深海棲艦に殺されたら、提督として戦うことになりました。(旧題)一度死んだら提督として戦うことになりました。 作:名無しの兵六
『こちら鹿屋基地第1航空群第1航空隊第11飛行隊、コールサイン“ジュピター”。ハープーンを持って来た。どこに撃ち込めばいい?』
「『こちら湊准将。現在この海域での指揮を
『了解!!みんな、聞いてたね。気合いを入れなおすよ!!』
『了解。攻撃を開始します。』
南の空に一瞬だけ光が
「『よくやった“ジュピター”素晴らしい戦果だ。』」
『ありがとうございます。補給後、再度出撃します。では一時帰還します。グッドラック。』
『その役目、我々が引き継ぎます。遅くなりました。築城基地第8航空団第6飛行隊、コールサイン“アーチャー”です。ASM-2の射程に敵艦隊群を捉えました。これより攻撃を開始します。』
「『“アーチャー”可能なら南に展開している敵艦隊群への攻撃を願う。』」
『了解。』
そして、また火球ができる。いやはや、既存兵器もまだまだイケるな。“アーチャー”も補給のため基地に戻る。しばらくは、俺と川内率いる艦娘艦隊のみだ。予想通り、敵は
今、佐世保基地からはCH-47JA“チヌーク”に搭乗した重巡を中心とした遊撃艦隊2艦隊と、海上は戦艦艦娘を中心とした通常艦隊、艦娘艦隊の混合打撃艦隊が南下中だ。ヘリボーン艦隊は、あと30分ほどか?打撃艦隊は足の遅い戦艦がいるから3~4時間後だろう。
ふむ。折角の少数での迎撃戦だ。増援が来るまでに接近戦をしておこう。アサルトライフルをガーディアン・シールドに懸架し、ビーム・サーベルを構える。ヘルメットのライトとピンクの光線を
ブースターを最大出力で吹かしながら、敵を切り払っていく。装甲の厚い戦艦だろうが薄い駆逐艦だろうが、分け隔てなく簡単に溶断していく。敵の
まあ、そんなことは関係ない。俺はただ沈めるだけだ。あー、しかし何体沈めたんだ。頭部カメラの記録映像を確認すればわかるんだろうけど。
「ミク。俺って何体ぐらい沈めた?」
「えーっと、戦艦が32、重巡が68、軽巡が56、駆逐が87ですねー。補給艦・輸送艦は後方の方に展開しているみたいですねー。センサーの範囲広げます?」
「いや、今のままでいい。川内たちは?」
「善戦してますよ。でも、
「よし、一度、川内たちと合流する。」
そして、俺は一気に川内の近くまで跳ぶ。着水点にいた、戦艦タ級を串刺しにして沈める。
「いやあ、噂には聞いてたけど凄いね。1人で200体以上沈めるなんて。増援の必要あったのかな?今、向かっている
「呑気に言っているが、結構被弾しているな。小破、いや中破程度か。」
「さすが戦う提督。よくわかるね。他の
「なら、退け。命令だ。ここで、お前たちが沈んでは意味がない。」
「だけど、甑島に五島列島が近すぎる。ここは命に代えても・・・。」
“パンッ”と川内の頬に平手打ちする。
「こんなところで、命を捨てるな。無駄にするな。大丈夫だ。敵は俺が止める。それに、ヘリボーンが来たみたいだ。ここから5km北の地点に反応を検知した。だから、今日はここまでだ。いいな。」
「了解。川内艦隊、整備と補給のため退きます。」
「よし、後退を援護するから背後は気にするな。さあ、行くんだ。」
「死なないでね。准将。」
「“第2次首都圏防衛海戦の英雄”を舐めるな。」
そう言って、川内たちと別れる。俺は、敵に突っ込み、川内艦隊は敵から追撃を受けずに粛々と後退していく。ビーム・サーベルとガーディアン・シールドを構え直す。
「さあ、まだ終わりじゃねえぞ。深海棲艦ども。」
深海棲艦にとっての悪夢は、まだ終わっていない。
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