詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん!   作:名は体を表す

5 / 46
なぁんで赤評価だったのに色違ってるのぉ!!!
はーつっかえ、投稿やめるわ(作者の屑)


祭りですよ!ヤオヨロちゃん!

 

 体育祭が迫った日の放課後の教室での事。

 

「ンっというわけで体育祭、やるぞー!」

 

「おぉーっ!!」

 

 俺の掛け声に返してくれたのは麗日お茶子ちゃん、通称ちゃこちゃんのみだった。

 ぐん!と拳を握って空につき出すちゃこちゃん可愛い。

 

「なんかキャラ変わったわねお茶子ちゃん」

 

「て言うか、詭弁ってそんな祭大好きキャラだっけ?」

 

「ご褒美目当てだばかやろう!」

 

「はぁ?」

 

 

~回想~

 

「詭弁さん!雄英体育祭と言えばプロヒーローも見る最高のアピールの場ですわ!」

 

「あー……みたいねー……」

 

「だというのに何ですかそのやる気の無さは!!」

 

「いやいや。ヤオヨロちゃんや、この前ヴィランに襲撃されたばかりやないか。それを撃退したA組……それだけで話題性は十分じゃない?」

 

「プロの方々に実際の実力を見て貰える機会ですのに!」

 

「やー、そういうけどもさー。俺としてはヤオヨロちゃんのサイドキック目標にしてるわけで、それ以外の所とかわりとどうでもいいのよねえ」

 

「そ、それは嬉しいですが……それでも選択肢は多いに越したことはないですわ!プロヒーローの指名が、将来何かしらの役に立つ時が来るはずです!」

 

「まぁ、ヤオヨロちゃんの言いたいことも分かるけどもさ。んー……じゃ、こうしよう。体育祭の順位がヤオヨロちゃんよりも高かったら何か一つご褒美ってのは?」

 

「なっ……またそんな即物的な……」

 

「んで、ヤオヨロちゃんの方が高かったら俺から何でも一つご褒美を」

 

「やりますわ!」プリプリ

 

「(急にプリプリし出すヤオヨロちゃん可愛い)おーし、じゃー俺の方が順位高かったらヤオヨロちゃんとおせっせってので良い?」

 

「お、おせっせ……?」

 

「ちょっとした(火)遊びと言うか(大人の)こむにけーしょんだよ!それで良い!?良いよね!?」

 

「わ、分かりましたわ……!では、私が勝ったら……その……名前で呼んで下さい……」

 

「歴史的可愛いかよ」ガバッ

 

「えっ、ひゃあっ!!?」

 

「はぁぁぁぁ!もっと欲張れよ!愛しさの権化か貴様ぁ!今日からお前は詭弁姓だこのやろー!」

 

「あっ、ちょっと!?き、詭弁さん!?お、落ち着いて下さいまし!ひゃっ!?急に抱き締めるのは、あぁ……」

 

~回想終了~

 

 

「うん、俺あそこで手を出さなかったのは奇跡だね!」

 

「急に何言い出してんの?」

 

「いやあ、負けられない戦いがここにあるって思ってね」

 

「頭打ったのかテメエ」

 

「はっはっは、頭爆発してるカッちゃんに言われたくないわ」

 

「喧嘩売ってんのか殺すぞクソ口!!」

 

「はははこやつめ、選手宣誓の文言代わりに考えてやろーか?」

 

「要らんわボケクソ!!」

 

「語彙力64ビットかよ」

 

「どういう意味だあ"あ"あ"ん"!!?」

 

「かっちゃんがおちょくられてる……!」

 

 

「ヤオモモー、アレ止めなくて良いの?」

 

「私が詭弁さんのストッパー役になれると?」

 

「……ゴメン」

 

「つーか詭弁止められる奴とか居んの?」

 

 ガラッとA組のドアが開けられ、外から誰かが入ってくる。

 

「おーい詭弁!お前来るの遅いから呼びに来たよ!」

 

「んぉー悪い悪い、そこの口内ボンバーマンを弄るのが楽しくてな」

 

「ブッ殺す!!!」

 

「わー!かっちゃん教室で暴れんのは不味いよ!!」

 

「……な?」

 

「な、じゃねーよ!」

 

 鋭い手刀が詭弁の首に当たり、一撃で床に崩れ落ちる。

 

「じゃ、こいつ借りてくから」

 

 そしてそのまま引きずるようにして詭弁を連れていった女の子と、後に残されるA組の皆。

 

「……今の誰?」

 

「あー、確かB組の奴だった気がする」

 

「マジで!?可愛くね?LINEやってるかな?」

 

「……てか、何でB組が詭弁を連れていくんだよ」

 

「それは……個性関連か?」

 

「普通にB組に口説きに行ってたりして」

 

「コミュ力お化けイケメンめ……」

 

 

「な、なんか凄いことになってきたね。……ね、ヤオモモ……?」

 

「…………」

 

「……ヤオモモ?」

 

 

 

「私というものがありながらまた他の女性にまで手を出すのですね詭弁さんまあ詭弁さんは魅力的ですから誰もが放っておかないですし詭弁さんも拒絶をしませんから思わせ振りな態度をとりますがやはり一番である私を通すのがスジと言うものではありませんかこれではそのうち勘違いした可哀想な子が増えるだけですのにそんなこと許されませんねやはり詭弁さんには今一度分からせてあげなければなりませんね私だけが彼の本当の理解者ですし彼もそう望んでいますし近い内にじっくりとおはなししましょうその時は特別なお紅茶を用意しませんとうふふふふふふ」

 

 

 

「ぎゃー!?ヤオモモから闇が!闇が!?」

 

「あら芦戸さん?いかがなさいました?なんのおはなしでしたっけ?お紅茶のおはなしでしたっけ?」

 

「だれかー!?ちょ、助けてー!」

 

 あぁ体育祭が近いなぁ。と現実逃避をする耳郎響香だった。

 




明日朝早いのにまたこんなん書いて!おかーちゃん怒るよ!!


ヤオモモは中学生の時、自分の体から生み出した食物を詭弁に食わせた時に仄暗い悦びが背筋を走ったんだって。これ、内緒のはなしね。-ジロちゃん

詭弁くんは入試の縁からちょくちょくB組に顔を出してるみたい。そこでもわりとセクハラ言動を繰り返してるけどウケは良いらしいんだ。放課後一緒に個性アリの訓練をしてるそうだよ。-イズちゃん


評価、感想ありがとう!投稿続けるね!読者しゅきしゅき♥️(オクスリ摂取)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。