KANAWO   作:夜はねこ

5 / 9
D


三者面談…!!/卒業試験、開始!!/忍の覚悟

 カナヲは、三者面談で父さんみたいな忍びになりたいと言う。

 

(中略)

 

 スケアは、卒業試験を控えたアカデミー生の取材をしていた。お互いに無言で向かい合っていたが、スケアはなんの反応も見せないカナヲに耐えきれなくなり、声をかけた。

 

「えーと、はたけカナヲちゃん…だっかな」

 

カナヲはうなずくと、じっとスケアを見つめた。

 

「……君は何になりたいのかな?」

「あの、私…。」

「うん。」

「嘘ついた…」

「え?」

 

 スケアはカナヲの言っていることがわからなかったので、首をかしげた。しばらくカナヲはそう言ったあと黙っていたが、ゆっくりと話始めた。

 

「勿論、父さんみたいな忍びにもなりたいけど……。………本当は…姉さん達みたいな医療忍者になりたい」

「!」

「あの、嘘ついてごめんなさい。自信なかったから…」

 

 完全に気付いてるけど空気は読めるので何も言わないカナヲと、なんとなく気付いてるんだろうなと思うスケア。そう言ったまま下に顔を向けたカナヲにスケアは声をかける。

 

「うん、…そういうのは直接、お父さんに言ったほうが喜ぶと思うよ」

 

 その言葉に、カナヲは顔をあげる。

 

「うん、……ありがとう、ございました」

 

 そして、お互いに気づいてないふりをしたまま別れた。

 

 

(中略)

 

 イルカ先生とスケアもといカカシ先生が会話するが、

「俺の試験はちょいとばかり厳しいよ」とマジモードになったあと、すかさずカナヲの話をし始めたのだ。抜かりなく!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なんでって俺が試験官だからね」

 

 この時点でカナヲがカカシの娘であることは、ボルト、サラダ、チョウチョウ、シカマル、いのじんあたりしか知らない。(つまり親同士交流がある人)

 

「知ってた?」

 というサラダの問いにカナヲは首を横にふる。

 最初にボルトあたりがカカシがカナヲに弱いことを知ってるので、それを罠にしようと持ちかけるがカナヲによってすぐ却下される。

 

「…父さんはそんなに甘くない。やる時はやる人。」

 

 カナヲの父さん発言にイワベエあたりがざわっとする。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

 試験終わった後、カナヲはカカシと一緒に帰る。

「あ、あの、父さん」

 と、もじもじしながら話しかてくるカナヲに、カカシは首をかしげた。

「……?ああ、おめで……。いや」

「?」

 

 今度はカナヲが首をかしげる番だった。なにかを探すカカシ。

「確か…ここに、ん、あった。」

 

 カカシがカナヲに差し出したのは、蝶柄の羽織だった。

 

「これは…」

「カナエさんとしのぶ…、君のお姉さんたちが代々受け継いできた…まぁ、言えば胡蝶家の羽織だね。合格祝いだ、しのぶも下忍になってからこれを受け継いだ。改めて、合格おめでとうカナヲ。といってもまだ油断は…って聞いてないね、こりゃ。」

 

 カナヲは、羽織を抱きしめて喜んだ。

 

「(カナエ姉さん、しのぶ姉さん…)ありがとう、父さん」

「うん。さて、今晩は何が食べたい?」

「サンマの塩焼きと茄子の味噌汁。」

 

 カナヲが好きな食べ物は『父さんとアオイが作ったもの』なので、カカシが作ったものならなんでも良いのだ。だからこういう時、カナヲはカカシの好きなものを答える。そしてアオイも呼んで祝うのだ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。