八満に独自設定付与ですよ!!!
なぜか狼谷さんとのいちゃいちゃがないですよ!!!!!!!!!
「「「川だぁぁぁぁぁ!!!!!」」」
俺と猫崎と犬束の叫びに川に訪れていたご家族などから視線が集まるが俺達は気にしない
両手をあげながら尚も叫ぶ。
「「「和泉がいなかがらこの天気は奇跡!!!」」」
「あはは……テルテル坊主いっぱい作ってよかったよ」
和泉のほわほわとした笑顔からでた言葉に俺と猫崎と犬束は無言で和泉の肩をばしばしと叩く。和泉に対して失礼な発言と受け取った式守から俺の脛に蹴りが入れられているが、上機嫌な俺はそれをスルー。
俺が上機嫌な理由など決まっている。
「でも本当にいい天気だね」
「あ、らめぇ……声だけで孕んじゃう……」
「え?」
思わず出た本音を隠すように自分の頬に拳を叩き込む。
狼谷さんは俺の反応にも焦ったような反応をとってくれる。
「し、塩見くん!? 大丈夫かい!?」
「あ、大丈夫です。ちょっと暑さで熱暴走起こしただけなんで」
「あなた常に熱暴走してるでしょ。キチガイなんだから」
横から茶々をいれてきた式守と罵倒の飛ばしあいになるのは通常運行である。
「あれ? なんか狼谷不満そう?」
「そんなことないよ」
そんな会話が猫崎と狼谷さんの間で行われたようだが、それを聞いていたのは全てを察している表情の八満だけであった。
そんな八満が口を開く。
「ところで塩見。お前、そのでかいクーラーボックスはなんだ?」
「うん? これか?」
八満の言葉に俺は担いでいたキャンプ用のクーラーボックスを降ろして開ける。
「俺が下味つけてきた肉だ」
「うわ!? すごい量!!」
クーラーボックスにぎっしりと入った肉の山に猫崎が眼を輝かせる。
そして俺と犬束と和泉は三人でポーズを決める。
「俺達食べ盛り男子高校生!!」
「肉ならいくらでもいけるぜ!!」
俺と犬束はノリノリだが、和泉は少し顔を赤くしていて恥ずかしいらしい。その姿を鼻血をたらしながら激写している和泉の彼女は無視する。
「いや、マジで肉しかないよ」
「あ、こっちに何かボトルがあるけど……塩見くん、これは?」
クーラーボックスを覗いている猫崎と狼谷さん。そして狼谷さんの取り出したボトルに俺は笑顔でサムズアップを決める。
すると狼谷さんが鼻血をたらした。
「狼谷さん!?」
「ああ、すまない。ちょっと暑さでね……大丈夫、私は大丈夫」
「ほら、一回上むけ。はいと~んと~ん」
八満が上をむいた狼谷さんの背中あたりを叩いて鼻血を止めようとしている。
そこで猫崎が何かに気づいた。
「あれ? 野菜は?」
「「猫!!/猫崎!!」」
「え!?」
俺と式守が真剣な表情で猫崎の肩をつかみながら口を開く。
「「草を食うのは偽善」」
「肉食獣でも少しは草食うぞ」
俺と式守の言葉に犬束が速攻で突っ込みを入れてくるが俺と式守はそれをスルー。
このまま脱線が続くと夕方になると思った和泉の声かけで全員でバーベキュースペースに移動。そこにはバーベキューの焼き道具一式と、食材が用意されていた。
「野菜がカットされてないな……このまま焼くか」
「いや、切ろうぜ」
俺のナイスアイディアは犬束によって止められた。俺は用意されていた包丁を持ちながら他の面々をみる。
「俺以外に料理できる奴いる? あ、和泉はできたよな。たしか」
「え!? 和泉さん料理できるんですか!?」
「う、うん。家で手伝いはよくするから」
俺の言葉に速攻で反応した式守は、和泉の肯定で青くなる。
俺はそんな式守に笑顔で言い放つ。
「どっかの誰かさんより彼氏のほうが女子力高いな」
「衝撃のファァァァストブリットォォォォォォォォッッッ!!!!!!!!」
「パリィ!!」
式守渾身の拳を俺は捌く。そしてお互いに荒ぶる鷹のポーズになったところで猫崎に止められた。
「ちなみにあたしは料理できない。狼谷は?」
「あ、ああ。私もできない」
「女子組全滅かよ」
「待て犬。何故ナチュラルに私もできない扱いした?」
「いや、八満は絶対に食う専門だろ」
犬束の言葉を八満は鼻で笑うと、包丁と人参を持つ。
そしてあっというまに人参は鶴になった。
「なん……だと……!?」
「わぁ!! 八満すごいじゃん!!」
「這いつくばってごめんなさいと言え、犬」
「断る」
劇画調になって驚いていた犬束、八満に抱きつく猫崎、そして犬を見下した眼でみる八満。そしてその背後では俺と式守が限界バトルを繰り広げ始めていた。
「なんかみんな楽しそうだから僕らで準備しちゃおうか、狼谷さん」
「あ、ああ。私はどうすればいいかな」
そしてバーベキューの準備は和泉と狼谷さんが全部やってくれたのであった。
「その肉はもらったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「やらせんよ!!!!!」
犬束の伸ばしてきた箸を俺は切りはらいで弾き、その隙をついていい感じに焼けた肉を口の中に放り込む。
「きさまぁぁぁぁぁぁ!!!!! 俺が大事に育てていた肉をよくも!!!!!」
「うんまぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! 負け犬から奪って食べる肉さいこぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!!!!」
「二人とも元気だね」
焼き網を男子チームと女子チームに分けた結果、男子チームの網は肉を奪い合う激戦地と化した。主に俺と犬が煽りあって和泉がぽわぽわと笑っているだけだが。
そしてそんな男子チームを無視して女子チームもわいわいと肉を食べている。
「でも本当に肉にタレがしみてて美味しいよ。これ塩見特製?」
「塩見というより、塩見のお父さん特製、って感じよ。塩見の奴、おじさんから料理仕込まれているはずだから」
「ああ、確かに美味い。これを毎日食べれたら幸せだと思わないか、狼谷」
「へ!? あ、ああ。確かに幸せだろうね」
八満の言葉に顔を赤くしている狼谷さんがいたそうだが、残念ながら俺と犬束は箸でチャンバラを始めて和泉に怒られているのでそれに気づくことはなかったのだった。
塩見くん
父親に仕込まれているので料理上手
狼谷さん
八満のパスに塩見くんとの結婚妄想(第一子出産)までした
和泉くん
実は料理上手
式守さん
料理が壊滅的に下手
犬束くん
料理は食べるもの(バイトをしているのでできなくはない
猫崎
料理はできない
八満
実は遠月茶寮学園でやっていけるレベルの料理上手
そんな感じで久しぶりに更新です。
原作は最終回にカウントダウン入っているのにこの作品いまだに川でバーベキュー回ですよ。ゆっくり更新な作品ですがお許しを
そして細かい設定を忘れたので料理レベルは半分オリジナル。そして明かされる八満は食戟のソーマの世界でもやっていけるレベルという秘密!!
きっと今後も生かされない
次回こそ狼谷さんとのいちゃいちゃを書くぞぉ!!(努力目標