IS Another ZERO   作:XXI

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はい、遅筆でドラクエ7やってました。オルゴさん倒しました。あとは神様だけです。
多分本気だしたら勝てるんじゃねーの?って所です。今は天地雷鳴士と、ゴットハンド、勇者さんがいればどうにかなんとかなるんじゃないかなーと。なおプラチナキングを作ろうとしてます。だから時間がかかって。

はいという事で五巻の半分を終わらせました。
前回は四巻で使ったネタは8巻の内容で使用するつもりです。
これからは少し話の作り方変えようかなーと。
あ、後TOX2と、DQ7のクロスを思いついてしまった自分は……主人公のシナリオが選択制にしてしまおうかと。


生徒会長

九月。

長期休暇を終えての初めての実戦訓練は、二組との合同訓練となった。

目の前で飛びまわる紅白の二機の機体。甲龍と、白式。

相変わらず、滅茶苦茶な戦闘機動だ。チンピラの喧嘩にしか過ぎないな。肩部ユニットの龍砲が優秀なのは分かるが、一撃必殺の攻撃力をどうしていかせない。

敗北を本能的に恐れているのか。だから、どうしても自分の間合いに入る事が出来ないのだろう。ISを使って、もう半年は経とうと言うところ。

そろそろ自らの手足のように動かせるようにはなってきているようだが。それだけだ。それ以上はまったくもってど素人のまま。

折角のISが泣いている。

空間に圧力をかけて砲身を作り出す龍砲を見抜く方法はISには搭載されている。

いや、普通に考えたら、サーマルセンサーで普通に分かるのではないのだろうか。

視認が出来ないのなら、熱や音に頼るのが戦場だ。

潜水艦での戦闘は、相手と自分の位置をどれだけ把握できるかによる。相手を認識する手段が、音以外でないからだ。そのためのソナーだ。

それも分かっていないようでは、中学生からやり直した方がいい。

こんな物は、科学でも何でもない。所詮、楽しい理科程度のお話なのだから。

その証拠に、俺が戦闘をした際には敗北をしていない。

時に近接、時に中距離。むしろ機銃と、ハンドソードだけで勝てる方がおかしいと言うものなのだが。

それだけ、こいつらの戦闘がひどいと言う事だ。黒兎は、幾分かましだが。AICのお陰で。本人に、その自覚はないらしい。

しかし、この黒兎の軍での階級がまだ信じられない。このなりに程度の知れた戦闘能力、把握能力の著しい欠如。

何処をどうとっても、軍での階級が佐官であると言う事が信じられない。どう考えても尉官以下の能力だ。

この程度の人間が軍で隊長を張っているあたり、ドイツも人材不足なのだろう。

しかし、ISF4へと機体が戻ったのは俺にとって、幸運だった。

ISF14の状態になってしまえば、モノ珍しげな人間が俺に近寄ってくる。そんな面倒事は避けたかった。

キャットスター。突如として現れた俺の専用機としての姿。

第一次移行が終了して唐突に現れた機体。それが何を意味しているのか、俺には理解出来た気がする。

悪魔が発現した。誰もが夢見る世界へ歩む為の初めて力。でもこれはあの三つの中でも最も遅い機体。

なら次に現れるのは?

とりとめのない疑問を頭の中に浮かべながら目の前の女子との戦闘に身を投じる。

 

「たぁ!」

 

掛け声をあげるなよ。貧弱な。

打鉄の斬撃を踏みこみつつ回避。と、同時に拳を腹部に突き出す。

小さな悲鳴をあげて女子生徒は吹き飛ぶ。剣道三倍段のはずだが……それほどまでに俺とこいつらでは戦闘能力に差があると言う事なのか。嘆かわしい。

弱いな。本当に。こんな程度で兵器を扱うだけの資格があるとでも思っているのだろうか。

 

「おいおい、愉快なダンスでも踊っているのか?」

 

倒れている女子に向かってそう言う。実際ダンスでもしているような気分になってくる。

 

「まだまだぁ!」

 

意気込みだけはいいが、これは模擬「戦闘」だと言う事を忘れるなよ糞ガキ。

今度は刀を振り下ろす前に俺は懐に滑り込み、掌底を腹部に捩じり込む。そして、くの字に折れた生徒の腕を掴んで、足を払い、その場にねじ伏せた。

右手に剣を呼び出し、顔の横に突き立ててやる。

 

「ぅ……ぁ……ま、参り、ました」

 

こんな、モノだ。

俺はISを解除して、女子生徒に手も貸さないまま下がっていく。

疲れた。本来ISでの徒手格闘戦などあってはならないものだ。そもそも、マニピュレーターと言うものは非常に脆い。関節部が多く、痛みやすい代物だ。それでの戦闘を行わなければならないと言うのは、手元に武器が残らなくなった時。

そんな時は一体いつ来る? 俺の、このISF4でさえも、今までの戦闘で弾薬が切れた事など一度もなかった。

そもそも、だ。ライフルの予備マガジンなんて、精々二つ程度しか持たない。一度の戦闘にその程度しか使わないからだ。

米軍で採用されているM16カービン銃や、M4カービン銃などの弾薬数は三十発。うち使用するのはおおよそ二十五発前後。その分の予備マガジンを考えても使用する弾薬の量は七十五発から八十五発程度。全てをフルで使いきったとしても、九十発。

一発で一人殺せるとして、九十人殺せる計算になる。とはいってもバーストで使われる計算でも三十人。

しかも、それを使い切るという事はまずないのだから。

もし、仮にP90を使うのだとすれば予備マガジンはひとつ十分と言う事になる。まぁ、PDWとアサルトライフルを比較するのはどうかと思うが。

 

「ねぇねぇ、専用機を持ってるって事はどこかの代表候補生なのかなぁ?」

「でも、どこの国だろう」

「聞いた事無いなー。もしかして国家代表だったりして!」

「えー、それこそ聞いたことあるんじゃない?」

「でもでも、あれだけの強さなんだからあり得るんじゃない?」

「確かにねー。だってこの間さ、ボーレヴィッヒさんを打鉄で追い詰めてたんだよ?」

「あーそうだったよねー。リアル軍人でAICとかってチートを使うあの子を打鉄で追い詰めたんだもんねー」

 

好き勝手言ってくれる。と言うかあの機体をチート呼ばわりとは。そんな程度だから、格が知れると言うもの。

まったく。溜息を吐いて、昼寝を続ける。

 

「誰がさぼっていいと言った」

 

退屈なんだ、寝かせてくれたっていいじゃあないか。

 

「貴方が相手をしてくれると言うのなら考えますよ」

「ほう? 教師に向かって大層な口をきくな」

「事実、教員でなければ、お遊戯にもなりはしない。愉快なダンスレッスンなら、生徒に人気のある教師がエスコートするべきなのでは?」

「か弱い女子をエスコートするのが男子の務めだと思うがね?」

「生憎と自分がやっているのは伝統芸能でね。相応の覚悟と実力をもつ人間でなければ傍らに立つ事も許されておりませんので」

「ほぉ、だったらお前なら誰を選択するんだ?」

「そうですねぇ、貴女がその命をかけて頂けると仰るのでしたら。どうです? 一曲、自分と楽しい空でのダンスを楽しみませんか、ブリュンヒルデ?」

 

俺がそう言った次の瞬間に授業の終了を告げるチャイムが鳴り響く。

 

「残念だったな。午前の授業はここまでだ」

「ええ、残念極まります。では、ダンスは次の機会に」

 

言い放つと俺は世界最強に背を向けて、ロッカールームへ向かう。

良い所でゴングに邪魔をされてしまった。後少しで、こいつを落とす事が出来たと言うのに。

まぁ、楽しみは先延ばしにしておいた方がいいだろう。こいつを落とした瞬間、俺は何よりも悦楽、と言う言葉を知るのだろうしな。

後片付けもそこそこに俺は食堂へ向かう。微弱に浮遊しながら徒手格闘戦を行っていた上、被弾もしていないのでそんなに地面などに傷をつけていないのだ。もっぱら、相手生徒が勝手に倒れたりした時の傷の方が多い。

僅かにでも俺が楽しめれば、後片づけ位は、手伝ってやってもいいのかもしれないが。つまらない相手をわざわざ手伝う必要性を感じない。

アリーナを出て、食堂に向かう。午後の授業も、機体を使っての演習だ。

尤も、俺の出る幕はもうなさそうだがな。

夏も終わりだが、清涼感のある食べものを食べたい気分だ。ざる蕎麦を注文する。

ざるの上に盛られた蕎麦が食欲を誘う。実に、旨そうだ。

一口蕎麦をすすると、口の中いっぱいに広がる風味。それに加えて、山葵の清涼感溢れるツンとした独特の辛さが鼻を抜けていく。のど越しも抜群だ。

全て食べ終えると、俺は蕎麦湯を頼む。これがあると知った時は驚いた。蕎麦湯がある食堂なんて珍しい。こんな場所では決してお目にかかれるものじゃあない。

無意味に金をかけているなこの学園は。相変わらず。俺がトップなら日替わりランチがいくつかあるだけで終わる。

たれに蕎麦湯を流し込み、それを飲む。これで蕎麦を完全に食べきったと言う気分になるのだ。

ふぅ、息を一つ吐いて、体から力を抜く。

 

「お、お前はざる蕎麦か」

 

五月蝿いのがまた来た。俺は静かに食事をとりたいのだけれど。

 

「しかも蕎麦湯まで。お前、中々通だな」

「ソバユってなにかな?」

 

隣で蕎麦湯の事を知らなかった妾の娘が尋ねる。しののめと日本に住んでいた中国人は知っているような顔をしている。

 

「蕎麦を茹でたお湯の事だよ。これをたれに入れて飲むのがざる蕎麦のシメなんだ」

「煮汁を飲むなんて。それのどこが通ですの?」

「人によって好みが分かれるけどな、結構これがうまいんだよ」

 

ほう、お前も日本人らしい一面があるじゃあないか。

 

「それに蕎麦湯には健康にいい成分が含まれているって話だぞ」

 

本当にお前はこの学校をやめてしまえばいいのに。

横で俺の飲んでいる蕎麦湯を興味深げに眺めてくる、黒兎。そんなに俺のこれが珍しいのか。

顔をしかめながら飲み干すと俺は足早にアリーナへと向かう。

小うるさいのはごめんだ。

そして、案の定授業に遅れてきた織斑一夏。その日の訓練はラピッドスイッチの回避訓練と相成ったわけだが。

遅れてきた言い訳をした時に、織斑一夏の口から中々に面白い言葉が聞けた。

二年生の女子に絡まれた挙句に、遅刻してしまったのだそうだ。

この時期に、織斑一夏に対して接触してくる上級生の女子なんて珍しい。

尤も、それについては心当たりがあるのだが。しかし、今更この時期になって接触してくるとは。一体何が起きたって言うんだろうな。

やれやれ、派手に暴れまわれるのならばたいした事は無いのだけれど。また訳の分からない馬鹿騒ぎに巻き込まれるのだけはご免こうむりたい。

そろそろ俺も、本職の戦闘訓練を行いたいものだ。ここにいる連中相手では実戦訓練にもなりはしない。

教員相手にハンデありでようやく同等程度。これじゃあ話にならない。肉体的にも話にならない。一学期での戦闘では、本気かどうかは分からなかったが。あれが本気だとは信じたくはないな。

鈍っていく体を鍛えなければならない、そう感じながら俺は茶番劇を眺める。

そうして翌日となり、俺はこの学園で希望を持つと言う事をやめたくなったのだった。

 

「名付けて、各部対抗男子争奪戦!」

 

壇上に立つ女子生徒は、全校生徒にそんな事を言い放ちやがった。巫山戯やがって、あの馬鹿は知らないが俺はそんなことを承諾した記憶はない。

生徒会長、更識楯無。巫山戯た事を抜かす人間だ。

今更になって俺達に接近してきた意図はどこにある。一体何のつもりで俺達にそんな事をさせるつもりなんだ。

近く開催される学園祭で尤も優秀な成績を収めた部活動に、俺達を強制的に所属させると言う内容を全校生徒に向けて言い放ちやがったのだ。

騒然とする生徒たち。こういった時に制止役となるブリュンヒルデは一体何をやっているのだ……!

そいつは眉間に皺をよせて、悩ましげな表情をしているだけだった。つまり、お前もある意味承諾済み、と言う事か。

 

「俺はそんな事を承諾した記憶はない」

 

苛立ち紛れに俺はそう言ってやった。

 

「あら、だって言っていませんもの」

 

楽しそうに言いやがった。本当に巫山戯た事を抜かしやがる。

 

「だったら俺は承諾する義務がないな、更識楯無。俺は、お前の玩具になり下がるつもりはない」

「あら、噂で聞いていた通り、中々口が悪いようね。でも、このくらいの遊びに付き合ってもらってもいいじゃないの?」

「断る。俺は、何物にも縛られない。国にも会社にも学園にも個人にも、それに対する思考宗教にも、誰にも縛られない。この俺が、お前に従う道理は、ない」

「あら、服従するよりさせたいのかしら? 私はただ、貴方にお願いしているだけなのだけれど」

「なら断る。お前の願いなんて聞く義理はないな。景品はそこにいる馬鹿一人で充分だろう」

「ラーズグリーズ、謳われない戦争。メビウス、大陸間戦争。ガルム、ベルカ戦争……灰色」

「……何を知っている」

「貴方の事も、知っているわよ?」

「何が、目的だ」

「貴方が学園祭を盛り上げてくれるのに協力してくれるのが目的よ」

 

ち、こいつ……俺が今欲しがっている情報を持っているとでも言うのか。

食えない女だ。俺に、何をさせたがっている?

 

「……いいだろう」

「あら、助かるわー」

 

なめ腐りやがって。もし、敵に回る事があるのだとすれば、お前から殺してやる。

まぁ、どのみち俺は連中の言いなりにはならないが。と言うか、この学園にも、部活動なる物が存在していたのか。俺は今まで気がつかなかったが。まともな活動が出来ているとは思えないな。

唾でもはいて捨てたい気分をどうにか耐えて、俺は教室へと戻り授業を受ける。

そしてその日の最後の授業。クラスでの出し物を決めるものらしい。言わずもがな、その内容はもはや苦笑すら通り越して、ものも言えなくなる。

織斑一夏とポッキーゲームだぁ? 笑わせるな。そんな物の何が面白いと言うのだ。

多数決と言うのは実にやりにくいものだな。このような状況で一切の発言を封じられると言うのは非常に困る。

……と言うより、こんな内輪でやるゲームに、何をそんなに躍起なるのだ。つまらない遊びだろう。

それよりも、学園の方針は一体どうなっている。

第一次、第二次と外部によるトラブルが起こっていると言うのに、限定的とはいえ、外部の人間を招く事をするなどと。正気の沙汰ではない。

本当に学生気分なら、機密など無い方がいい。

小学生かとも思えるほどに荒れる学級会の中、黒兎が意外にもまともな意見を出した。

何とメイドきっさだそうだ。成程、ここ数年の間でそう言った店は一般化してきているが。まさかこいつの口からそんな言葉を聞く事になるとはな。

ああ、いや、そうでもないか。何せこいつにとっての織斑一夏は『嫁』なのだそうだからな。どうせ部隊で懇意にしている誰かの入れ知恵だろう。そう判断すると俺は面倒くさげにまた外を眺めた。

そのままとんとん拍子に話は進み、結局メイド喫茶と言う事になった。どうやら、男二人は執事をしなければならないらしい。

執事なんて柄じゃないんだがな。

そして放課後。俺は昼休みにも会えなかったあの女を探しに出た。

生徒会室にいるものだと思い込んでいたがそうでもないらしい。どうやら巧妙に俺から逃げ出していたようだ。

思わせぶりな態度をとっていたが……。俺との会話を何処かで聞いていたのだろうか。いや、それでも口にしていない言葉が含まれていた。

『大陸間戦争』、そして『メビウス』。この二つの言葉が意味しているのはかつて起きた戦いの事。凄惨な、ただの殺し合い。

これは歴史の闇に封印されている筈。俺達以外の誰も、その内容を知り得ないはずだ。

ふと織斑一夏に接触していた事を思い出す。そう言えば、あいつは最初に俺では無く織斑一夏に何らかのアクションを起こしていたと考えられたんだ。

俺はその足を職員室へと向ける。

あの馬鹿は今、出来そこないの担任教師へ学園祭の内容を伝えに行っていたはずだ。

――案の定、あいつらは接触していた。こちらに背を向けて歩いている。

声を掛け、静止させようとしたが、それは怒声によって阻まれる。

 

「覚悟ぉぉぉぉ!」

 

何を覚悟すればいいのかはわからないが、目標は生徒会長である更識楯無らしい。

一体何が目的だ……!

舌打ちを一つすると、織斑一夏の前に立つ生徒会長の前に出て、竹刀が振り下ろされるよりも早く、俺はその拳を腹部に入れる。

脱力し、気を失った女子生徒。その竹刀が床に落ちると同時に、今度は弓矢が襲い掛かってきた。

 

「あらら、別に庇ってくれなくても良かったのに。これ借りるわね」

 

そんなことを言って更識楯無は竹刀を足ではじきあげ、手に取るとそのまま投げる。矢を放っていた女子生徒の眉間に見事にヒットする。

随分な腕力だ。

が、直後示し合わせたかのようにロッカーの扉がはじけ飛び、中からボクシングスタイルの女子生徒が攻撃を仕掛けてきた。

全く、何だって言うのだ。この学園は……!

手早く俺はしゃがみ込み、足払いをかける。驚愕に染まる女子生徒。完全に重力に任せるだけになったその首をつかむ。

 

「何のつもりだ……答えろ。一体、何の目的があって戦闘行為を仕掛けた」

 

首をつかむ右腕に力をくわえながら俺はそう言い放つ。

 

「ひ……ぐ、あ……」

 

悲鳴にならない悲鳴をあげて、目尻に涙をためて必死で逃げようともがく。

それを阻止するように、俺はそいつの体を壁に叩きつけ、なお続ける。

 

「答えろ。場合によっては――」

「はーい、そこまで―」

 

生徒会長が俺の肩を掴んでそう言ってきた。有無を言わせない圧力。肩を掴む力が随分と強い。

 

「なんだ、お前が直接取り調べたいのか」

「誰もそんな事言ってないわ。その子、もう戦意喪失しちゃってるじゃない」

「戦意を喪失していようがなんだろうが。こいつに襲わせた理由を吐かせなければならない」

「そんなもの決まっているじゃない。私が生徒会長だからよ」

「噂には聞いていたが、本当だとはな。気が狂っているんじゃないのか、お前達は」

 

言うと俺は女子生徒を放り捨てる。

呻き声をあげて地面に受け身も取れずにぶつかると、ゲホゴホとせき込んだ。

「おい」俺が声をかけると、女子生徒は小さな悲鳴をあげて、俺の事を見る。

力の入らない四肢を動かして必死に俺から距離を取ろうとする。随分な嫌われようだ。まぁ、それが正しい反応だが。

 

「とっとと消えろ。次は、殺す」

 

そう言うと、気を失う。しかも失禁までしっかり言うにもれずやってくれているよ。

こんな程度で、よくもまぁIS学園に通えているよ。もう少し入学する人間は絞ったほうがいいじゃないのか?

その方が経費削減にもなると言うのに。

 

「生徒会長は学園最強でなくてはならない。故にいついかなる時でも、敗北は許されない。敗北したとき、生徒の長である資格を失う。正直、気が狂っているとしか思えないな」

 

気を失った生徒を抱えるそいつに向かって言い放つ。

 

「でも、それがこの学園の決まりなのよ」

「だから無能な指揮官が育つのか」

「あら、ここは指揮官を育てる学園ではないのよ?」

「生徒の長とは腕っ節の強さで決まるものではない」

「あら、力で従える点では間違えていないでしょ」

「軍はってのはな、個で群になり得ない。本当にお前達は勘違いしているようだな」

「群を個で薙ぎ倒す為にISと言うものがあると考えないのかしら?」

「個は個にしかなり得ない。戦による目的を、見失ったものの発言としか、思えないな。その発言が、お前に将たる資格を持ち得ない、と言う事の証明だ」

 

こいつはまるでそのことをわかっちゃいない。王とは強く在る事が義務ではない。

いや、強くなければならないが。こいつらの考える強さと俺の考えている強さは、随分とかけ離れているものだからな。

目の前の一人を護る強さと、世界を護る強さの違いだ。

 

「まぁ、そんなことはどうでもいい。こいつらを医務室に運ぶんだろ。その後にお前の要件を聞いてやる」

 

完全に気を失っている連中の襟首を持って、俺は生徒会長様にそう言ってやる。

二匹ほど、肩に抱えて医務室へと運んで行く。丁寧に扱う気などない。

織斑一夏の存在を確保しようと欲の皮を突っ張り、自らの力量を見誤った結果だ。戦場に置いての、愚者でしかない。ああ、0番目のカードの事ではないと言う事は言及しておこう。あれには天才と言う意味合いも紛れ込んでいるからな。

それじゃあこの子もお願いと、彼女は最後の一人も俺に預けて、自分達は生徒会室へと向かって行きやがった。

ふざけやがって。

わざと俺を遠ざけやがったな? いい考えだな、実に感動的だよ。

医務室に三人を放りこんでやる。一人は途中で起きちまったが。ちょっとした脳震盪だったせいか、よくは分からないが。二人のうち一人はしばらく俺の顔も見たくないだろうがね。

医務室に来る事が常習化しているが、いい加減に俺はよりたくない。

 

「おい、更識楯無」

 

生徒会室へ来ると、俺は優雅に野郎を連れて優雅に茶なんて楽しんでいる生徒会長の名前を呼ぶ。

生徒会役員である布仏姉妹が傍らにいる。

 

「ようやく来たわね」

「この俺に、一体何の用があるんだ」

「あらもう少し上級生への敬いと言うものを表したらどうかしら」

「厄介事を押し付けるような豚を敬う必要性はないな。こんな掛け合いをしているくらいなら、俺を呼んだ理由を早く話せ」

「せっかちねぇ、お姉さんちょっと拗ねちゃうわよ」

「だったらお前を殺してでも聞き出してやるよ。気取った貴様の面の皮を引きはがしてやるよ。お前の妹ごとな」

「……あら、噂に聞き勝る程ね。貴方の口の悪さは」

 

貴様の気取りっぷりもな更識カタナ。ジャパニーズにしては、随分な名前だな。もう少しまともな名前を親につけてもらえなかったのか。

まぁ、対暗部の為の暗部なんて、意味不明な事をほざいている時点で前頭葉が成長していない家系だと言うのはよくわかる。

伝統のある家系なれば、もう少しまともな発想をしてくれても構わないと思うのだが、それは俺の望み過ぎだろうか。

本当に、ISに関連した連中はまともな人間がいないな。本当に。少しはまともな人間であってほしいと思うのは俺の勝手だろうか。

 

「良いわ、とりあえず移動しましょうか」

「何処へ」

「道場に決まっているじゃない」

「何をするつもりだ」

「ちょっとそこの男子を鍛えてあげようと思って」

「時間の無駄だ。そんな無駄な事をやっているくらいなら、俺との訓練にでも付き合ってもらいたい程だ」

「あら、貴方も弱いのかしら」

「そこにいる塵屑に火をつけて、目の前にいる牝豚にこんがり焼き色をつける程度にはな」

 

俺もISでの戦闘に慣れ過ぎたせいか、エース達に比べてひどく衰えていると言っても過言ではない。

が、そこに来てなにかそこにいた馬鹿が食いついてきた。

 

「お前までそんな事を言うのかよ!」

 

どの口が言うんだ。本当につらの皮が厚い人間だ。

 

「せめて俺に近接武器を使わせてから言うんだな」

 

そして俺達は道場へと移動する。

誰もいない道場と言うのはひどく新鮮に映る。何というか、こう、凛とした雰囲気がそこにあるというべきか。

何とも言い難い神聖な空気が流れている。

尤も、傍らにいるこいつらのお陰で台無しなのだがな。

 

「さ、それじゃあ始めましょうか」

 

胴衣に着替えた豚と塵屑。衣装に着られている感が半端じゃないな。似合っていない。

 

「それで? どうするんだ?」

「君たちは私を床に倒せたら勝ち。私は君たちが続行不可能になったら勝ちって事で」

「達? つまりその中には俺も含まれていると言う事か?」

「え? おかしいかしら?」

 

よくもまぁそんな舐めた真似が出来たものだ。徒手空拳での戦闘とはいえども、この俺に対してハンデを設けるなどと。

しかも、そのルールは俺にとって有利なもの。それを知っているのかこの豚は。

 

「で? どっちが最初に俺の遊び相手になってくれるんだ?」

 

誰でもいいから俺はこのストレスを解放したい。フラストレーションを解放したくてしょうがないんだ。

どちらでもいいからぶん殴ってやりたい気分だよ。

 

「あら、そんなにやる気ならまずは貴方がやってみる?」

「刺身がご希望か」

「私がメインディッシュなら、前菜が必要だと思わないかしら?」

「そうかい。だったら薪に火をおこして丸焼きにする準備を整えようかいね」

「へ?」

 

俺達の会話に間抜けな反応が一人。

お前がついて来れていないのなんてこっちは丸わかりなんだから。

 

「間抜けな声を上げているんじゃない。お前が一番最初に、俺とやり合うんだよ」

「い、いや、ちょっと待て! 状況がよくわからないんだが!」

「分からなくていい。いいじゃないか、上手い事行けば、夏の仕返しが出来るんだぜ?」

「そ、そんなことはどうでもいい」

「ああ、そうかい。この女の趣旨なんざとっくの昔に理解しているが……中々面白そうなんでな。相手をしてもらうぞ」

「何で俺とお前が戦わなきゃいけないんだよ!」

「それが目的だからだ」

 

言うなり、俺は拳を突き出す。

反射的に織斑一夏はそれを避けた。加減をしたとは言ってもなかなかの反射能力だ。

素人では回避できない程度の速度。剣道等の心得がある風な口を利いた事はあるが、実際出来るみたいだな。

お綺麗な道場武術程度は。

 

「戦え、織斑一夏。サンドバックもいいが、俺は今、虫をひねり潰したい気分なんだ」

「っ……そうかよ」

 

そう言って構える織斑一夏。

へぇ、中々どうして様になっているじゃないか。尤も、そんなものは俺に必要ないがな。

答えは単純だ。

鍛錬の差が違う。

 

「さぁ、俺の授業料は高くつくぞ」

 

そう言うと、俺は拳を握り締める。さて、こういった手合いは、小手調べをしてくる筈。その為に此方の出方を見るのが基本だ。

実際俺も似たような事をする。戦力の順次投入。そいつは相手の力量を量る為に行うものだからな。

今回、それは必要じゃない。

一歩ずつ俺は歩を進めて、織斑一夏に近寄っていく。

構えも何も取らずに、だ。必要ないから。

何をビビっているのか分からないが、俺との距離をどんどんと話して逃げていく一夏。

ああそうか、逃げるならそのまま踏みつぶしてやるよ。

俺は跳躍して一気に距離を詰める。これが肉体でのイグニッションブーストだよ。覚えておけ。

腹部を一蹴。中々の感触、それなりに鍛えているようだ。悪くない。悪くないな、出来そこないの中途半端にしか鍛えていない体を破壊するのは。

 

「カッ……ハッ……!」

 

再起不能、ゲームセットと言った所か。

 

「ちょっとちょっと、駄目じゃない。きちんと手加減してあげないと」

「俺はこいつに手加減する気はない」

「それじゃあ訓練にならないじゃない」

「当り前だろう。だから言ったじゃないか、サンドバックを殴りたい気分じゃないと」

「男の子って野蛮ねー」

「お人形さん遊びをするお前達に言われたくないな」

 

さて、次はお前の番だ。

拳を握る。脇をしめて構えを取る。こいつは油断してはならない。サラシキカタナ。この女は、それなりの実力者だ。

その戦術を確かめる為には、まず様子見をしなくてはな。

呼吸一つで接近し、拳を突き出した。が、容易に払われる。成程、こいつは厄介だ。

古武術系のスタイル。力を加えず、相手の力を利用するスタイルのようだ。

お笑いだな、自分は非力だと暗に言っているようなものだ。

丁度いい。

俺は構えを変える。左手を開き、手のひらを相手に向ける。足は少しばかり広めにとり、つま先は常に相手の方を向いている。腰を僅かに落とし重心を変える。

無造作だった呼吸を整え、少しばかり深く浅く息を吸う。

今度は向こうから攻めてきた。好都合だ。

掌底を左の手で流し、そのまま体を自分の後方に押し流してやった。

これで、わかっただろう。

 

「勝てるのか? 俺に」

 

驚き、目を見開いている豚。

完全に攻撃を流されてしまった事が、そんなに驚きか。

近接格闘戦における静と動。この二極を操る事が徒手格闘において重要だとか感がているかもしれないが、他の分野にも存在する。

悪いが、銃を使う人間が恐らくそれを一番に理解しているのではないのだろうか。

まぁ、ある程度の部分ではあるが。

 

「銃における戦闘は数種類存在する。所詮、お遊戯の道場武術と同じに見られては困るな」

「あらあら、おねーさんちょっと貴方の事を見くびっていたかも」

「かも、などと言う言葉では無い。いたのだよ。牝豚」

 

さっさと焼き豚になっちまえ。

良く見ていろ織斑一夏。これが、制空を犯す、破壊の極意だ。

肘腕拳指足膝踵、ありとあらゆる部位を使って相手を破壊しようとする。これが俺の戦闘スタイルの一つ。

 

「ちょ、ちょっと激しすぎ……! お姉さん……」

「壊れちまえくそったれ」

 

俺の肘を防ぐ、が俺はその鼻っ面に裏拳をぶち込んだ。

体勢が崩れた所に俺は思いきり、拳を突き出す。それをかろうじて回避し、反撃に移行する豚。

そんな鈍重な動きでは俺を捉える事は不可能だよ。

突き出しただけの拳はすぐに引き戻せるんだ。

今度は脚先から力を発生させて足を伝い、腰で増幅し、肩を通し肘を通って拳から放たれる。

その拳は放たれてきた掌底にぶつけた。

伸びきったゴムは、振動をよく通すぞ。

俺の拳は、豚足を打ち抜き、腹部へのダメージを通す。

 

「ぐッ……かはッ……!」

 

吹き飛ぶ。

 

「なぁ、おい。一撃ダウンってのはないだろ? 立てよ。まだまだヒートアップしようぜ? ダンスタイムは始まったばかりだ」

「ホンット……甘く見過ぎてたみたいね」

 

俺を砂糖漬けにした挙句蜂蜜メープルシロップまで掛けていただこうって言うんだからな。そりゃあ甘くもなるさ。

先程とは違い幾らかペースを落として組み手を続ける。

 

「目的はなんだ?」

「またその質問?」

「当り前だ。何が目的で俺まで呼び出す必要性があったのだ」

「あら、おねーさんの目的が分かっているような口ぶりね」

「わかりきった上での発言だ。生憎だが、俺はこいつの鍛錬に付き合うつもりもなければ、お前達に与するつもりもない。そんな程度の事は分かっていた筈だ。更識の豚」

「あらら……お見通しって訳ね」

「貴様如きが俺を謀ろうなんざ二十年早い」

「貴方の事は知っていたわ。貴方が所属している部隊の事もね。最初は興味なんてなかったわ」

「だったら俺の事は放っておいてくれて良かったはずだが?」

「君に興味が出てきてね。ちょっと直接お話がしたかったんだ。ああ言えば、君が食いつくと思ってね」

「俺は貴様風情に虫けら程度の興味もないがね」

「あらら、嫌われちゃった。でも以外ね、貴方もミーハーなところがあるようで」

「なんの事だ?」

「貴方もアイドルの曲を聴く事もあるのね」

「…………」

「青い鳥。私もあの歌が好きなのよね」

「お前と俺とでは趣味嗜好が異なっている。恐らくお前の好む理由と俺の好む理由は全くと言っていいほどに違うだろうな」

「そうかしら?」

「姫君の青い鳥。北の海から現れる悪魔。蒼い翼を持つ鷹。友人に物好きがいてね。F15Eに特殊塗装をしている」

 

全く無駄な事だ。自分の給料の大半をつぎ込んでまでやっているんだからな。まぁ、そのあとに塗装分の特別給与が振り込まれたわけなのだが。

全く不思議な事だ。

取材やら何やら展覧飛行やらで引っ張りだこになってしまったのだからな。

もともと、曲芸飛行が得意な奴だったし、広報としてはうってつけだろうな。まぁ、腕の方も確かだったからな。

 

「自由と孤独、か。君に相応しい歌詞だと思うよ」

「俺に、か。あの歌に似通った何かを感じたのだがな」

 

孤独であると言う事、空を飛ぶと言う事、ただ飛び続けると言う事。

それを選んだのは自分だから。今ある幸福を捨ててでもとびたたなければならない理由があったからだ。

それが、家の旅路。

巣を持たない渡り鳥に、終わりは来ない。ただ、死ぬ時まで飛び続ける。それだけだ。

 

「終わりだ、最強」

 

少しばかり強めに、鋭く回し蹴りを放つ。

防御には成功したようだが、ダメージを食らっている。

 

「ちょっとー乱暴じゃない?」

「少しはその口を閉じていろ。灰色の事を知らない、と来れば貴様風情に興味もない」

「あら、ならどうして付き合ってくれたのかしら?」

「運動不足の解消だ」

 

鼻で笑ってやると俺はさっさ道場を後にする。

十分、運動は出来たしな。

さて、そろそろパッケージの最終調整に移行する事にしよう。出なければ、またなんだかんだで戦闘になったときに使えなくては困る。

足をアリーナまで向ける。

アリーナ内部で俺はISを展開、そのままパッケージを呼び出す。

 

「パッケージ起動。火器管制システム問題なし。PIC、及びスラスター正常値。ISF4A10、テストフライトを開始する」

 

バーニアに火を入れて、飛行する。

結局、俺がこの機体に求めたのは機動性だった。

両腕部にはガトリングを二門設置、脚部にはロケットランチャーを片足八門、計十六門設置。背部ウイングスラスターにマルチロック式ミサイルを三十六門設置してある。

ちなみに装備増設に伴い機動能力の増強も施してある。

通常のエンジンに加えて二基の大型ジェットエンジンを新しいウイングスラスターに加えて搭載している。

それでも鈍重になるほどの装備が施してある。

他にも、空中機雷、拡散ミサイル一門、射出型ミサイルポット一門、エネルギー集束砲一門などを装備している。

ありったけの火力を用いて制圧するための兵装だ。

ちなみに、機動性を確保したが、ある程度の被弾を覚悟している為、装甲も追加されてある。

 

「模擬弾装填、全砲門解放、フルファイア」

 

どこぞのロボットアニメ見たく、全砲門から一斉に弾丸を発射させる。

滞りなく砲門から弾丸が放たれていく。よろしい、各所問題なし、次弾装填確認。装填からの目標捕捉。精度速度ともに問題なし。

マルチロックオンシステム、問題なし。

セミアクティブシステム、状態良好。

ガトリングの回転速度も以上は見られず。

 

「完成だな」

 

一人呟いてバレルロールしながら銃弾をばら撒く。

残りは実戦テストのみだ。この調子なら直接実戦投入も可能だろう。

 

「各武装順次パージ……開始」

 

各武装を順次パージしていく。各ミサイルポット、各追加装甲、次いで両腕のガトリングをパージ。最後に追加エンジンとウイングをパージした。

これで通常のISF4の能力に戻る。

速度、機動、それぞれが上昇する。

これで通常の弾薬、及び兵装が使用可能だ。

 

「次いでISF14Iキャットスターの性能試験を行う」

 

機体をシフト。黒い翼、女性の横顔、北の海からくる悪魔が、その場に現れた。

各種スペックのチェック。

予想通りF4よりも格段に能力が上がっている。特に味方機との連携を助けるための空間把握能力が著しい上昇を見せている。その中でも索敵能力、ミサイルの誘導能力が著しい上昇を見せている。

成程悪魔らしい。

北の海からくる悪魔。英雄、三つの亡霊をひきつれて、世界を救った人間たち。

成程な。

そして新たな項目が画面上に追加されている。

機種、か。複数機のユニットデータがロックされた状態で、二つ転がっていた。そして開示された情報はF4、F14I、A10の三つ。

この時点で察しがついたよ。ついてしまったんだ。

一体何のつもりなんだろうな。誰なんだ、こいつは。

あの時見た、エンブレム。三つあった。

もうばればれなんだよ。一体誰なんだあれは。

考えながらテストフライトを続ける。まぁ、のんびりと楽しもう。

どうせ、トラブルは向こうからやってくるさ。

 




……?
え? あれ?
13000? ん?
シナリオ全ッ然進んでないのに……?
無駄が多かったか……。ごめんなさい。これからはこんな程度に一万字も持ってかれないようにします。
なるたけ本筋にかかわらないように。でも意味ある内容を求めるようにします。
でも、こっからは本筋が介入してくる頃なので……。
どうしてあれだけ事件があってことごとくイベントを開催しようとするんだろうなぁIS学園……。
BT兵器か……。あ、A10さんはイメージで作りました。それをIS企画、それっぽさを出すために過剰なまでの兵装にしました。
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