中編はお相手様の方で!
まだまだここは招待録ですよー!
緋乃Sido
今日は詩季とアリスらは居ない。
代わりに、琴羽と魔理沙がきていた。
魔理沙曰く、『なんか面白そう』だそうだ。
・・・なにがだ!
俺は、霊夢に言われて境内を掃除していた。
少しくらい、琴羽たちと話してもいいじゃねぇか・・・。
途端、神社の上空から、何かが落ちてくる。
・・・またか?!
俺が顔をあげる。
せっかく掃除したのを汚して欲しくねぇよ?!
「わぁあああああああ!!!」
聞いたことがあるような声が響く。
ズドーン、と地面に落下。
見たことあるような、ボーイッシュな少女と・・・。
なんだ、あれ。獣?
と、錯覚するようだが、人の形をとっている。心配ないようだ。
赤い髪はボサボサ。なんつーか・・・うん。親近感が湧く。
それに、狐の尻尾が生えていて、黒くて丸い耳。
えーっと、獣人ってやつ?
「・・なあ、おい・・・・輪花か?」
「あ、久しぶり」
「おう、久しぶり」
輪花は立ち上がって枯葉を払う。
俺がさっきまで集めてたやつな。
「っとと、ここは・・・神社?また、飛んできちゃった?」
「そうみたいだな・・・ん?後ろのお連れさんはいいのかい?」
「お連れ・・・?・・・ああ!朱莉!」
朱莉というらしい獣人の女は、きゅー、と目を回していた。
琴羽が駆け寄ってくる。
「どうしたの?」
「「あ、琴羽」」
「息ピッタリだね・・・で?どうしたの?」
琴羽が冷静に朱莉と俺らを見て言う。
うむ。今のは狙ってないぞ?
「うーんと・・・、飛んできた」
「輪花と朱莉・・・?のせいで掃除が台無しに」
「朱莉、まだ意識戻らない」
「・・・・・うんと、だいたいわかった」
代わりばんこで状況説明。何故出来たし。
琴羽は真顔でうなずく。
「・・・何が起きたの?」
朱莉が、目を覚ます。
キョロキョロと見渡すその様は・・・まあ、普通に警戒してるっぽかった。
「えーっと・・・・君は誰かな」
朱莉に向けて琴羽が言う。
うーんと、今の今まで名前出てたよ?
「示唆朱莉。で、あなたは?」
「志賀琴羽だよ。ほら、緋乃」
「え、俺も!?」
「この人と知り合い?」
「いや全く」
今日初めて知った。
琴羽は、ため息をつきながら言った。
「じゃあ名前くらい言いなよ・・・」
「しかたねーなー。俺は篠原緋乃!」
「わかったわ。よろしく」
俺はおう!と返事を返してから、輪花をチラ見する。
輪花は、不安などなさそうに笑っていた。
なんか、安心した!
なのでからかいに出て見る。
「お?今度は寂しがってないんだな?」
「さすがに二度目だしね・・・。安心できる」
すこしふざけたように聞く。
が、笑んだ輪花は余裕たっぷりで、苛立ちなどないようだった。
なんか爽やかすぎて怪しい・・・絶対こいつ奥で怒ってねぇか?
「輪花、ここに来たことあるの?」
輪花は静かに頷く。
あの時はさみしがってたってのに。
「人は成長するもんだねぇ・・・」
「・・・緋乃、僕をバカにしてる?」
「まさか」
しみじみと言った言葉に、ジト目でうったえられる。
おどけたように言い、苦笑する。
「そうだ、戻らないと」
「おいおい・・・一日くらいは居てくれてもいいだろーに」
俺はポンポンと頭を叩きながら輪花の言葉に返す。
ちなみに浮気ではない。妹とか小動物っぽいからであって、浮気ではない!!
輪花は、朱莉を指差した。
「・・・?」
「朱莉が慣れてないから」
「お前はすぐ慣れたし、お前の知り合いなら順応力くらいは高いだろ」
俺は、朱莉を甘く見ていた。
次の瞬間、なぜか俺の猟銃が弾き飛んだ。
「俺の相棒ぉおおおおおおおお!?」
「あ、ごめん。バカにされたかと思って」
「お前ら似てるな!?」
朱莉は、くすりと笑って、輪花と顔を見合わせる。
「まったく、緋乃も緋乃だよ。朱莉に銃を吹き飛ばされたからと言って、大袈裟」
「お前、この猟銃を背負うための物をどれだけ大事にしてるかわかってねぇから言えるんだぞ!?」
「どれだけ?」
「俺の父親が死んで、紳助さんが俺を引き取ってくれた時から!」
えーっと、十年は使ってるかな?
輪花は、それを聞くと、表情を変えて、うつむいた。
「あ・・・・ごめん」
「えぁ?あ、いや、俺こそすまん」
そいや、紳助さんから教わったの忘れてた・・・。
俺の父親のことは、気軽に言うもんじゃないって・・・!
・・・あー、あの父親を思い出したら腹が立ってきたぞー?
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「遅いぜ琴羽ーーって、お?輪花じゃないかー!お前ら、黙りこくってどうしたんだ?」
空気読め魔理沙・・・。
魔理沙が、俺らの元へ駆け寄ってくると、朱莉に気づく。
「ん?誰だ?」
「・・・・・・・・・魔理沙?」
「おう!私は魔理沙だぜ!って・・・輪花と知り合いか?」
「ど、どういうことなの輪花!」
「えーっと・・・つまりは、別の幻想郷に飛ばされてきたってこと・・・」
輪花は、朱莉に詰め寄られながら、説明する。
ああ、朱莉すでに慣れたもんかと思ってたが、状況説明してなかったな。
「琴羽、説明はしておくべきだぜ」
「いやいやいや、僕に言わないでよ」
琴羽は真顔で手を振って答える。
なぜ俺に聞かない。
「はぁ・・別のか。私は示唆朱莉。輪花と同じ、魔理沙の弟子よ」
「またかー?ったく、お前んとこの私は、弟子作ってなにしてぇんだか!」
「代わりに、こっちは彼氏がいるけどね」
「え!?・・・」
朱莉はニヤニヤしながら俺と魔理沙を見る。
「俺は違う。琴羽だ」
「緋乃!?」
「あら・・・そう。ならあなたは?」
「この竹箒見てわからんか?ここの掃除してるんだが」
「・・・・巫女?」
俺は頷く。
輪花はため息。
俺もため息つきてぇよ。なんで恋人がいるなんて話をしなきゃいけないんだよぉ!?
「まあこの頃あいつ冷たいけどなぁーーーでっ!?」
首に何かが刺さった。
ちくしょう、またか!
首からその棒を抜く。うん、案の定先のとんがったお祓い棒だよ。
「何その凶器」
「ああ?うん、いつものことだよ」
「アリスといい、ここは自分のものを凶器にする習性でもあるの?」
「ないない」
「緋乃はさっさと仕事しなさい」
くぱぁ、と開いたスキマから、霊夢の声が響く。
なんでだよ?!
「あら・・・また来たのね、輪花」
「来ちゃダメだった?」
「いいえ・・・いいのよ、別に。そう・・・緋乃を寝取っても」
「はい!?」
八雲の言葉を理解したのか、輪花は瞬時に顔を染めた。
おお、こんな顔できんだ。
・・・俺はものすっごくツッコミたい。
「なあ、八雲。そこはさ、寝取るじゃないほうがよくないか」
「じゃあ・・・奪っても?」
うんうん、それがいい。
・・・ん?
「ってそうじゃなくて!?」
「やっとツッコんだわね、緋乃」
「たりめぇだぁああ!!」
八雲が扇子で口元を隠しながら続ける。
「まあ、私が奪いたかったけれどね・・・」
「霊符『夢想封印』!」
「あら?霊夢、いやねぇ、冗談に決まってるでしょう?半分」
「「じゃあ半分は本気なの!?」」
スキマから飛び出した霊夢が夢想封印を放つ。
八雲はスキマを閉じて回避、また開く。
そして、その発言に俺らは声を揃えてツッコんだ。
「さて、と。まあそろそろ帰らせましょうか」
「だから、早くないか?」
「早い方がいいでしょう?」
「う・・・」
俺自身、もっと輪花と朱莉を知りたい。から、もう少しくらいは居て欲しい。
でもそれは、輪花や朱莉を待つ人を待たせることになる。
「・・・・緋乃」
「・・・」
「なんで、そんな居て欲しいって思うの?」
「・・・わかんね。でも、でも」
「別に、会えないわけじゃないでしょう?」
朱莉が、笑いながら言った。
琴羽はそれに頷く。
「まさか、緋乃ってば寂しい?」
「う、うううるせえ!わかったよ帰れよ!俺は知らんぞ!」
「あはは!焦ってるなー」
琴羽にいじられる。
くそ!そこで、俺はその場をあとにした。
言いようのない不安・・・。
もう会えない、なんて思っちまうなんて、俺はバカなのか?
・・・俺は、拳を握りしめて、静かに涙を流した。
不安なんて、消えちまえ。
琴羽Sido
緋乃が走って行ってから、八雲さんは改めて二人に向き直る。
「さてと。さっさと帰りなさい」
「わかった」
「朱莉って言ったかしら」
「ええ」
「あなたもよければまた来なさい?」
朱莉さんは頷く。
魔理沙も笑顔で、「絶対だぞ!」・・念を押していた。
そんな言わなくても・・・。
「では、入りなさい」
スキマが展開し、朱莉は入って行く。
輪花さんが入る前に、僕を向いて、
「緋乃に、言っといてーーーーーーって」
僕はそれに驚いた。
くすりと笑んだ輪花さんは走って朱莉さんの後に続いて、スキマに入って行った。
「・・・・・僕に言わないでくださいよー」
蹲って言葉を反芻。
『また、会おうね』
霊夢「緋乃、掃除」
緋乃「あ」
3000文字!!
緋乃「そんなに嬉しいのか?」
はい!
とまあすっごい残念なクオリティな気がします・・・。
緋乃「そらな・・・つか、朱莉と琴羽の影。影!」
うぐむ・・・・。しかたないでしょう!?
緋乃「いいや、出来たね。つか、そもそもだ」
?
緋乃「なぜ俺を泣かせた!!」
何となく(キリッ
緋乃「まあいい・・・八雲の発言」
寝取るしか思い浮かばなかったしかたない。
緋乃「で?訂正出来たろ!?」
はい。まあネタってことで。
輪花さんすると思えないし。
緋乃「はぁ・・・じゃあ、後はまあ中編からのこっちで後編だな」
Yes!ではでは!