KANAWO   作:夜はねこ

7 / 9
E


イチャイチャタクティクス

※この時点でもうカナヲがカカシの養子だとみんな知ってます

 

 

 

 ナルトは自来也の写真を見る。

 

「ん?なぁ、母ちゃん。カカシのおっちゃんの隣にいる…蝶柄の羽織着た姉ちゃんは誰だってばさ?」

「あぁ、しのぶ先生。…胡蝶しのぶ先生。カナヲちゃんのお姉さんよ。」

「綺麗な人ー!」

 

 とヒマワリが言う。確かに美人である。

 

「里の女の子達は、みんな一度しのぶ先生に憧れてたものよ。」

「へぇー!」

「あれ?でもカナヲはもう一人姉ちゃんがいるって…」

「それなら、こっち。」

 

 ヒナタはもう一つアルバムを出して、クシナやミナト達と一緒に写ってる写真をボルトとヒマワリに見せた。

 

「しのぶ先生のお姉さん……カナエさんは、しのぶ先生と年がとても離れていたから一緒に写ってる写真は少ないのよ。」

「ふーん。」

「美人三姉妹って感じだね!」

 

(中略)

 

 イチャイチャタクティクスを探すことになったボルトとサラダは、カナヲを見つけて話しかけた。

 

「カナヲ!」

「なぁ、カカシのおっちゃんが愛読してるっていう、イチャイチャタクティクスっていう本知ってるか!?」

「知ってる。」

「そっか、知らないわよね。……え?知ってるの!?」

 

 

 カナヲも知らないだろうと思いながら一応話しかけただけだった。

 しかし

 

「うん。知ってる。」

「どんな本なんだよ!?」

「内容は知らないの。ただ、父さんが『カナヲは一生読まなくて良い本』だって。」

「一生!?」

 

 そこまでカカシが言う本とは一体何なのか。それはそういうことが、いつかカナヲに訪れることを考えたくなかったカカシによる一言だった。カナヲが嫁にいくときは大変そうである。

 

(中略) 

 

 ボルトがヒナタにイチャイチャシリーズを没収された。

 それを聞き後日、カナヲはボルトの家に訪れた。

 

「どうしたんだよ?」

「これ……」

 

 カナヲは、ある本を渡す。

「『ド根性忍伝』?」

「じ、自来也さまの書いた本なの…。イチャイチャタクティクスは無理だったけど、これなら…」

 

 もじもじしながら言うカナヲに

「へぇ、サンキューな、カナヲ!あ、でもいつまでに返せばいい?」

「!いつでも…。何年かかっても、20年経っても…、貸してあげる…」

「いや、そんなにかかんねーよ…。でも借りるぜ!」

「うん…。」

 

 カナヲはとても嬉しそうに笑った。

 

(中略)

 

「お兄ちゃん、何読んでるの?」

「ああ、自来…」

 

 ヒマワリの問いに答えようとして、ボルトはイチャイチャシリーズをヒナタに没収されたことを思い出した。

 

「?」

 

 ヒマワリが固まったボルトを見て、首をかしげる。

 その本が何かわかったヒナタは「ああ、それ……」と声をかけようとしたが、ボルトはすぐに

「カ、カナヲに借りたんだってばさ!」

 と言った。

「……。」

 

 何かを察するヒナタ。

 

(中略)

 

 ナルトがそれを読んでるボルトを見つける。

「おっ、それは…もごっ!?」

 

 ヒナタがナルトの口を抑える。カナヲが健気にボルトに貸したであろう本をナルトが持ってて、ましてや愛読していることがバレるとカナヲの頑張りが無駄になるので、言わせないのだ。ヒナタはそういう女心がわかる人である。じゃあカナヲじゃなくて父ちゃんから借りよう、とボルトなるのは目に見える。なんなら父ちゃんの愛読書〜?ってなるのもわかってしまったヒナタはナルトを黙らせた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。