異界茶屋外伝 龍姫異界目録   作:不死者のナザリック

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はじめましての方ははじめまして、そうでない方はどうもなのです♪♪

今作は異界茶屋の外伝ですがナザのスピンオフてきなお話なので店主やオーナーはでてこないのです

今作品は残酷な表現も多々あるのでご注意くださいです


第1話 「戦う意味」

はじめに四人の大いなるカミがいた

 

ひとりは大地の父となり

 

ひとりは空の父となり

 

ひとりは海の母となり

 

ひとりは生命の母となった

 

大地の父は山を作り谷を作り世界に「違い」という概念を作った

 

空の父は星を作り太陽と月を作り世界に「時間」という概念を作った

 

海の母は世界に水を巡らせ、「空間」の概念を作った

 

生命の母は生命の種をまき、世界に「命」の概念を作った

 

命の種はいく万年もの時間をかけ、様々な場所で芽吹き、様々な命が生まれた

 

しっぽを持つもの翼を持つものヒレを持つもの、毛皮を持つもの鱗を持つもの……

 

生まれたばかりのもの達は争ってばかりだった

 

そのことを嘆いた生命の母は、自身の子供のカミ達とその使いのもの達を遣わした

 

地上へ降りたカミとその使い達は、その地上のもの達に「知恵」を与えた

 

知恵を持ったもの達はだんだんと変わっていき、初めて自分たちで「文明」を作った

 

彼らは「知恵」を与えたもの達をを崇め、そこから信仰が生まれ、カミは「神」となり、使いのもの達は「天使」となった

 

神々は彼らを種族に分け、それぞれに安寧の地を与え、天使達を残して、自らのいるべき場所へ帰った

 

安寧の地を与えられた彼らはそこで文明を発展させ、それぞれの文化を作った

 

ここに、争いの無き、永遠の平和が生まれた

 

 

***************

 

神様は嘘つきだ……

 

彼女はそう思った。

 

永遠の平和なんてあり得ない……争いが無いなんてあり得ない……もしも神様が平和を望んでるんだったら、こんな争いを止めるはずだ。

 

だから嘘つきだ……

 

彼女は昔同い年の子達と、年上の人達から聞いた昔話を思い出した。

 

どうしてこんな時に……

 

思考を目の前の現実に戻す。

 

そこは燃えている森の集落だった

 

付近では叫び声や悲鳴、魔法の音や同胞のブレスによる爆発音が響いていた。

 

私も行かねばと歩を進めようとした時、近くの林が不意に揺れた。

 

その林に視線を向けるとそこには、金色の髪に長い耳をした、「エルフ族」の女性が息を切らしながら現れた。

 

「!?う、あーーー!!」

 

 

そのエルフの女性はこちらに気付くと、顔を歪ませるほどにこちらを睨み付け、手にした剣で襲って来た。

 

その攻撃を私は、手に握った自らの身長と同じぐらいの刀身の鉈で受け止める。

 

しばしつばぜり合いの後、エルフの女性は左腕を離し、ぼそぼそと何かを呟いた。

 

まさか……

 

私は何かに気付き距離を取る。

 

その瞬間、彼女の手が輝き、青白い光の矢が放たれた。

 

あの距離で魔法を撃つなんて、自殺行為も良いところだ。 仮に当たったとしても、撃った本人も食らうに決まってる。

 

そう思いながら私は魔法を避けて一気に踏み込み、魔法を放った直後の左腕を切り飛ばす。

 

切り飛ばされた左腕は、鮮血を巻き上げながら中を舞う。

 

「ーーー!!!」

 

エルフの女性は、声にならない悲鳴をあげる。

 

しかしそんな悲鳴にはお構いなしに、尻尾を使って相手の剣を叩き落とすと、その回転を利用して鉈を振りかぶった。

 

鮮血が辺りに飛び散り、エルフの女性は血の海に倒れた。

 

鉈に付いた血をぬぐい、先に行こうとすると…

 

「待ちな、さい…」

 

エルフの女性であった。

 

そんな傷を負って、まだ生きているなんてしぶといなぁ

 

そう思いながら、倒れたエルフの女性を見る。

 

「あなたは…なぜ、戦うの…?」

 

「………」

 

「私達が…戦う理由なんて、あるの…?」

 

エルフの女性は涙を流しながら、そう言った。

 

「戦いに理由なんて無いわ」

 

「え……?」

 

「私に戦う理由なんて無い。私が戦うのは、一族の掟だから。ただそれだけ。」

 

「そう……なのね……」

 

エルフの女性はなにかを考えてから、

 

「貴方……名前……は?」そう聞いてくる。

 

「もう死ぬようなやつにそんなこと、言う必要あるの?」

 

「だからよ………私を、倒したから…聞きたいのよ…」

 

プライドが高く高慢なエルフらしい最後のお願いね… そう思いながらも答えることにした。

 

「ナザ…私の名前はナザ、族長の孫娘よ。」

 

そう名乗ったものの、すでにエルフの女性は事切れていた。

 

ナザはその死体に近づくと、手に身につけていた布で死体の顔を拭った。

 

無駄な時間を費やしてしまった。 そう思いながら、同胞の待つエルフの村の中心部に向かった。

 

 

 

神様は嘘つきだ………

 

 

 

本当に平和をのぞむんだったら、命を一つにするはずだ。 そうなれば誰も死ななくてすんだのに、そうすればさっきのエルフも………父上も母上も………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んできたいただきありがとうございますです

いかがだったでしょうか?

まだまだつたない文章ですが頑張って行きますです

異界についてはまだまだ謎が多いのです♪♪

コメント、考察などお気軽にどうぞーなのです♪♪
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