イレギュラー勇者の異世界召喚   作:伝説のダンボール

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レベル上げ

 

 

あれから2週間たった。

 

俺はほとんど森の中で暮らすことにしている。

 

あの日から俺は怪我をする恐怖も、魔物を殺すことにも何も感じる事無く、作業の様にレベルを上げていった。

 

そのお陰でレベルは36になっていた。

 

因みに、伝説の武器は銃のみ弾の威力や種類が変わる以外の変化はカスタムパーツを付けれるようになった事だ。

 

モンスターを倒すと時々色んなパーツが手に入る。

 

例えば、サブレッサーとかだ。

 

しかもモンスターの素材もバックパックに全部入るから、街に戻る事も基本ない。

 

食事は森でモンスターや動植物を狩り、それを食っている。

最近は、鑑定なんて便利なスキルも手に入り、より一層食事を調達するのが楽になった。

 

完全にサバイバルだ。

 

サバイバル知識も元々あったし、メトルギアでもみたような事を真似してると色々出来た。

 

全ての道具は現地調達だ。

レベルも上がり、出来ることも増えたおかげで、服と回復用の薬草の入手が出来た。

 

今は、いつ城のやつらに襲われるか分からないし、残りの勇者に出くわす可能性もあるから、体術を人型の魔物相手に練習をしている。

メトルギアのようなスニーキングもできるようになった。

これのお陰で、狩りも楽だ。

 

そろそろ波も近いし、尚文もどうなってるか気になるし街に情報収集に向かうとしよう。

 

もちろん、銃の勇者だとバレないように変装して。

 

変装に関しては魔物の群れに混じっていたディスガイスとかいうモンスターを狩ったら、手に入った。

 

声と顔が変えられる変装というスキルが使えるようになった。

 

 

ーーーー変装スキルを使い、怪しまれることなく街に潜入することが出来た。

 

因みに金は初日に貰ったやつがちゃんと残ってる。

宿屋で1度使っただけだ。

 

この街でのやることリストを事前に考えといた。

 

やることリストその1、尚文の情報を集める。

 

その2装備品や靴、日用品の調達。(自分で作ったりする為の参考品の入手)

 

その3なぜ嵌められたかの調査

 

その4他の勇者の情報を集める(これはやってもやんなくてもいい)

 

その5要らない素材の売却

 

ま、とりあえずこれを目安に動けばいいかな。

 

とりあえず、一番簡単な素材の売却から始めようかな。

 

それに並行して、商人から尚文の情報を集める。

 

よし、そうしよう。

 

あ、丁度冒険者が買取をしてもらっているみたいだ。

 

「あの、すみません。この素材買い取って欲しいんですけどー。」

 

俺は務めて明るい感じで、商人に声をかけた。

 

「はいよ。えー、これはいい素材ですね。銀貨3枚と銅貨30枚でどうです?」

 

「じゃあ、それでお願いします。あ、後聞きたいんですけど、最近、この辺りに盾の勇者って来ます?」

 

俺はそれとなく聞いてみた。

すると「あー、盾の勇者ですか…。」と答えた。

 

「何かあったんですか?」

 

「そうですね。この前、盾の勇者がうちにバルーンの欠片を売りに来たんですよ。買い取ろうとしたらなんと、盾の勇者は隠していたバルーンで脅してきたんですよ!」

 

「バルーン?街中で、ですか?」

 

「そうなんですよー。なんか外套の中にバルーンを潜ませていたみたいでして。」

 

「なるほど。それは災難でしたね。」

 

俺は商人から金を貰い次は日用品とかの雑貨を買うことにした。

 

というか尚文のやつ、上手いことかんがえるなあ。

 

その後、他の勇者の動向や雑貨の調達をある程度終わらせると、嵌められた理由の調査を始めた。…直ぐに分かったけど。

 

簡単にまとめると、この国の国教のせいだった。

 

この国の宗教は三勇教。

 

要するに、剣、弓、槍の勇者を信仰する宗教。

そして、盾の勇者は悪魔と呼んでいた。

 

最初は銃は敵でも味方でもない、みたいに扱ってたみたいだけど、犯罪者に仕立てあげられると、盾と同じ扱い、すなわち宗教上の敵という認識になっていたようだ。

 

はぁ、マジでクソだな。この国。

 

これで確定した。やつらとは和解は絶対にない。

 

ついでに尚文がよく来る武器屋についての情報も手に入れた。

 

マジで変装便利だな。

 

武器屋か。防具買おうかな。

 

 

ーーーー考えながら歩いていると武器屋に着いた。

 

「へい、らっしゃい!お?見ない顔だな!」

 

武器屋の親父さんがいい笑顔で声を掛けてきた。

 

「ああ、ここにはちょっとした情報と防具を買おうと思ってな。」

 

「情報ってなんの事だ?」

 

「盾の勇者がここによく来るって聞いたからさ。ちょっと話したい事があるんだよ。」

 

「ほう。あんちゃん、あいつになんの用だ?」

 

「仕事の話だ。それと親父、プロテクターを頼みたいんだが、オーダーメイド出来るか?」

 

「ああ、素材を用意してくれれば可能だ。というか、仕事の話?あんた、結構怪しいぜ。」

 

「はあ、仕方ないね。俺も事情があるんだが、盾の勇者の事件、知ってるだろ?」

 

「ああ、知ってるぜ。」

 

「もう一人、犯罪者として扱われてたやつは?」

 

「そっちも知ってるぜ?それとなんか関係あんのか?」

 

「親父、今からすること、黙っておくことは出来るか?」

 

「あんちゃんがお得意様になってくれるんならいいぜ。」

 

「りょーかいだ。」

 

そう言うと俺は変装スキルを解いた。

 

「は?あんちゃん、まさか…?」

 

「ああ、そのまさかさ。冤罪を掛けられたもう1人の勇者。俺がその、銃の勇者だ。」

 

「マジかよ。ココ最近銃の勇者の話を全く聞かないと思ってたら、変装して街に居たのか。」

 

「違うな。俺はずっと森で暮らしてた。街に帰らずに。今日ここに来たのは、あくまで情報収集だ。街に長居することは無い。」

 

「なるほど。そういう事だったか。で、改めて聞きたいんだが、尚文は来るのか?」

 

「ああ、時々来るぜ。普段通りならそろそろ来てもおかしくないな。」

 

「なるほど。じゃあ、ちょっと待ってていいか?」

 

「ああ、あんたなら歓迎だよ。」

 

「ありがとう。」

 

そうして俺は尚文が来るまで、店で待つ事にした。

 




ディスガイスは英語で変装という意味です。
一応この世界では新種というかユニークモンスターです。
作者オリジナル。
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