東方小説番外編集   作:Lan9393

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今回は、Twitterで仲良くさせていただいているkamata様からキャラをいただきまして、その子をうちへ招待させていただきました。
いやぁ、キャラがつかめないつかめない。
というわけで、大変遅れてしまいました!
駄文ですがどうぞ!


コラボ~kamata様~

瀬良Side

 

 のびをする。

羽を羽ばたかせ、俺は飛び立つ。

飛び立った先で旋回し、妖怪の山を一望する。

ここからでも博麗神社脇の幻想樹は見えるんだから、たいした物だろう。

 

「あー、やっぱここの眺めって最高だなぁ」

 

木の頂点にふわりと降り、そこからあたりを見渡す。

絶景なのだ。そもそも大きな山のそのまた大きい木の頂点なんだ。よく見えておかしくはない。

おかしくはない、といっても、視力にも関係はあるけれどね。

すると、後ろから声がした。

 

「瀬良さん―――!降りてきてくださいっ!」

「?なんすかね・・・」

 

文さんに呼ばれ、俺は降り立った。

そこには仁王立ちの体制をとっていた。

何をしているんだろう、この人は。

すると、文さんは俺の腕をつかんで、ずるずると引きずっていった。

あー、痛い。

ちぎれちゃうよー。

なんて、半ばどうでもいいことを考えていると、目の前に青少年が降ってきた。

 

「・・・はい?」

 

俺はつい驚きのあまり、青少年の前で立ち止まってしまった。

青少年の格好は學生が着るような服だった。

至って普通の少年だろう、と思うことにした。

青少年はしばらくの間動くことはなく、そのうえ、頭からは少々出血している様子だった。

これはやばいと、文さんに目配せする。

 

「・・・は、はい」

 

把握したらしい文さんが、青少年を抱え上げて、俺らが向かおうとしていた場所へ飛んでいった。

俺は、俺の部屋へ行くことにする。

 

☆  ☆  ☆

 

俺が部屋で休んでいると、文さんと青少年が訪ねてきた。

青少年は頭に包帯を巻いていて、怪我でもしたのか、と少々不安に思った。

うつぶせに倒れていたせいか、見えなかった部分が見えて、俺は思った。

少々からかいにくそうな子かな、と。

 

「・・・・・・あの」

 

彼はやっと言葉を紡ぎ出した。

ん?何だろう?

気まずそうに眉を寄せてから、彼は頭を下げた。

 

「・・・ありがとうございました」

「?・・・ああ、気にしないでいいっすよ。気にすることじゃないし」

 

おばちゃんがするような仕草で、軽めに言った。

それに安心したか、青少年は柔らかい表情で続けた。

 

「俺は鎌田カヲル。あんたは?」

「園瀬良。ま、気軽に話しかけて」

「あ、ああ、わかったぜ」

 

にっこりと笑った彼。

その笑みにつられて、俺も笑みを浮かべる。

『右目』は紙で隠れてると思うから・・・よし。

できるだけ口調に気をつけ、天魔として接する。

・・・だって、文さんの視線が怖いんだもの。

 

「ところで、どうしてここに?」

「それがわからないんだ。気がついたら浮遊感に襲われて、人が来て、地面にたたきつけられて・・・覚えてるのはそのくらいなんだ」

「それで、その包帯?」

「まあ、な」

 

文さんがため息をついた。

 

「軽く打ち付けた程度で済んでよかったです。怪我も、そこにあった石で軽く切っただけのようでした。すぐ目を覚ましましたから。ただ、私たちが通りかからなかったらどうなってたことか・・・」

「・・・確かに」

 

気がつかなければ、きっとそこらの妖怪においしく食べられていただろう。

さすがに客人を放っておくのはあれだな・・・。

 

「きみが元の世界に残ったとき、その傷が残っていたとなると困る人が居るかもしれないな・・・ちょっとこっち来てくれっす」

「?」

 

おとなしく近寄って来た彼の包帯を解く。

 

「・・・頭はまだ痛む?」

「え、・・・ああ」

「じゃあ・・・っと」

 

腰のポーチから種を一個取り出す。

それを手のひらで包み込んで、握りしめると、ぽぽぽっと芽が出る。

その芽からしたたり落ちたしずくを、カヲルの口を大きく開かせて、その中に落とす。

 

「・・・甘い」

「症状はどうだい?」

「あ、収まった・・・かも」

「まあ、これも気休めだ。また痛み出すかもだから、気をつけてね」

「わかったぜ」

 

頭を押さえながら、カヲルは笑った。

出血していた箇所も、かさぶたになったようだ。まあ、怪我の方に関しては心配なんかしてないけれどねぇ。

 

「よし、じゃあ次はきみを帰す方法を探そうか。まあ、もっとも、人捜しをするだけで済むんだけどね」

「人捜し・・・」

「じゃあ、そういうわけで、留守は任せたよ、文さん」

「えっ・・・わかりました」

 

むすっとした文さんが、そそくさと部屋から出て行った。

そしたら俺は、彼を連れて、博麗神社へと向かうことにした。

 

☆  ☆  ☆

 

降り立ったところは、静かだった。

楽しげな声も聞こえない。

 

「・・・霊夢さん?」

「あら、瀬良じゃない」

「どうしてお一人?」

「久遠はもう此所には居ないわよ?」

「まじか・・・おっと、紹介しとくっす。鎌田カヲルくん。さっき妖怪の山に降ってきた外来人っすよ。ほら、紫さん呼んで」

「まずうちに連れてくるのはやめなさい・・・ったく、紫ぃ?しかたないわね・・・今はあいつご機嫌斜めなのよねぇ・・・」

 

けだるげにそうつぶやいた霊夢さんは、札を一枚取り出して、それをノックした。

ぶぉっと展開したのはスキマで、中から九尾の女性が現れた。

 

「あら、何だ。藍のほうか」

「急に呼んでおいて、何だとはなんだ。まったく」

「え、え、お、おい瀬良」

「ん?なんすか、カヲルくん?」

「これってどういう状況なんだ?」

 

冷や汗を流し、カヲルは藍さんと霊夢さんの掛け合いを見ていた。

まあ、俺も聞きたい内容だけどねぇ。

 

「まあいい。今紫様からスキマを開いてもらってくる。少し待っててくれ、鎌田くん」

「はっはい!わかったぜ」

 

藍さんに話しかけられて、少しびくっとしてから慌ててそう返したカヲル。

彼女は笑ってからスキマの中にまた姿を隠す。

 

・・・静寂。

 

「・・・ねえ、あんた」

「?」

「鎌田、っていったわね」

「あ、ああ」

 

じとっとカヲルを見る目が厳しくなる。

何かしたのかな?なんて、彼がするわけ無いか、とその場に腰掛けた。

 

「・・・ほら」

 

手を差し出す。

彼は困っているわけではない。

なら、何故彼女は手を差し出したのか?

 

「お賽銭、払っていきなさい」

「えぇっ」

「あ・・・」

「瀬良もよ」

「ヤッパリデスカ」

「ええ」

 

にっこりと笑った彼女の表情は黒い。

暗いのではない、黒いのだ。

 

「・・・仕方が無い、覚悟を決めろ、瀬良よ」

「いや、あの・・・俺・・・」

「ほら、さっさと!」

 

「すまない、遅れた。さぁ、すぐに帰そうじゃないか・・・ん?」

「藍さん!早く帰りたいです!お願いします!」

「「ああっ!逃げるな!」」

 

ひしと藍さんに掴まったカヲルは、そのまま懇願した。

このまま逃がしてたまるかっ!俺だけ損な思いをするなんてまっぴらごめんだ!

 

「・・・カヲルくん。あっちに開いておいたそうだ」

「!ありがとうございます!」

 

俺はとっさに動いた。すると、左腕が激痛を訴える。

 

「・・・あんたは逃がさないわよ?」

「ひぃっ・・・」

 

俺は死を覚悟した。

 

「それじゃあ、お世話になったぜ、瀬良!また会おうな!」

「・・・元気でっ!」

 

俺らは軽く挨拶をして、カヲルがスキマへ飛び込むのを見届けた。

からかう隙も無かった、か。

俺はどこか残念な思いを抱きつつ、霊夢さんの方を向いた。

 

「・・・あんた、目」

「・・・しーっすよ?」

 

    これは、久遠くんが人里に移動しているときのほんの小さなお話。

 




一話が短い私には、いろいろと生かせない設定がありましたが・・・。
どうだったでしょうか?
というか、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
散々的でコラボ・・・それがいけなかったのか。
ネタが浮かびませんでした。本当に申し訳ない。

瀬良「オイラのキャラまでブレブレじゃないっすか」

うん、文さん居たからね。仕方ないね。

瀬良「えぇぇっ」

あはは、まあ気にしないでよ。
きみについては、此所でフラグを立てたような物なんだから。

瀬良「それだったら、本編に投下してくださいっす・・・」

いや、それは・・・。
本編コラボ章中だし・・・

瀬良「それで言ったら、あんたはコラボ中にコラボし、その間にコラボやってるんすよ?」

合作、コラボ章、コラボ・・・おおう!

瀬良「まあいいんすけど。ではでは、ありがとうございました!」

これからもヨロシクお願いします!」
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