働き蜂は花と歌を護る   作:星野燕

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どうも初めまして、星野燕です。初投稿なので所々間違えがあるかも知れませんが暖かい目で読んで頂けるとありがたいです。コメントで感想、アドバイス等頂けるとありがたいです。満足させられるかは分からないですが、満足させられたら幸いです。それではどうぞ。


護る為に

...嗚呼、視界の全てが燃えている。何も、何も出来ないでただ蹲っているだけ。目の前で少女が1人だけで得体の知れない何かと戦っているというのに。後ろから泣き叫ぶ声がする、戦っている少女が歌を紡ぐ。その歌は紡ぎ終わればその身を破滅させるというのに。

 

......嗚呼、不甲斐ないな。

別に親しい訳じゃないけど、ただ偶然両親に着いて来ただけで今日会ったばかりだけれど、それでも...自分は誓った事がある。

自分の目の前の命は必ず護ると。

なのに今は守られている、そして今その命を散らそうとしている。

...嗚呼欲しいな、力が。 護る為の力が。

突如視界が煌めく―――

 

力が欲しいか?

 

........嗚呼、欲しいよ。

 

力を使うという意味は、解っているな?

 

........勿論だ!

 

なら託そうこの力を

 

視界の閃光が徐々に消える、手元には腕輪と蜂のような機械、ザビーゼクター呼ばれる物があった。それを手に取ると、使い方が頭に流れ込んで来る。無意識に腕輪を腕に巻き、ザビーゼクターを手に取る。

「...変身。」

 

________HENSIN_________

 

全身にアーマーが纏われる、だがまだこれだけでは無い。ザビーゼクターの羽を180度逆に倒す少し動かす。

アーマーが動きだし、それと同時にザビーゼクターを180度回転させる。

 

「キャストオフ。」

 

________CASTOFF_________

 

緩んでいたアーマーが勢い良くパージされる。その内側から、黄色い装甲が出てくる。

 

_______CHANGEWASP_______

 

少女がもう少しで歌、絶唱を紡ぎ終わるという所で首筋に衝撃を受けた。

「寝とけ。」

「...なんで?」

俺を見ながら少女は倒れる。

「おい怪物、お前の相手は俺だ。」

「グオオオオオオオオオオオオ!」

怪物…ネフィリムだったかな?、はこちらを振り向き雄叫びを上げながら襲いかかってきた。

_______ズドン

「おいどうした?、全然痛くないぞ?」

だが遅い、難なく受け止めれる。

「...さっさと終わらせるか。」

俺はZECTと書かれているベルトの側面をなぞる。

「クロックアップ。」

 

________CLOCKUP________

 

____世界が止まる。

 

今動いているのは自分のみ。原理は解らないが...いや、解りたくもないな。解ったら人外だ。ともかく今の状況は自分のみを加速させて周りは止まっているように見えるという事だ。ネフィリムに近づき、拳を振るう。何発か殴った後に蹴りを1発いれて離れる。

 

_______CLOCKOVER________

 

「グオオオオ!?」

ネフィリムが吹っ飛ぶ。それはそうだ、なんせ何発も殴った訳だしな。ネフィリムは訳が解らないとでも言うように鳴いた。

「さてと、決めるか。」

俺はザビーゼクターにあるボタンを押す。

「...ライダースティング。」

 

_______RIDERSTING________

 

ザビーゼクターに向けて電流が走る、左拳をネフィリムに向けて振るう。ネフィリムに拳が届くと共に電流がザビーゼクターに到達する。

「じゃあな。」

「グオオオオオオオオオォォォ!?」

ザビーゼクターが触れると同時に、絶叫しながらネフィリムは爆発する。

「...さてと運ぶか。」

気を失っている少女、まあぶっちゃけると俺よりも歳上なんだけどもセレナを抱いて歩き出す。建物から出てくると同時に、

「セレナ!」

姉のマリアが飛んできた。

「セレナ、セレナは無事なの!?」

「安心しろ、気絶してるだけだ。」

「そう、もう1人居たはずなんだけどその子はどうしたの!?」

「...家族と一緒に旅立ったよ。」

嘘をついた、だってその子供は俺だ。何となく解っているのだろう、マリアは苦笑いしていた。

「さてと、そろそろ帰るとしますか。」

「...待って、貴方の名前を教えてくれないかしら?」

「...ザビーだ。」

そういや名前言ってなかったな、離れて遠くから見ていただけだったしな、まあ本名は教えないけど。

「...本名は教えてくれないのね。」

「今から去るのに言うわけないだろ、狙われたくないしな。」

「...ありがとうね、セレナを_妹を助けてくれて。」

「...じゃあな。」

俺は一言残して立ち去った。

 

sideout

 

マリアside

あの子には本当に助けられた。お陰で、妹_セレナを失わずに済んだ。あの子は気まぐれで着いてきたとあの子の両親は言っていた。そしてあんな力なんて持っていないただの少年だった筈だ。なのに建物から出てくる時には、黄色いアーマードスーツみたいな物を身に付けていた。...不思議な子だった、妹達が遊んでいる時も離れて遠くから見ていた。一応名前は聞いたけど答えてはくれなかった。だけれどまた会って心からの御礼を言いたい。あの子いや、彼天道翔くんに。

 

マリアsideout

 

これは少年がザビーとなる切っ掛けであり、全てを護ると誓い行動するようになり、後に仮面ライダーと呼ばれるようになる話のオリジンである。

 

 

 

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