東方小説番外編集   作:Lan9393

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今回は妖夢さんと理桜が出てきます。
そして俺の中で妖忌おじさまの立ち位置が確立した・・・。


風夜編~夜中の歌声はきみを思い出させる愛の歌~4

 白玉楼に戻ってくると、目の前に現れたのは妖夢ちゃんだった。

うーん、アリスさんのとこ戻るのはぁ・・・。

だめだ、迷惑かけられない。

さすがに今回はあきらめるか。

 

「・・・風夜さん」

「はい」

「また無断で出ましたね」

「はい」

「もう、あれほど出て行けないと言っているのに・・・」

「・・・はい」

「・・・まあ、いいですけど。何かあったのでしょう?」

「・・・え?」

 

ま、まさか、妖夢ちゃんが許してくれるのか?!

いや待て風夜。こんな時には必ず交渉があるんだ。

たとえば、幽々子分の食事を作れだとか、逃げ出す霊をとらえるのを手伝えとか。

常人にできはしないことを平然と頼むのだ。

どこぞのメイド長さんとやらはやってくれるだろうが、俺は一介の幽霊。

そんなことできるはず無い。

 

「・・・?風夜さん?入らないのです?」

「え?あ、いや・・・入る、けど」

「ああ、お仕置きですか?今回はありませんよ」

「あ、今回はないんですか」

「紫様から、本日は優しくしろと仰せつかいましたので」

「紫さんぐっじょぶ!」

 

つい大声で叫んでしまった。

おおっと、何してるんだ俺は。

妖夢ちゃんだってほら、引いて・・・すごい引きようだった!

庭まで後ずさって(なお、飛んで行った模様)いるよ!すごいね!

 

「・・・び、びっくりしました・・・」

「びっくりするとそんなに後ろに行くのかい」

「え?あ、すいません、聞こえない・・・」

「きみ本当に優しくしてる?」

「あ、はい」

「聞こえてるんじゃないか!!」

 

妖夢ちゃんが普通に返してきたので、俺はつい(また)大声で言い返してしまった。

あれおかしいな悪寒・・・。

俺が何気なく後ろを振り向くと、そこには理桜の顔。

ちょっと、びっくりするじゃないか。

 

「・・・」

「・・・」

 

見つめ合うこと三秒間。

俺はデコピンをかましてあげた。

 

「・・・っつー・・・」

「ん。で、急に何かな」

「まずすることがデコピンなのかあんたは!」

「え?あ、うん、まあね」

 

つい答えてしまったが、別にそうでもない。

ただ近かっただけ。

近かったからやった。反省などする必要も無い。

 

「全く・・・。今回のお仕置きは僕に任せてっていうつもりだったのに・・・」

「ありがとうマジでありがとうございます妖夢さんマジ神様ですあなたは」

「あー・・・。理桜さんに任せればよかった・・・最近ネタ切れなんですよねー・・・」

「あっれぇ!?優しさどこへ!?」

 

このカップル、俺に対してのあたり強くね?!

ま、まあいいけどさ・・・。

 

「妖夢ちゃん、ちょっといいかな」

「風夜。それ以上妖夢さんに近づいてみろ。おまえの首は体と切り離されると思え」

「なんで命がけ?!」

「いや、なんとなく」

「何となくで殺さな・・・あ、もう死んでた」

「・・・チッ」

「舌打ちしたよこの子!」

 

俺は戦慄した。

なんでこんな扱いされなきゃいけないんだ!

とりあえず、と話を戻して妖夢ちゃんに問う。

 

「・・・幽々子が三年ほど、ここから離れたこと、あった?」

「えっと、・・・私がここに住んでからはないかと思いますが、おじいさまの手記にそんな感じのことが書かれていたような・・・持ってきますね」

「ああ、ありがとう」

「?何探ってるの?」

「・・・昔のこと」

 

俺は理桜の頭をポンッとして、笑ってやる。

理桜は不服そうにして、うつむいた。

悪いな、妖夢ちゃんとって。

 

「ありましたよ~」

「ありがとね」

 

妖夢ちゃんから古びて色あせた手記を受け取った。

ぱらぱらめくって、その内容に絶句した。

 

『本日○月○日、妖夢の色:白』

 

こんな始まり方をする手記なんて初めて見た。

妖夢ちゃんの色ってなに?!

いったい何の意味があるの?!

 

「・・・と、とりあえず借りていいかな」

「ええ、どうぞ」

 

笑みを浮かべた妖夢ちゃん。

もうその意味がわかってしまった、ということだろうか?

くそう、気になるけど知ったら死ぬ気がする!

歩きながら、ぱらりと手記を開いた。

 そんなとき、俺は一ページ目にあるこんな文章を見つけた。

 

『名も知らぬ者に告ぐ。この手記を読むならば、それ相応の覚悟をもって望め』

 

『そして読み切った暁には、貴殿に底知れぬ力が宿ることだろう』

 

ずいぶんと嘘くさい走り書きだ。

何を思ってこんなのを、妖夢ちゃんのおじいさんは書いたのだろうか。

あ、あれか。重度の中二病、とか。

・・・深くは詮索せず、俺は真っ先に寝室へ向かった。

 




おじさま変態になっちゃったよぉおおおお!!!

風夜「っていうか、そうじゃなくて、きみの夜中テンションのせいだよな」

うん、そうとも言う。
まあこの作品の妖忌おじさまは・・・うん(震え声

風夜「ん?というか四話目だろ?いいのか?」

まあ、目安ってつもりで言ったし。
うん、そんくらいで追われればいいかなって。
神狼様はそれくらいで終わるだろうしねぇ。

風夜「決められてしまう神狼さんかわいそす」

知ってる。
では、ではでは。


風夜(というか、暇つぶしって言うか・・・うんまあいいや、早ければ早いほどいいし)
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