「何から何まであちしとパパって全然似てないと思わない?カナヲは……」
「?父さんなら今、旅行中」
その返答を聞き、チョウチョウとサラダはちょっと天然だと思う。
「そうじゃなくて!カナヲは六代目火影の娘でしょ〜?」
「……親子揃って綺麗な顔してるし……」
「父さんの顔…みたことあるの?」
「ないけど、雰囲気でわかるっしょ。サラダんとこは似てたりすんの?パパに」
「…よくわかんない。物心ついたときから一度も会ったことないから」
カナヲはサラダのその返答に何か思うところがあったのか、黙り込んだ。
(中略)
「あちしってパパとママの本当の子じゃないと思うの。だってあちし両親とどっこも似てないわけじゃん?」
(中略)
「わかるよ。本当のパパやママじゃないかもって気持ち」
サラダの返答にカナヲもうなずく。
「あ、そう?やっぱあんた達親友だわ~。でさ、親友のあんた達に頼みがあるわけ。聞いてくれるっしょ?あちし旅に出ようと思うの。本当のパパとママを捜す旅サラダとカナヲもついて来てくれるよね?」
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ナルトがカカシに電話かけた。大事な話が終わり、ひと段落ついたところで
『あ、そういえばナルト。カナヲが』
ガチャン。電話を切る。
シカマルはそれを見てうなずき
「いい判断だな、ナルト」
「あぶね〜、またなっがーい娘自慢が始まるとこだったってばよ。」
というやりとりが行われる。
カカシ先生にはどこぞの眼鏡と顎鬚がトレードマークなダンディなオッサンみたいに、所構わず家族の写真を見せびらかしたり、娘自慢やのろけ話のために軍の回線を公然と使用する…とまではいかなくても身内ぐらいにはそういう話を長々とする親バカになっていた。
旅行にいくまでで、すったもんだあったが、カナヲがカカシに向かってお願いすれば一発なのであった。
(中略)
そして、サラダ達とナルトは合流した。
「安心しろって。どんなに離れてたってずっと会ってないからってお前たちが親子だってことは変わらねえってばよ。カカシ先生なんか、毎回毎回カナヲの自慢話するし、チョウチョウも顔はカルイそっくりだけど体型は昔のチョウジにそっくりだってばよ」
「あ?」
それ褒めてない…と、カナヲは一人思う。
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ナルトとサラダの会話。
「つながりってのは時間や血だけじゃねえだろ?それより強えもんがある」
「じゃあ何だって言うんですか!?」
「想い…それさえありゃあいい。」
「そんだけだ。もういっぺん自分にそれがあるか確かめてみろ」
このやりとりをカナヲはこっそり聞いていた。
(中略)
全てが終わったあと、カナヲは二人に声をかけた。
「サラダ、チョウチョウ。」
「ん?」
「カナヲ、どうしたの?」
「…ずっと言えなかったんだけど」
そして、カカシと血のつながりがないことを明かした。
「えっ」(サラダとチョウチョウとナルト)
「え?」(サスケとサクラ)
「え?」(ナルト)
何故か知らなかったナルトと信じられない目でナルトを見るうちは夫妻。ナルトは火影として成長したにもかかわらず、こういう抜けてるところがあるのだ。
「でも、血のつながりとかがどうとか気にしてる訳じゃなくて、えっと。」
カナヲには口下手である。
「ありがとう。」
今回の出来事で家族というのは血のつながりだけではないと知るカナヲであった。
後日談
「…なんで、知らないんだよ」
「なんでみんな知ってるんだってばよ!?」
『いや、言ったよ。ナルトそのとき話聞いてなかったんじゃない?』
ちなみに上から、シカマル、ナルト、カカシ先生である。
「俺、てっきりカナヲはカカシ先生としのぶ先生の子だと…」
『ごふっ!?……カナヲはしのぶの妹!』
「ん?それだと年齢が合わないんじゃあ……」
「……お前、本当に何も聞いてねえな。(けど、嬉しそうだな、あの人。)」
ナルトの爆弾発言に咽せながらも嬉しく思うカカシ先生に、呆れるシカマルであった。
『……まぁ、血のつながりとかは関係ないよ。しのぶは俺にカナヲを託して……。うん、カナヲは俺の娘だよ。…ところでナルト、カナヲの』
電話を切るタイミングを逃したナルトはそのままカカシのカナヲ話を聞き続けた。