カナヲは、三者面談で父さんみたいな忍びになりたいと言う。
(中略)
スケアは、卒業試験を控えたアカデミー生の取材をしていた。お互いに無言で向かい合っていたが、スケアはなんの反応も見せないカナヲに耐えきれなくなり、声をかけた。
「えーと、はたけカナヲちゃん…だっかな」
カナヲはうなずくと、じっとスケアを見つめた。
「……君は何になりたいのかな?」
「あの、私…。」
「うん。」
「嘘ついた…」
「え?」
スケアはカナヲの言っていることがわからなかったので、首をかしげた。しばらくカナヲはそう言ったあと黙っていたが、ゆっくりと話始めた。
「勿論、父さんみたいな忍びにもなりたいけど……。………本当は…姉さん達みたいな医療忍者になりたい」
「!」
「あの、嘘ついてごめんなさい。自信なかったから…」
完全に気付いてるけど空気は読めるので何も言わないカナヲと、なんとなく気付いてるんだろうなと思うスケア。そう言ったまま下に顔を向けたカナヲにスケアは声をかける。
「うん、…そういうのは直接、お父さんに言ったほうが喜ぶと思うよ」
その言葉に、カナヲは顔をあげる。
「うん、……ありがとう、ございました」
そして、お互いに気づいてないふりをしたまま別れた。
(中略)
イルカ先生とスケアもといカカシ先生が会話するが、
「俺の試験はちょいとばかり厳しいよ」とマジモードになったあと、すかさずカナヲの話をし始めたのだ。抜かりなく!!
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「なんでって俺が試験官だからね」
この時点でカナヲがカカシの娘であることは、ボルト、サラダ、チョウチョウ、シカマル、いのじんあたりしか知らない。(つまり親同士交流がある人)
「知ってた?」
というサラダの問いにカナヲは首を横にふる。
最初にボルトあたりがカカシがカナヲに弱いことを知ってるので、それを罠にしようと持ちかけるがカナヲによってすぐ却下される。
「…父さんはそんなに甘くない。やる時はやる人。」
カナヲの父さん発言にイワベエあたりがざわっとする。
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試験終わった後、カナヲはカカシと一緒に帰る。
「あ、あの、父さん」
と、もじもじしながら話しかてくるカナヲに、カカシは首をかしげた。
「……?ああ、おめで……。いや」
「?」
今度はカナヲが首をかしげる番だった。なにかを探すカカシ。
「確か…ここに、ん、あった。」
カカシがカナヲに差し出したのは、蝶柄の羽織だった。
「これは…」
「カナエさんとしのぶ…、君のお姉さんたちが代々受け継いできた…まぁ、言えば胡蝶家の羽織だね。合格祝いだ、しのぶも下忍になってからこれを受け継いだ。改めて、合格おめでとうカナヲ。といってもまだ油断は…って聞いてないね、こりゃ。」
カナヲは、羽織を抱きしめて喜んだ。
「(カナエ姉さん、しのぶ姉さん…)ありがとう、父さん」
「うん。さて、今晩は何が食べたい?」
「サンマの塩焼きと茄子の味噌汁。」
カナヲが好きな食べ物は『父さんとアオイが作ったもの』なので、カカシが作ったものならなんでも良いのだ。だからこういう時、カナヲはカカシの好きなものを答える。そしてアオイも呼んで祝うのだ。