コラボ企画と同じ、創哉君と桜さんのお二人が来てくださいました。
夢哉様、コラボしてくださってありがとうございます!
少々というか、結構というか・・・夢哉様の書かれる創哉君、桜さんでないのでご注意ください!
では、どうぞ~!
理桜Sido
たまたま、たまたま、だ。
たまたま降ってきた男をたまたま蹴りとばしてしまっただけだ。
僕は悪くない。そう言いたい。
冥界からの道すがら、おそらくスキマのせいであろう落下物。
何の気にも止めず、浮いていたら、つい落下物を蹴ってしまった。
いやなぜ、とか聞かれても、蹴っちゃったものは蹴っちゃったので。
その落下物は二人だった。男女。リア充。
「わ、わぁあ!創哉ぁああ!」
慌てふためく女性に、僕は笑いをこぼす。そっと、そっとそこから離れる・・・。
ここは二人きりにしたほうがいいだろう。こうなった主犯はいない方が二人はもっともっと困る・・・ごほん、悩むだろう。
そんな顔が僕は見たい。
「おいコラ・・・」
程よく浮き上がったあたりで低い声にびくりと肩が震える。
そのせいで浮遊のための集中力が途切れ、つい落ちてしまう。
・・・おかげで、肩を掴まれ睨まれる。
僕は咄嗟に声をあげた。
「わ、悪かったって!ごめんね、ごめんね~!」
「それで許されるとでも・・・・?」
「うん」
「・・・・」
創哉と言うらしい青年がギロリと。うーん、この子、ちょっとしつこいなぁ。
普通謝ったら許してくれるでしょ・・・多分。僕、許された覚えないんだよねぇ。
というか、威圧感がすごいやぁ、あはは・・・。
「・・・ねえ、僕さ、緋乃・・・あー、知り合いに用が」
わかんないか。だから緋乃を言い換えた。
すると、意外と二人は驚いたような顔をする。
・・・え?
「・・・緋乃?」
「緋乃って、緋乃さん?」
「え、なに?また緋乃って人と会ってたの?うわぁ、しかも女の子と、かぁ。なんか・・・うーブルブル」
どこぞの誰かを思い出して震える。
あーあー、何も思い出してないよー。
すると、創哉くん・・・かな、が喋りだした。
「あー、俺は箕成創哉だ。よろしく」
「私は桜!よろしく!」
「えーっと・・・。僕は天守理桜。理桜でいいよー」
この女の子、怖いんだけど。
まあ、穏やかな子っぽいし、警戒することはないかな。・・・多分。
「えーっと、博麗神社行く?」
「うん!行くよ!ね、創哉」
「んー。そうだな。緋乃とも挨拶したいし」
「よーし、じゃあレッツゴ~」
僕は再び浮き出した。
創哉くんは不思議そうに首をかしげた。
「お前、飛べるのか?」
「え?うん、僕はね・・・おっと、もう一人も飛べたね。緋乃は飛べないけど、ぷぷーっ」
僕吹き出すと、なぜか叩かれた。
桜ちゃんだ。・・・桜ちゃんで、いいよね?
「からかわないのっ。ダメでしょ!」
「うっへ、真面目な子かぁ、妖夢さんと同じかよ・・・」
「へ?なにが?」
「・・・ううん、なんでもないです」
単純な正義感かな。真面目な感じだけど、あまり・・・うーん。まあいいや。
創哉くんがどこか居心地が悪いようにキョロキョロしていた。
君、この幻想郷初めてじゃないんでしょ?そんな言葉を飲み込んで、とりあえず見つめる。しかし気づかれない。
うん、まあいいや。
そうやって視線を創哉くんから外した時、桜ちゃんが話しかけてきた。
「ほら、行こうよ」
「えー。あ、うんわかった。創哉くーん?」
「え?ああ・・・行くんだな?」
「何かめっちゃ悟ってる気が」
「気のせいだろ!」
「う、うん」
なんか、急に明るくなったような・・・。
まあ聞かないでおこう。
緋乃Sido
「あー暇ー」
俺はだらけていた。
鳥居の上に梯子・・・・に見たてた音の階段。
うん、すぐ消えるくらい脆いんだよね。
え?俺が何でだらけてるか?
簡単だ。暇だから。
だから、鳥居で横になって寝転がる。
あ、暇すぎて寝そう・・・。
安心等からの理由から意識が遠のき始める。
・・・なんだろう、めっちゃ幸せな眠気だ。
「おーい!ひーのー♪お客さんだぞ~」
「・・・理桜、め」
微睡みから引き上げられる。
理桜の叫び・・・・そっちに胡座をかいて見やると、その後ろに二人の影。
「うわぁい、忙しそうだなぁ・・・」
「緋乃さん!どもー!」
「おお、桜か・・・桜?!箕成も!?」
「おっすおっす」
箕成に手を上げて挨拶される。
桜はなぜか鳥居に着地して俺に向けて、笑いかけた。
「おぉ・・・。んで、なんで理桜と?」
「蹴られた」
「蹴った」
お互いを指差しながら、箕成と理桜は言った。
なんだろうか、呆れてものも言えない。
そして、なんでこうなった、と。
「二人がこうしてたから、案内してもらったの」
桜がニコニコ笑いながら言ってくれる。
あ、うん・・・なんで満面の笑みかなぁ。
というか、「から」でつなげるのキツくね?それ・・・・。
なんつーか、蹴り合ってた(?)から案内してもらったって・・・うん、まあ置いておこう。きっとそれはどうでもいいことだ。
俺はふと理桜を見やって言ってやる。
「・・・理桜、土下座は」
「してない!」
ドヤ顔で言うなや。
俺は無言で重圧をかけて見る。
「えー。やーだー・・・・あーその?創哉君?そのいよーな視線はなんでしょうか?」
「え?しらねぇよ?」
箕成は「なんのことだ?」と言わんばかりに首をかしげた。
まあ聞くだけ無駄か。
「んで、どうしてこの幻想郷に?」
「あー・・・多分、またスキマじゃないか?」
「飛ばされたあと、落ちてきたんだと思うけど・・・・上見た?」
俺もたまにそうやって確認する。
余裕ある場合だけだし、すぐ見ないと消えるからあれだけど。それに、飛ばされる前にくぱぁするのを見たって言うのも一つだな。
・・・はぁ。
「いいや、まったく。桜は?」
「うん、スキマあったよ」
「はい、八雲のせいですねわかります」
俺は頭を抱えた。
正月は冬。前は自分の企画したさで現れたが、今回がどうだかは知らない。
出てこないかもしれない。
「あれ?叫ばないの?」
「あのな、考えて、今冬」
「・・・冬眠中かぁ~」
「いや、あの時は起きてたろ?なら、まだ・・・」
「あいつあの後緊張の糸っていうか・・・そんなのがプツンと切れて寝たらしいな。春に起きるだろ」
「・・・」
箕成ががっくりと落ち込む。
うん、俺もちょっと困る。
外から来た人を泊めるって・・・どれくらい前のことだっけか?
そんなに経ってないはずだが。
「よっと。降りるかー」
「緋乃さん、流石に危ないよ?飛べないんでしょ?」
「んー?へーきへーき。ちょっと空中を歩くために考えまして」
「おおっ」
「たまに失敗するがな!」
「不安しかない!」
俺は指を指揮棒みたく軽く振ってイメージを作る。
踏むと音のなる階段。
音を踏み、俺は駆け下りる。すると、踏んでいたところからピアノの音が聞こえた、がすぐ消える。
「・・・なにしてるんだ?」
「階段を降りた。それだけだが・・・しかしこれ、作るの時間かかるんだよね!」
ドヤ顔で。乾いた笑い。
そう、わざわざ指揮棒のように指を振らなければならないのだ。
めんどくさいんだよなぁ。
「さて、どうする?お前らによるんだが」
「・・・音でスキマっぽいの作r」
「無理だな」
「だよな」
俺は即答。
箕成は笑って境内に降りた。桜、理桜もそれに続く。
「理桜、八雲んち知ってるか?」
「あー、あの家ねー。確か神社の裏側からつながってるって話を」
「それやってみたけどどうにもならなかった」
「やったんだ」
「おう。・・・霊夢に要相談、かなぁ」
俺がポツリと呟く。と、後頭部にとても静かに刺さったなにか。
「ほら、返しなさい」
「あのさぁ、霊夢。出てくるたんびに俺に刺すのやめない?」
「いやよ」
棒を抜いて返しながら文句をいうと一言で却下された。
何か寂しいよ、俺。
ですので、とりあえず叫ぶ。
「あーはいはい、外からのお客さん二名ー。境内に入りましたー」
「はい、お賽銭箱はあちら」
俺は仕方なく箕成と桜を連れて境内を歩く。
霊夢がお賽銭箱をぺちぺち。
箕成・桜は呆れたようにはぁ、とため息。
「どこの悪徳企業だよ!」
「今更そんな商売はダメだよ~」
「あ、はい、霊夢さん。今日の分。二万」
理桜が至って普通と言った顔で霊夢に手渡す。
二人はそれを見てポカーン。
「はーい、二万はいりましたー。って、ちょっと理桜?この金はどこから?」
「『あなたの風邪はどこから』みたいなノリだね~。いやいや、働いたんだよー?これでも」
俺がそこに口を挟もうとすればなぜか後頭部に再び穴が空く。
俺本当生きてるのが不思議。
「知らないわよ」
「・・・どこで?」
俺が問う。
二人は金を確認しながらも理桜を見る。
「一日一時間フランちゃんのお相手。それと、二時間で文さんの新聞お手伝い。あーとは、確か慧音先生の手伝いとかー?」
「・・・働いてるなー」
「それに、白玉楼で妖夢さんとか手伝うと日給もらえるから」
「ちょっと紹介して」
俺が言うと理桜が笑って「自分で探して~」と。
霊夢が決断しちゃってるから・・・・勘弁してくれや。
ふと、箕成が走り出した。はい?なにしてんだ?
・・・理桜の言葉に、気でも狂ったか?(無い
「・・・ねえ、あれって」
「?」
桜が指差す方向には、箕成にシメられ、カメラを構えられていない八雲がいた。
俺はそれを見た瞬間、プツリと何かがきれた。
「なにしてんだぁあああああああああああああ!!!!」
「う、うるさっ・・・」
「わあ、勢いよく駆けてったね」
「・・・ったく」
俺は八雲に膝蹴りをいれる。
箕成が「おおー」と声をあげて息の上がっている俺を見た。
カメラが舞う。俺はそれに回し蹴りを叩き込み吹き飛ばした。
「いたいわよ~」
「うっさい、さっさと箕成と桜を連れて帰れ」
「箕成桜・・・」
「お、おまっ」
「「?」」
八雲がボソリと呟くと、俺は咄嗟に二人を見やる。
二人は不思議そうに首をかしげていた。
よかった、聞こえてなかったようだ。
こいつ、何を言っているんだ。
・・・しかも、馬鹿げたことを。
「・・・いいや、なんでもない。さて、二人とも、もう帰れるぞ」
「あ、私退散する?」
「やめてくれ」
「おほほ~」
逃げようとする八雲に銃を突きつけ止める。
扇子を口元に当て棒読み気味で笑う。
「泊めるわけにはいかないだろ。ほら、さっさと帰してやれ」
「はぁーい。あーつまんない」
「あのなぁ、何しろって言うんだ」
八雲がとても嬉しそうに笑った。
嫌な予感がする。
「寝とr」
「・・・それ、前も言ってたな」
俺には嫁がいる。しない。
するとしても、誰をだ。
「弾幕g」
「・・・それは正月にやった」
二番煎じダメ絶対。
「ホm」
「・・・あ"ぁ?」
誰が・・・誰が・・・!!
威圧してやると、八雲はすっかり黙った。
ふん、勝手なことをほざくからだ。
すると八雲が笑いながら箕成たちに近寄った。
まったく、やっと帰す気になったか。
「ねえ、あなた、男と女どっちがいい?」
「バカかぁああ!!!」
「え?あ、お・・・女?」
「お前も真面目に答えるな箕成ぃ!」
箕成が頬を掻きながら答えた。
桜と理桜が爆笑している。なにがおもしろいんだ・・・っ!
「ほら、今スキマ開けるからさっさと帰りなさいな。あなたの大切な人たちが待ってるわよ?」
「言われなくてもそうするさ」
箕成が八雲の言葉に笑って答える。
大切な人、か。やっぱり、どの奴にもいるんだな、大事にしたい人って。
「ふふっ。まあ、うちの外来人はいつでも貸し出ししてるわ♪」
そしてそんな箕成のいい言葉を粉砕する八雲の言葉。
俺はつい八雲に駆け寄って胸ぐらをつかみ上げる。
・・・実際、そんな上がらなかったが。
「おい!これ以上平和な時間を奪う気か?!」
「あら、満更でもないくせに?」
「うっせぇええ!!!」
諦めて手を離す。こいつはいつまで経っても変わらねぇなぁ・・・。
俺は内心苦笑し、箕成らを仰ぎ見る。
「二人とも、今日はすまなかったな。自分の世界で、ゆっくりしてくれ」
「ははっ、そうするよ」
「今日はありがとう、緋乃さん!」
「おう。ま、また会えたらな」
スキマが展開する。
二人はその前に立ち、俺らに手を振った。
俺らもそれに応えると、満足げに二人は飛び込んでいく。
スキマは閉じ、八雲もフッと笑んで何処かへいく。
「・・・じゃあ、僕もこの辺で。今年もよろしくねぇ」
「ああ、わかった」
理桜を見送ると、霊夢から声がかかる。
「・・・緋乃!さっさと中入りなさい。風邪ひいても知らないわよ?」
「ははは!うちの嫁は遠慮ねえな!」
笑いとばしたのち、ふと空を見上げる。
「・・・やっぱ、人を見送るって寂しいなぁ」
そうつぶやけば笑いがこみあげてきて、訳もわからず笑った。
「・・・・俺、今まででも見送って来ただろ!今更だな」
額を自分で叩いて、俺も部屋の中へ入る。
あったかい空気が俺の冷えた体を温めた。
(・・・あいつらも、帰る場所があるんだ)
そんな当たり前なことを思っては、また一人笑った。
はい、夢哉様申し訳ありません。
理桜「僕がいる意味は?」
緋乃「桜が思ったより幼い感じになってるのはなぜだ?」
理桜「というか、君創哉君の性格わかって書いてる?」
緋乃「話の流れでなぜああなっていく?二番煎じはダメだろ?」
理桜「そもそもなんで僕のバイト事情書いたの?」
緋乃「そうだぞ、コラボ先の二人が空気って、やっちゃいけないことだろ」
・・・はい、すいません。
うう、書いていてなんでこんな桜さんこうなってる?!とか、創哉君の行動意味わかんね!とか・・・自分でも思うんですよ。
ですが書き換えるまでの力がありませんでした。とりあえず、理桜くんは会わせておきたいなって。
一応辻褄が合うように文章を付け加えたりの努力の結果がこれです。
バイト事情はとりあえず書いたら話がつながったので。
ちなみに言われる前に言いますよ、緋乃の最後はあれでいいんだ!!!
緋乃「その理由は?」
いやあ、緋乃ってコラボでほとんど出てるから、かな?
今更感あるけど、緋乃だから大丈夫。
緋乃「・・・」
というわけで、改めまして、夢哉様コラボ本当にありがとうございました!
お話を頂いた時、めったくそ狂喜乱舞しました。
こんな低クオリティで申し訳ありませんが、これがコラボ作品だということで(汗
これからもよろしくお願い申し上げます!
ありがとうございました!
緋乃「そんじゃあ・・・また!」