いやぁ、キャラがつかめないつかめない。
というわけで、大変遅れてしまいました!
駄文ですがどうぞ!
瀬良Side
のびをする。
羽を羽ばたかせ、俺は飛び立つ。
飛び立った先で旋回し、妖怪の山を一望する。
ここからでも博麗神社脇の幻想樹は見えるんだから、たいした物だろう。
「あー、やっぱここの眺めって最高だなぁ」
木の頂点にふわりと降り、そこからあたりを見渡す。
絶景なのだ。そもそも大きな山のそのまた大きい木の頂点なんだ。よく見えておかしくはない。
おかしくはない、といっても、視力にも関係はあるけれどね。
すると、後ろから声がした。
「瀬良さん―――!降りてきてくださいっ!」
「?なんすかね・・・」
文さんに呼ばれ、俺は降り立った。
そこには仁王立ちの体制をとっていた。
何をしているんだろう、この人は。
すると、文さんは俺の腕をつかんで、ずるずると引きずっていった。
あー、痛い。
ちぎれちゃうよー。
なんて、半ばどうでもいいことを考えていると、目の前に青少年が降ってきた。
「・・・はい?」
俺はつい驚きのあまり、青少年の前で立ち止まってしまった。
青少年の格好は學生が着るような服だった。
至って普通の少年だろう、と思うことにした。
青少年はしばらくの間動くことはなく、そのうえ、頭からは少々出血している様子だった。
これはやばいと、文さんに目配せする。
「・・・は、はい」
把握したらしい文さんが、青少年を抱え上げて、俺らが向かおうとしていた場所へ飛んでいった。
俺は、俺の部屋へ行くことにする。
☆ ☆ ☆
俺が部屋で休んでいると、文さんと青少年が訪ねてきた。
青少年は頭に包帯を巻いていて、怪我でもしたのか、と少々不安に思った。
うつぶせに倒れていたせいか、見えなかった部分が見えて、俺は思った。
少々からかいにくそうな子かな、と。
「・・・・・・あの」
彼はやっと言葉を紡ぎ出した。
ん?何だろう?
気まずそうに眉を寄せてから、彼は頭を下げた。
「・・・ありがとうございました」
「?・・・ああ、気にしないでいいっすよ。気にすることじゃないし」
おばちゃんがするような仕草で、軽めに言った。
それに安心したか、青少年は柔らかい表情で続けた。
「俺は鎌田カヲル。あんたは?」
「園瀬良。ま、気軽に話しかけて」
「あ、ああ、わかったぜ」
にっこりと笑った彼。
その笑みにつられて、俺も笑みを浮かべる。
『右目』は紙で隠れてると思うから・・・よし。
できるだけ口調に気をつけ、天魔として接する。
・・・だって、文さんの視線が怖いんだもの。
「ところで、どうしてここに?」
「それがわからないんだ。気がついたら浮遊感に襲われて、人が来て、地面にたたきつけられて・・・覚えてるのはそのくらいなんだ」
「それで、その包帯?」
「まあ、な」
文さんがため息をついた。
「軽く打ち付けた程度で済んでよかったです。怪我も、そこにあった石で軽く切っただけのようでした。すぐ目を覚ましましたから。ただ、私たちが通りかからなかったらどうなってたことか・・・」
「・・・確かに」
気がつかなければ、きっとそこらの妖怪においしく食べられていただろう。
さすがに客人を放っておくのはあれだな・・・。
「きみが元の世界に残ったとき、その傷が残っていたとなると困る人が居るかもしれないな・・・ちょっとこっち来てくれっす」
「?」
おとなしく近寄って来た彼の包帯を解く。
「・・・頭はまだ痛む?」
「え、・・・ああ」
「じゃあ・・・っと」
腰のポーチから種を一個取り出す。
それを手のひらで包み込んで、握りしめると、ぽぽぽっと芽が出る。
その芽からしたたり落ちたしずくを、カヲルの口を大きく開かせて、その中に落とす。
「・・・甘い」
「症状はどうだい?」
「あ、収まった・・・かも」
「まあ、これも気休めだ。また痛み出すかもだから、気をつけてね」
「わかったぜ」
頭を押さえながら、カヲルは笑った。
出血していた箇所も、かさぶたになったようだ。まあ、怪我の方に関しては心配なんかしてないけれどねぇ。
「よし、じゃあ次はきみを帰す方法を探そうか。まあ、もっとも、人捜しをするだけで済むんだけどね」
「人捜し・・・」
「じゃあ、そういうわけで、留守は任せたよ、文さん」
「えっ・・・わかりました」
むすっとした文さんが、そそくさと部屋から出て行った。
そしたら俺は、彼を連れて、博麗神社へと向かうことにした。
☆ ☆ ☆
降り立ったところは、静かだった。
楽しげな声も聞こえない。
「・・・霊夢さん?」
「あら、瀬良じゃない」
「どうしてお一人?」
「久遠はもう此所には居ないわよ?」
「まじか・・・おっと、紹介しとくっす。鎌田カヲルくん。さっき妖怪の山に降ってきた外来人っすよ。ほら、紫さん呼んで」
「まずうちに連れてくるのはやめなさい・・・ったく、紫ぃ?しかたないわね・・・今はあいつご機嫌斜めなのよねぇ・・・」
けだるげにそうつぶやいた霊夢さんは、札を一枚取り出して、それをノックした。
ぶぉっと展開したのはスキマで、中から九尾の女性が現れた。
「あら、何だ。藍のほうか」
「急に呼んでおいて、何だとはなんだ。まったく」
「え、え、お、おい瀬良」
「ん?なんすか、カヲルくん?」
「これってどういう状況なんだ?」
冷や汗を流し、カヲルは藍さんと霊夢さんの掛け合いを見ていた。
まあ、俺も聞きたい内容だけどねぇ。
「まあいい。今紫様からスキマを開いてもらってくる。少し待っててくれ、鎌田くん」
「はっはい!わかったぜ」
藍さんに話しかけられて、少しびくっとしてから慌ててそう返したカヲル。
彼女は笑ってからスキマの中にまた姿を隠す。
・・・静寂。
「・・・ねえ、あんた」
「?」
「鎌田、っていったわね」
「あ、ああ」
じとっとカヲルを見る目が厳しくなる。
何かしたのかな?なんて、彼がするわけ無いか、とその場に腰掛けた。
「・・・ほら」
手を差し出す。
彼は困っているわけではない。
なら、何故彼女は手を差し出したのか?
「お賽銭、払っていきなさい」
「えぇっ」
「あ・・・」
「瀬良もよ」
「ヤッパリデスカ」
「ええ」
にっこりと笑った彼女の表情は黒い。
暗いのではない、黒いのだ。
「・・・仕方が無い、覚悟を決めろ、瀬良よ」
「いや、あの・・・俺・・・」
「ほら、さっさと!」
「すまない、遅れた。さぁ、すぐに帰そうじゃないか・・・ん?」
「藍さん!早く帰りたいです!お願いします!」
「「ああっ!逃げるな!」」
ひしと藍さんに掴まったカヲルは、そのまま懇願した。
このまま逃がしてたまるかっ!俺だけ損な思いをするなんてまっぴらごめんだ!
「・・・カヲルくん。あっちに開いておいたそうだ」
「!ありがとうございます!」
俺はとっさに動いた。すると、左腕が激痛を訴える。
「・・・あんたは逃がさないわよ?」
「ひぃっ・・・」
俺は死を覚悟した。
「それじゃあ、お世話になったぜ、瀬良!また会おうな!」
「・・・元気でっ!」
俺らは軽く挨拶をして、カヲルがスキマへ飛び込むのを見届けた。
からかう隙も無かった、か。
俺はどこか残念な思いを抱きつつ、霊夢さんの方を向いた。
「・・・あんた、目」
「・・・しーっすよ?」
これは、久遠くんが人里に移動しているときのほんの小さなお話。
一話が短い私には、いろいろと生かせない設定がありましたが・・・。
どうだったでしょうか?
というか、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
散々的でコラボ・・・それがいけなかったのか。
ネタが浮かびませんでした。本当に申し訳ない。
瀬良「オイラのキャラまでブレブレじゃないっすか」
うん、文さん居たからね。仕方ないね。
瀬良「えぇぇっ」
あはは、まあ気にしないでよ。
きみについては、此所でフラグを立てたような物なんだから。
瀬良「それだったら、本編に投下してくださいっす・・・」
いや、それは・・・。
本編コラボ章中だし・・・
瀬良「それで言ったら、あんたはコラボ中にコラボし、その間にコラボやってるんすよ?」
合作、コラボ章、コラボ・・・おおう!
瀬良「まあいいんすけど。ではでは、ありがとうございました!」
これからもヨロシクお願いします!」