とある炎剣使い達は世界最強   作:湯タンポ

31 / 41
皆さんお久し振りです。最近寒くなってきましたが元気にお過ごしでしょうか。 作者は暫くの間やる気欠乏症になってしまいました(言い訳)。で、でも次の話長くなるし頑張るから許してクレメンス(懇願)。

と、取り敢えずほんへどうぞ


多分ツッコミどころ満載だと思いますがし、最初の方は意味わかんないと思うけど、感想でツッコンでくださり。


第二十二話 神と呼ばれた男

燃え盛る炎、倒れる自分、息絶え絶えの友人、事切れた母代わりの妖怪。

 

それらを見た少女__博麗霊夢は何故か冷静だった。

 

何故こんなことになっているかを考え、そして、全ての元凶へと視線と疑問をぶつけた。

 

 

「……何故こんなことを続けるの?こんなことをしてなんの意味があるの?」

 

 

彼女がそう問うと、彼はゆっくりと口を開いた。

 

 

「…原初の五人…とだけ言っておきましょうか。」

 

 

しかし、それは傍からしたら意味のわからない答えであり、霊夢にとっても分からないものであった。

 

 

「原初の五人って…あの童話の?」

 

「そうだ。」

 

 

 

原初の五人___それは、幻想郷に伝わる童話で幻想郷の住人ならば知らない者は居ない。

 

 

童話に拠れば原初の五人とは、幻想郷を作り出した五人の、神、妖怪、人間の事である。

 

 

 

「…そこで何で原初の五人何てのが出て来るのかしら?」

 

「…後は自分達で考えろ、そして、一年後まで待っていろ、俺は必ず幻想郷を粉々に破壊してやる。」

 

 

そう言うと彼はどこかに去っていってしまった。

 

 

「…どういう事なのよ___紫。」

 

 

そう呟いた彼女の後ろには、事切れたはずの妖怪、八雲紫が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わりエリセン

 

 

「…で?どういう事なんですか主。」

 

そこでは輪廻への質問コーナー(主催ハジメ&ユエ)が開催されていた。

 

「…何処からだ?」

 

「最初っからです、俺にも教えて貰ってない主の本当の過去(・・・・・)から。」

 

そう、ハジメの言った通り霊夢達に聞かせた彼の過去は、完全な嘘である。

 

 

そして、ハジメが放った言葉で、辺りが緊張に包まれる。なぜ緊張に包まれたかと言うと、輪廻がやばいオーラを出しているからである。

 

「………何故俺が言った過去が嘘だと思った?……答えによっては……消すぞ?(・・・)

 

その『消す』は決して記憶を消すとかではない、存在(・・)を消すと言っているのだ。

 

ハジメはその視線と声だけで人をいとも容易く殺せそうな人物に『消す』と言われて、足がくすみそうではあったが、それでも言った。

 

 

「いえ、先程主の兄弟を名乗る人物が現れましたが、俺の聞いた主の過去にはそんな人物は出て来なかったので嘘かと思いまして。」

 

 

ハジメのその言葉を聞いた途端、輪廻の纏っていたやばいオーラが消え去り、辺りに走った緊張は消え去った。

 

 

「そういう事か……」

 

輪廻はそう言うと周りを少し見渡し、なにか考えるような仕草をしたあと、一度溜息をつき話し始めた。

 

因みにだが、今輪廻達の周りに居るメンバーは、ハジメ、清水、ユエ、シア、ミレディ、ティオ、雫、恵理、残った東方組(妖夢、レミリア、フラン、アリス、咲夜、さとり。)である。

 

 

「………まずはミュウの母親の治療が先だ。」

 

輪廻のその言葉にハジメが「あっ…」と声を漏らした。

…色々ありすぎて忘れていたらしい。

 

 

パチンッ

 

そして輪廻が指を鳴らすと、ハジメ達が瞬き一つをした間にミュウの家の前まで来ていたのだ。流石にこれにはハジメ達も驚いて………

 

 

「…まぁ、主ならこれくらいの事は出来るわな…」

 

「…ま、我が君だしな。」

 

「…ん、輪廻ならこれくらい出来る。」

 

………無かったみたいですね、ハイ。

 

 

ガチャッ

 

「あれ?パパ達どこ行ってたの?」

 

ここで登場したのは、現環境で輪廻君を止める事が出来ると言う、ある意味最強(チーター)であるミュウちゃんです。ここで説明しよう、何故ミュウが困惑しているかと言うと、ミュウにはいきなり自分の父親が消えたように見えたのであるが、一分もかからず戻ってきたのである。

 

 

「…いや、ハジメ達と少しお話してきただけだ。」

 

輪廻は淡々とそう返すが、ミュウやハジメ達もある事に気が付く。

 

そしてミュウは輪廻に対してこんな事を言ったのだ。

 

「パパ?パパは本当にミュウのパパなの?」

 

………これだけ聞くと完全に地獄絵図の修羅場セットだが、ミュウの言葉の意味はそのままの意味では当然無い。

 

「……ミュウ、それはどういう意味だ?」

 

輪廻が困惑していると言うまさに貴重なシーンではあるが、そこに関してはどうでもいいので無視する。ちょ〜簡単に説明すると、輪廻は以前の体を捨て別の身体に転生したのである、その為人格が3つに分かれている。当然人格が違えば、中身は同じとはいえ喋り方や癖など中々に変わるものである。長々と説明したが、結局何が言いたいかと言うと。

 

 

「……パパ、いつもの感じと違うの、髪も違うし目も違う、身長もおっきくなってるし、喋り方が全然違うの。」

 

……という事である。

 

子供と言うのは案外親のことを細かく見てるものである。

 

 

対する輪廻だが、悩んでいる様に見えるが実は脳内会議で三つの人格と話しているだけである。

 

 

 

「…ふむ……やはりお前達にはこちらの方が馴染んでいるか……」

 

パチンッ

 

そして、輪廻がそう言って指を鳴らすと、ハジメ達が瞬きを一度する間に、前の姿へと戻ったのだ。

 

「…ミュウ達はこっちの方が慣れてるからなァ…ま、仕方ねっちゃ仕方ねえよ…」

 

…どうやら入れ替わった人格と何やら話をしているようだが、それよりもハジメ達には聴きたい事があった。

それ即ち……

 

「「「死んだじゃなかったんですか(の)!?」」」

 

「…いや、確かに死んだ事には死んだぞ?前の姿をしているだけで中身は変わってねえから。んで、何で喋り方が違うかはレミアの治療をしてから話す。こっちに着いてこい。」

 

ハジメ達の問いにそう返すと輪廻はスタスタとミュウ親子の家へと入って行き、レミアの前へ行くと、またもや指を鳴らした。

 

パチンッ

 

そうするとあら不思議、治療された当のレミアすらも「あら?…あら?」と見事に困惑しているが、一瞬で怪我が治ったのである。

 

これは単純に輪廻がレミアの傷を無かった事(・・・・・)にしただけであるが、そんな事とはつゆも知らぬハジメやユエ達は当然「(゚Д゜)ファッ!?」状態である。

 

そして、流石に気になったハジメが、周りを代表して質問を開始したのであった。

 

 

「…主は………何なんですか?」

 

……今までは、『主』だからとスルーしていたが、思い返してみれば、明らかにただの強い『人間』が放てるような技や使える武器では無かった。それこそ『妖怪』や『神』でも無いと……

 

「…まさか主…貴方は…」

 

そして、何かを察したハジメは驚きで目を見開いていた。

 

驚くハジメに輪廻は淡々と告げる。

 

 

「…よく気付いたな……そう、俺は人では無い……神だ(・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 




Q.厨二ですか?

A.確かに見た目は厨二ですが違います、ちゃんと理由があるんです聞いてくださ コンコンッ おっと誰か来たようだ



その後彼を見た者は居なかったと言う……












と言う茶番は置いといて、アンケート投票してくれると嬉しいです。

曇らせや愉悦部は好きですか?(今後の参考にしたりしなかったりする)

  • 好き
  • 大好き!
  • 今までに見た曇らせを覚えているのか?
  • 嫌い
  • 嫌いすぎて吐きそう
  • ゴリラ
  • いいぞもっと書け

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。