詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん! 作:名は体を表す
脳まで脂肪が詰まった所為で更新速度激遅だけどゆるしてにゃん!!!
くくく……最近の楽しみはランキング確認して面白そうな小説を漁るだけだぜ……。
書けよというツッコミは聞きません。
今回は文化祭でやる事を決める所から。
文化祭。今年は例年に比べて規模が非常に小さくなって開催される事が決まった。まあ文化祭はサポート科や経営科がメインだし、
そう言う訳でヒーロー科は文化祭において脇役になる訳だが……脇役にも脇役なりに文化祭を本気で盛り上げる義務がある。
「……と言う訳で、学校全体を盛り上げるには水着喫茶がベストだと思いますッ!!!」
「峰田並に下心全開じゃねえか」
「バカめ!メイド喫茶なんぞより遥かに盛り上がる事間違いなしだぞ!ありきたりでチープなアイデアなんて置いておいて『Plus Ultra!!』しようぜ!!!」
「校則をこんな所で使うんじゃない!」
「じゃあ皆に聞きますが!?水着喫茶が良いと思う人挙手ッ!!おら男子共っ!女子達の水着姿が見たいかー!!」
教室を振り返って挙手を募る。俺と同じように手を突き挙げている男子は
「お前らそれでも男か!?見たくないのか女子達のスケベボディを!?」
「詭弁、お前一回死んでおけ」
「ジロちゃんには是非ともスリングショットを着てもらいたいのですが!!」
「誰が着るか馬鹿!!!」
俺がジロちゃんに殴られている間、黒板の前に立っているモモちゃんが
「スリングショット……とは何でしょうか?」
「むう、すまないがオレにも分からない」
「スリングショットってのは紐みたいな水着でな、ほら、オイラのスマホの……この写真みたいなヤツだ」
「…………っ!!!?は、は、破廉恥ですわ!!!」
みっちーがモモちゃんにスマホの写真を見せて引っ叩かれている。
おかしいな、スリングショット(水着)って一般知識ではないのか?チラッと周りの顔を確認してみるも、なんとなく『何それ?』みたいな顔してる奴等が多数派……あれ?
「逆にジロちゃんはスリングショットを知っていた……?」
「っ!!!」
心臓にジロちゃんの
そうして俺が瀕死になっている間になんやかんやあってバンドをやる事になった。ねえ、君達俺が瀕死になってる横で何普通に会議してるの?泣くよ?
◆
「で、俺がボーカル……?」
放課後、寮の共用スペースでダラダラしていると隣にジロちゃんが座ってきて俺にボーカルを任命してきた。
「そーそー。何だかんだ言ってアンタがA組の中で一番歌上手いじゃん?」
「んぅー……」
「ん、嫌だった?」
「嫌と言うか……俺が歌うのマズくないかなーって思った」
「なんで?」
「そりゃー―――」
俺が歌えば、まあ盛り上がるだろう。ただそれは俺の『個性』によって引き起こされた
「―――という感じで演出で個性使うのならともかく歌に個性使うのは卑怯臭いし、仮に個性使わなくて盛り上がっても後からイチャモンつけられても嫌じゃない?」
「んーまあ、確かに……でも気にし過ぎじゃない?それに他に誰がボーカルやるのよ」
「ジロちゃんがやればいいのでは?」
「う、ウチ!?なんで!?」
「なんでって、他に適任居なくね?」
男子勢でボーカルやれるほどの喉を持ってるのは……居ねえな。女子達も同じような感じだし。
「でも芦戸とか……」
「みっちゃんはダンスの指導で忙しいっしょ」
「や、ヤオモモは……」
「モモちゃんもジロちゃん推すと思うんだけど」
「ば、爆豪……」
「カッちゃんがやると思うかね?」
ジロちゃんはいや……とか、でも……とかウジウジしているので強制的に俺の膝の上に寝かせる。
「ちょっ!?いきなりなにすんの!!」
「はーいステイステイ。ジロちゃんさ、なんか小難しい事考えてるな?」
「はあ?」
ジロちゃんの頭を撫でる。
「ふふふ。これは内緒なんだが、実は俺には相手の頭を撫でれば相手の思考を読める超能力を持っているんだぜ?……ほら、今『嘘つけ』って思っただろ?」
「……」
めっちゃジト目で睨まれる。うん、まあ半分嘘なんだけど。残りの半分は……観察眼、かな。
「ジロちゃんさ、趣味にする程音楽好きなんでしょ?何も悪い事じゃないじゃん」
「……」
「ふむふむ……『音楽が好きだけどヒーロー活動とあんま関わらないから続けるのに悩んでいる』と」
「っ!?な―――」
何かを叫ぼうとしたジロちゃんの口に人差し指を添える。
「今おしゃべりは無粋だぜジロちゃん。言葉は想いを伝える基本だが、言葉だけじゃ想いを伝えきれない時もある。……なあジロちゃん。『音楽』って言葉は『音』で『楽しむ』って書くだろ?楽しいと人は自然と笑顔になるモンだ。そしてヒーローの仕事は『皆を笑顔にする事』『皆の笑顔を守る事』だ。なら音楽で人を笑顔にさせるヒーローが居ても良いだろ?」
「……」
「『簡単に言うな』って?んまぁ確かに
ジロちゃんのサラサラ髪を優しく撫でながら笑いかける。……何故かジロちゃんに顔を殴られた。普段の爆音ビートツッコミに比べたら指先で突っつかれた程度の力加減だが。
「なに適当な事言ってんのよ、馬鹿」
「酷いわー、ジロちゃんマジ酷いわー」
「うるさい。……まあ、ウチがボーカルやれば良いんでしょ?ただし詭弁にもサブボーカルやってもらうからね」
「えー」
「『えー』じゃない!人にやらせておいて自分は高みの見物とか許さないし!」
まあ、ジロちゃんがメインで歌うんなら良いか。
俺が歌う事で起きる下らない『やっかみ』には、俺が対応すればいい。
* * * * *
A組女子棟 八百万部屋
「――って感じでウチと詭弁が歌うことになったんだよね」
「……そう、ですか」
「……?どうしたのヤオモモ。なんか顔色悪いけど」
「いえ……大したことでは……」
「……思いっきり顔に『大したこと』って書いてるけど?」
「う……やはり隠し事は出来ませんわね……」
「やっぱ詭弁の事?」
「ええ……正確には、『詭弁さんが公の場で歌う事』なのですが―――」
―――それは中学生の頃の話。学校で行われたクラス対抗の音楽祭で、当時から歌が上手だった詭弁は歌唱パートを一人で任される程にクラスから信頼されていた。そしてその信頼に応える様にしっかりと歌いきり、詭弁のクラスは音楽祭で最優秀賞を獲得した。
「……なんも悪い事無いじゃん」
「ええ、話が
勿論、詭弁は不正をしていない。個性を使わず、自身の歌唱力とクラス皆の努力によって最優秀賞を獲得したのは間違いない。しかし、騒ぐ相手にとって『そんな事』はどうでも良いのだ。
「『不正をしていないというのなら証拠を出せ』。悪魔の証明ですわ。そうした騒ぎは、得てして声の大きい側の主張が通りやすい……たとえそれが道理に反することでも。その方々の所為で最優秀賞は取り下げられ、音楽祭の思い出は苦いモノに変わりましたわ」
「……まあ、詭弁はあんなんだから敵も多そうだしね」
「ですから、今回の文化祭ももしかしたら……そうなってしまうのではないか、と……」
「……あー」
耳郎は頭を掻く。
「そんな気にしなくて大丈夫よ」
「……何故、言いきれるのですか?」
「そんなの決まってるじゃん。ウチら
「耳郎さん……そうですわね!『騒ぐ馬鹿』は皆
なんかお嬢様が言ってはいけない事を続けて言っている気がしたがプリプリしているヤオモモがかぁいいのでどうでも良くなった耳郎であった。
「それと自己評価が低い耳郎さんから『全員で最高の文化祭にする』なんて聞けるとは思ってませんでしたわ……!やはり詭弁さんに任せて正解でした!」
「まってヤオモモ。ウチの事なんだと思ってんの?」
「勿論、素晴らしい学友でありプロヒーローを目指すライバルですわ!」
「あ、うん……(なんか照れるな……)」
「あ、それと一つよろしいですか?」
「んぅ?何?」
「詭弁さんからどのような
「黙秘権を行使します」
後日詭弁が折檻を受けたのはまた別の話。
クズ「ちなみに音楽祭の話には更に続きがあって、俺の父さんが『騒ぐ馬鹿達』を片っ端から訴えていき、更にその『馬鹿達』が全員何かしらの
正妻「最終的には様々な事情で、皆さん登校することすら難しい程になってしまったのは草も生えませんわ」
クズ「誰だモモちゃんに『草も生えない』なんて言い回し教えたヤツ」
モモちゃん的に友達が良い方向に成長したのはオッケーだがソレはソレの精神。女の子膝枕して頭ナデナデしたいなー俺もなー。
ところでウチのかっちゃんTSしてるんですけど……もしかしてドラム叩いてるときおっぱい凄い揺れない?(謎着眼点)
特に深い意味は無いのですが、直感で選んでください。深い意味は無いです、本当に。
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ヤオヨロちゃん
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A組女子
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B組女子も
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サポート科、教師、プロ、ヴィラン、全員!
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……男子も(TSするかは知らん)