞ!!」

 

「(どーせウチは胸の大きさは男並だよ……クソが)」

 

「と”っ……とにかくカッちゃんには一度『女子の気持ち』を知ってもらうべきではないでしょうかと提案……」

 

「ケロッ。確かにそうね……このままじゃ爆豪ちゃんも皆にも良くないわ。爆豪ちゃん、なにも身も心も女の子になれって言ってるんじゃないのよ?でも今は女の子なんだから、せめて勉強しないと不幸な結果を生むわ」

 

「黙れや蛙!!オレはトップヒーローになンだよ!!女になりたいワケじゃねえ!!」

 

「んぅ~、この強情さよ。よし、ここは一度攻める方向性を変えよう。いずくちゃん、最近のカッちゃんの動きについて気が付いたことある?」

 

「えっ、動き?えー……あっ!そう言えばかっちゃんの戦闘訓練の動きがどこかしなやかになった気がする!あっ、でも前みたいにパワーのある動き方も出来るし、必要な時により軽くしなやかになったというべきかな……?」

 

「ほう、つまり()()()()()()()()強くなっていると?」

 

「ッ!!?」

 

 カッちゃんが分かりやすく反応する。

 

「へー、ただデカいおっぱいついただけじゃなかったのか」

 

「むしろそのデカいおっぱいで動きが鈍くなりそうなもんだけどな」

 

「それセクハラよ?」

 

「お前等ちょっと黙れ」

 

 でんちゃん、はんちゃんが好き勝手言うのに対し、つーちゃんがツッコむ。

 

「カッちゃん、こう考えるんだ。男の時のパワーはそのまま、より軽やかに、よりしなやかに強くなると。そして強くなる為には自分をより深く知らなければならない。それは分かるよな?」

 

「……チッ!」

 

 もの凄い目つきで舌打ちされる……が、何も言わないので言葉を続ける。

 

「自分を知ると言う事は、色々試すのもそうだが一番手っ取り早いのは周りの目を意識する事だ。カッちゃんってちっちゃい頃から天才肌だったんだろ?んなら自分がどういう風に見られているかなんて()()()()()()()()()()()だ。今は急に女の身体になって戸惑ってるんだろうが、カッちゃんはカッちゃんだろ?中身は一緒だ、なら今の身体で出来ない訳が無い。違うか?」

 

「…………チッ!」

 

 ダンッ、と床を蹴り立って階段を上っていき、あっという間にサイフと外着を着て俺の襟首を引っ掴みながら外に出ていく。

 

「カッちゃん。会話しよ?せめて『服買いに行くぞクソ口!』ぐらい言お?」

 

「黙ってろボケが!ちんたらしてたら他の女共が付いてくんだろうが!」

 

「『服買いに行くけど女の子と一緒に買いに行くのははずかちい☆』って事だな」

 

「ブッ殺すぞ!!!」

 

 そのままカッちゃんに引きずられながらグループLINEで皆に『カッちゃんとデート行ってくる(*´ε`*)ミ♥』と送る。当然カッちゃんのスマホにも通知が来て、カッちゃんがその内容を確認した直後にぶん殴られた。

 

 

 

 その後もの凄い勢いで吹き飛んで行くハイツアライアンス入り口の扉と、同じくらい凄い勢いですっ飛んでくるモモちゃんから一緒に逃げた。とても怖かったです(小並間)

 

 

 ◆

 

 

 さて、買い物と言えば無難にショッピングモール。俺、覚えてる。

 

「世の中の服は別に『男物』『女物』とくっきりはっきり分かれている訳じゃない。異形系用の服があるように、そういった性の悩みを持つ男女用の服もある。……まあ、カッちゃんみたいに後天的に性別が変わったってのはレアケースだろうけど。それでも無いことは無い」

 

「ンな御託はいらねえんだよ。とっとと新しい服決めろボケ」

 

「こういうのは直感だよ直感。俺からはこれどう?みたいな事を言ったりするけど、決めるのはカッちゃんだよ。それにサイズ合うかどうかとか分からんし」

 

「チッ、めんどくせぇ……テメェがいい感じに決めろ」

 

「話聞いてた!?サイズ合うかは分からんって言ったじゃん!」

 

「測れや!オレは測り方なんて知らねえよ!」

 

 えっ、それはなんですかね。ボディータッチOKのサイン?いいの?俺元男とか関係なくイケるよ?

 

「じゃあ遠慮なくハグ」

 

「遠慮しろやクソホモ野郎!!!!」

 

「今のカッちゃんはどう見ても女の子なのでセーフですぅ”っ”!!」

 

 鳩尾にいい拳が入った。コレが世界レベルか……!

 ハグしながら膝を突いた事で必然的に俺の顔の位置にカッちゃんのおっぱいが来るわけよ。良いにおいする訳よ。これで元男?うせやろ。

 

「よし、とりあえずサイズは大体測れた」

 

「今のでマジで測れたのかよ……」

 

 触れば大体分かるとは職人の言葉。少なくともモモちゃんをずっと触ってきた上、モモちゃんの着ている服のサイズも完璧に把握している俺にとって『モモちゃん基準で大きい・小さい』判別が出来る。だからハグすれば正確なスリーサイズは分からなくても大体の服のサイズは分かると言う訳よ。

 

「ってなわけでカッちゃんはコレ試着してみ?」

 

 本当に入るのかコレ?って目をしながら更衣室に入っていくカッちゃん。こういう、時々素直になるのホント可愛いから止めてほしい。ちゅき♥

 そうして試着し終えたカッちゃんがカーテンを開けて服を見せる。うん、サイズはぴったりですね。

 

「……どうかよ」

 

「どうもこうも、単にサイズ確認用に適当に持ってきた奴だし」

 

「チッ!」

 

 えっ、何でご機嫌斜め?爆豪だけにおっぱい爆乳ですねΣb!とでも言えば良かった?ねえ?

 

「うっせぇ!テメェはとっとと次の服持ってこいやボケが!!」

 

 あらぁ~女の子の自覚出てきました~?

 と口に出せば爆殺されるのは目に見えているのでとっとと新しい服を持ってくる。ささっと色んなタイプの服を渡していく。

 

「どうだ」

 

「ひゅー、ロックとエレガントが両立してやがる!」

 

 黒を基調に、大きな髑髏シャツにレザージャケットがカッちゃんのイメージを体現している。『近づくと殺す!』的なかんじ。それでいて下のタイトなジーンズがとってもえっち。

 

「ただやっぱおっぱいデカいから絵柄モノは伸びるな、横に」

 

 そりゃもう爆発的な大きさで。カッちゃんの器は爆発的みみっちさなのに。服の下から突き上げる双球が『ジェンダーレス?なにそれ?』的に大主張。えっち。

 まあ絵柄モノはそれこそ異形型個性の人用に即座に改造できるから良いと言えば良いんだが。カッちゃんのおっぱいは異形型個性。

 

「気に入った?」

 

「あぁ?……フン、まぁまぁだな」

 

「じゃあそれ買いね。他にも色々合わせてこーね!」

 

「あ”!?一つ買えば終わりだろ!!」

 

「おいおい、馬鹿言っちゃいけねぇよ。女の子はお洒落さんだぞ?外行きの服は最低でもアウターインナー10着ずつは用意して、しかも様々に組み合わせてから外に出るんだ。一個買って終了なんてナイナイ」(※個人的な意見です)

 

 女ってクソめんどくせぇ……といった顔をしながら、じゃあ次寄越せと手を差し出してくるカッちゃん好きよ。

 そして次は赤を基調に爆発的派手派手しさで攻める。爆炎のような、赤と黄色柄のシャツに黒と赤のボレロを腰で結んだ。

 

「カッコいいやんけ」

 

「当たり前だボケ」

 

 ドヤァ……と笑うカッちゃんはやっぱ顔はイケメンなのよね。どんな表情もイケてるとかずるいわぁ……。

 更に次、白と青のボーダーシャツにオーバーオールのシンプルな組み合わせ。カッちゃんのスタイルの良さがとてもよくえっちなエッチさで大変えっち。

 

「これも買いだな」

 

「チッ、荷物増えすぎだろ……」

 

 そして最後にフリフリの赤と黒のワンピースを着て貰って、持ってきたものは終了。

 

「ってどう見ても女モノじゃねえかクソ口ィ!!!!」

 

「ちょー似合ってる」

 

 カッちゃんのスタイルがばつ牛ンなのでエロさ全面広告だが、()()が良い顔立ちなので何処のお嬢様だと言わんばかりに似合っている。やっぱ顔が良いと何着ても良いんですねぇ。中身男だけど。

 

「ふざけんなボケが!!!ブッ殺す!!」

 

「店員サーン!お会計お願いしまーす」

 

「聞けやァ!!!」

 

「じゃあこうしようカッちゃん。今日1日()()着てたら今日の会計全部俺が持つよ」

 

「ふざけんな!誰が!!」

 

 

「総額○○万円になりま~す!」

 

「……」

 

「どうする?自腹で買う?諦める?」

 

「……奢らせてやるよボケェ!!!」

 

「素直じゃないんだからもー。カード一括で」

 

 

 

 

 

「あっ、いけねぇいけねぇ。カッちゃんの新しい下着買い忘れたわwwwww」

 

「クソがぁ!!!」

 

 

 

 ◆

 

 

 

 カッちゃんの新しい下着を一通り買って(当然俺が選んだ)、ショッピングモール内を適度にブラついている。

 

「あっ、そう言えば新しい靴がそろそろ欲しかったんだよね。買いに行こうぜ」

 

「あぁ?……ッチ、好きにしろ」

 

「よし、じゃあ行こう行こう」

 

「自然に手を繋いでくんじゃねえよボケ!!!」

 

「奢り」

 

「ッ!……クソがぁ!」

 

 カッちゃんはとてもみみっちいので、こういう()()はきっちり返してくれる。ふっ、中身アレだけど外側がカワイイので許せるぜ……。

 

「じゃあ俺に似合いそうなの選んで選んで!」

 

「あぁ!?……ッチ!これとかどうだ!?」

 

「カッちゃんはそういうのが好きなんだね!じゃぁカッちゃんが好きな靴を履くね!」

 

「ンでふざけた言い方すんだカス!!!」

 

 鋭い目付きで睨んでくるが、実は満更でもないのは分かりきってるのだよハハハ。

 うん、外で個性使うのはね、ダメだよ、カッちゃん。そのバチバチ火花出してる手を下ろそうか。

 

 そんな感じでカッちゃんと買い物してたらお昼時。モールのフードコートは、休日だからか結構混雑してる。

 

「カッちゃんが変なやつにナンパされても困るし、外に行こうか」

 

「ナンパされねえわ!ふざけんな!」

 

 いやお前、道行く人々が振り返りまくってるの気づいてた?10人中8人振り返る美少女よ君。おっぱいデカいから。

 おっぱいってスゲーよな。どんなに性格クソでもおっぱいデカいだけで許せるもん。そんな事を考えながらショッピングモールを出て、近くのモコイチに行く。

 

「1辛、温玉手仕込みチキントッピング」

 

「5辛、パリチキトッピング」

 

「ご、5辛!?マジかカッちゃん!」

 

「あ"あ"!?別に良いだろボケ!!」

 

「いや、良いけど……5辛かぁ……」

 

 カレーは中辛派の俺にとって、5辛なんて未知の世界である。強い……。

 

「カッちゃん、服汚しちゃうから女の子らしく上品に食べてね!」

 

「カレーぐらい好きに食わせろ!」

 

「でもカレーの汚れって中々落ちないぜ?汚しちゃったらどうする?それ一着でモコイチトッピング全部のせ出来るぜ?」

 

「ンでんな高いモン買ったァ!!?」

 

「可愛い子に良い服を買うのはモテる男の義務で、そんな可愛い子を横に歩かせるのは特権だからだよ」

 

「わかった、テメェそんなにオレを怒らせたいんだな……?」

 

「そして可愛い子は良い服を買って貰うのが特権だけど、良い服を着こなすのが義務だからね」

 

「ふざけんなボケが!!こんな服要るか!!」

 

「良いの?今日買ったモノ全部でいくらだったかな?」

 

「ッ!!……ッソがっ!!!」

 

 やばい、楽しい。カッちゃんをいじくり回すのが楽しすぎる。周りの男共の憎々しげな視線なんて気にならないくらい楽しい。カッちゃん百面相を楽しんでるとカレーが出来上がった。

 いただきまーす。

 

 普通に食べてたが、ふとカッちゃんを見るとなるべく上品に食べようとする努力は見れた。そういうところ好き。

 

「カッちゃん、チキンカツ一切れあげる」

 

「あぁ?……フン、貰うわ」

 

「んで5辛一口ちょうだい」

 

「あっ!テメッ!」

 

 ぱくっと一口。あー、うん、なるほどね。これが5辛の味”っ!?

 

「あ”っ!?痛い!コレ辛いと言うより口が痛い!」

 

「馬鹿が!辛いのに慣れてねえのにいきなり5辛食ったらそうなるだろうが!」

 

「1辛イケるから一口くらい5辛イケるとおもーじゃん!水!水!」

 

「だァー!ちょっと待て……おいテメェそれオレの水だボケェ!!」

 

 いいだろ別に水の一つくらい。と自分のコップとカッちゃんのコップの水を飲み干す。

 

「ばっ……おま……」

 

「んぃ……口がビリビリする……ん、どしたんそんな面白い顔して」

 

「ッ……死ねボケ!!」

 

 カッちゃんから肩パンを食らった。結構痛いのだが。

 

「……んぅ、まさかと思うけど間接キス気にしてる?」

 

「黙れクソ口!!」 

 

 そ、そうか。カッちゃんも意外と子供っぽいところがあるんだなぁ…………いや、よく考えたらカッちゃん前から子供っぽいところだらけだったわ。

 口直しの福神漬けを齧りつつ、5辛のカレーをガツガツ食べるカッちゃんの顔を見る。鋭い三白眼に澄んだ赤い瞳が綺麗だ。あー、そういえばモモちゃんも食べる時はがっつり食べるよなぁ。そうか、俺はよく食べる女の子が好きなのかもしれん。

 じっと見てる視線に気付いたのか、ピクッと反応して俺の視線に合わせるカッちゃん。

 

「なにジロジロ見てんだボケ」

 

「カッちゃん可愛いなぁって思ってた」

 

「あ”?」

 

「んぃ、別に男の時のカッちゃんが嫌いって訳じゃないよ。男の時はカッちゃんは強くて、貪欲で、んでも何処か優しさが透けて見える。ダークヒーロー感って言うのかね?そーいうの、なんかカッコいいよねぇ……」

 

 俺には、持ってないモノだから。

 

「……」

 

「いつ身体が元に戻るんか分かんないけどさ、今くらい女の子満喫しても良いんじゃないかね。こんな機会、そうそう有るもんじゃないだろうしさ」

 

「チッ、何言うかと思えばただの説教か?」

 

「説教って言うか、ただの嫉みかなぁ……」

 

 カッちゃんは俺に無いものを沢山持ってる。勘、反射神経、筋力、個性。全てが噛み合って、天性の戦闘センスを発揮している。しかも最近では周りを使()()事を覚えた。本当にストイックだ。

 だから、眩しい。だから、()()()。ずっと女の子だったら、こうして気兼ねなくちょっかい出せるんだけどなぁ……。

 

「……ハッ馬鹿が!オレがプロヒーローになった時、テメェがサイドキックにいりゃぁ全部解決だボケが」

 

「わぉ」

 

 そうしてニヤリと笑うカッちゃん。なんでこう……ヒーロー目指す女子は獰猛な笑い顔が似合うのかね。あっ、カッちゃんは元々獰猛な笑い顔が似合うわ。

 

「オレは色々できるテメェを()()してんだボケ。オレが前で戦って、テメェが後ろで援護する。プロになったらテメェを雇用してやるよ、覚悟しとけ()()

 

 女の子になっても……いや、むしろ女の子になってイケメン力増してない?大丈夫?結婚する?

 

「するかカスッ!!ッチ!クソ無駄な話してたらカレー冷めちまっただろうが!テメェもさっさと……」

 

「じゃあ先会計してるから」

 

「ンでテメェ先に食いおわってんだボケェ!!?」

 

 はー……本当にさぁ……今のは結構キたわぁ。顔赤くなってない?

 そうして会計を終えて待ってると、案外すぐにカッちゃんが追いついた。

 

「カッちゃん、目的の服はとりあえず買ったけど……カラオケ行く?」

 

「あ?上等だ、歌い殺してやるよ!」

 

 ちなみにカラオケではマウント取り続けた(点数的な意味で)結果、その後のゲーセンでボコボコにぶちのめされた(音ゲーの成績的な意味で)。

 

 

 

 

 

 カッちゃんとはしゃぎ回って(デートして)いた光景は、なんと全裸でずっとコソコソついてきていたとーちゃん(葉隠透)によって撮影・実況されていてA組全員が知る所となっていた。

 そんな事に気が付いたのは、ハイツアライアンスに戻って戦利品(服・クレーンゲームの景品)をカッちゃんの部屋で開封してた最中に部屋に突撃してきたモモちゃんに拘束され拉致されてからだった。

 

「も、モモちゃん……あの、俺はこれからどうなるのでせうか……?」

 

「身体は女性とはいえ、精神は男性の方にまで手を出してしまう詭弁さんを()()()()()にはどうすればよいか、私……考えました」

 

「モモちゃん、一回話し合おうよ。ね?ね?」

 

「ええ、そうですわね詭弁さん。私達、一回()()()()()話し合うべきだと思いますわ?」

 

「モモちゃん!?いやっ、待って!も、モモちゃん!!モモちゃんさん!!いやあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

 

 




投稿ギリギリまで悩みましたが、一応ダイレクトエロ要素は無いので本編側に投稿しようそうしよう。最初はTSカッちゃんでエロ書こうと思ったんだけどね?カッちゃんの精神力マジカッちゃんだったからね?頑張ってホテルまで行こうとしたけどカッちゃんがカッちゃんだったから諦めました。

あっ……コレTSタグ追加しなきゃだめ……?いや、面倒だから追加しなくても良いか……いや、でも追加しなきゃ駄目かな……でもこの一話だけだしな……
ー追記:一部だけでも必須らしいのでタグ追加しました。それに伴い変なタグも追加。面倒な仕様だ……ちぇっ。


ヒロアカでTSして一番えっちなのはかっちゃん。異論は認める。だからTSかっちゃん小説更新はよ!はよぉ!!!!!!!
ちなみに詭弁くんがTSしたら、身長175cm、AAカップの超スレンダーモデル体型。女子高の女帝(御姉様)と呼ばれ、ノンケでも構わないガチレズかバイになるんじゃないんですかね?


Q.結婚相手に望むモノは?

クズ「んぅー……やっぱり料理が上手な事かなぁ?」
緑髪(かっちゃんだ……)
クズ「あとやっぱりヒーロー目指してる様な『強い』子がいいかな?」
緑髪(かっちゃんだ……!)
クズ「それと時々イケメンムーブしてくれるような子なら言う事無しかな!」
緑髪(かっちゃんだ!)

Q.おっぱいは?

クズ「有るに越したことは無いけどさぁ……まあ、おっぱいだけが魅力じゃないし」
緑髪(かっちゃんだ!!)

Q.性格は?

クズ「やっぱり細かい所にも気がついてくれる繊細な心の人とかが素敵かなぁ」
緑髪(かっちゃんだ!!!)

特に深い意味は無いのですが、直感で選んでください。深い意味は無いです、本当に。

  • ヤオヨロちゃん
  • A組女子
  • B組女子も
  • サポート科、教師、プロ、ヴィラン、全員!
  • ……男子も(TSするかは知らん)

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