深海棲艦に殺されたら、提督として戦うことになりました。(旧題)一度死んだら提督として戦うことになりました。 作:名無しの兵六
また、かなり助かりますので、今後も誤字報告をお願いいたします。
「そーいえば、提督って彼女いない歴=年齢の28歳って本当?」
いきなりぶっこんでくるな鈴谷は。隣の熊野が少し呆れているぞ。
「ああ、本当だよ。中学校から男子校で、その後は、防大だったからな。まあ、それでも、彼女がいたやつはいたけどなあ。」
「ふーん、提督は彼女が欲しいと思わなかったの?」
「あんまり思わなかったかな。男友達とゲームしたりするのが楽しかったからなあ。」
「まあ、もしかして提督は同性愛「違うぞ、熊野。」・・・申し訳ありません。早とちりをしました。しかし、お仕事に就かれてからでも、女性と出会う機会は皆無では無かったのでしょう?」
「ああ、そうだが、陸に帰って来た時は、両親と会ったり、バイクでツーリングしたり、車でサーキット走ったり、天気が悪い日はゲームしたりしていたからなあ。」
「「ああ、なるほど。」」
おい、鈴熊コンビ、声を揃えて憐れんだ目で見るのはやめろ。いいじゃないか。趣味なんだから。それに、ライダー仲間、ドライバー仲間はできたぞ。ほとんど年上のおっさんばかりだけどな。
「そんな、2人はどうなのさ。その身体になって、なんか恋愛じみたことをしてみたいと思わないのかい?」
「鈴谷は、してみたいと思うかなあ。憲兵さんに借りた女性誌っていうので、オススメのデートスポットとかあったから、そういうところに行ってみたいな。」
「
「ふむ、結構しっかりしているな。霞はどうなんだい?」
「私に話しを振るの?ま、私はその人の趣味に付き合ってあげたいわね。恋人となるなら、理解者でありたいから。」
「霞は真面目だな。」
そう言って、頭を撫でると、霞は顔を赤くして俯いてしまった。あ、こんな大勢の人がいる中でするもんじゃなかったな。最後にポンポンと優しく頭を撫でて終えた。
「んで、提督はどういう
「言葉をもう少し選んでくれ。まあ、確かに女性が多い職場になったと思うけど、俺なんかと付き合いたいと思う
「さあ、どーだろうね。少なくとも私は提督から告白されたら、OKって答えるけどね。」
「嬉しいことを言ってくれるな。しかし、それは、俺としか接していないからかもしれんぞ。
「えー、でも、提督は、顔が整っているし、体も適度に鍛えているし、私たちに優しいし、階級もその若さで大将だし、何より強いし。提督以上の男の人ってなかなかいないよ。」
「ふむ。そんなもんかね。」
「そんなもんだよー。ところで、提督のバイクって島に持ってきているの?後ろに乗せて欲しいなあ。」
「ああ、そろそろ持ってこようとは思っていたんだが、忙しくてな、実家のガレージに置いてある。」
「へえ、排気量は?」
「変なとこに興味を持つな。250ccだよ。ホンダのVTR250というV型2気筒のネイキッドバイクだ。」
「速いの?」
「いわゆる、最高速でいえば大排気量のバイクに負けるな。ただし、ジムカーナなどの競技になるとわからん。ライダーの腕次第だ。君たち艦娘と同じで適材適所というのがあるのさ、バイクにも。」
「ふーん。そんじゃあさ。提督のバイクが島に届いたら最初に私を乗せてよ。タンデムっていうんでしょう?」
「よく知っているな。」
「借りた雑誌に書いてあったよ。」
「わかった。島にバイクが届いたら鈴谷を最初に乗せよう。約束だ。ヘルメットもこちらで用意しておこう。」
「ラッキー。ありがとね。提督。」
そう言って、笑顔でウインクをしてくる鈴谷。美少女のウインクは破壊力抜群だな。心拍数が一気に跳ね上がった気がする。霞はそんな俺をジト目で見て、
「よかったわね。デートの約束ができて。」
「デート?なんのことだ?ところで、霞もバイクに乗ってみるか?」
「えっ!?いや、その、私は・・・。」
「いいじゃん、いいじゃん。霞中佐も提督のバイクの後ろに乗ればさ。仲間意識が深まるかもよ。」
「す、鈴谷さんがそう言うなら、鈴谷さんの次に私をあなたのバイクに乗せてもらおうかしら。」
「ああ、わかった。霞のヘルメットも用意しておこう。ちなみに2人ともフルフェイスだからな、髪形が崩れたとか化粧が落ちるとかいうなよ。」
「はーい。」
「わかったわ。」
それじゃあ、あとで、実家に電話して、送って貰う
「熊野、どうした?お前も乗りたいのか?」
「違いますわ。いえ、違わないのかもしれませんが、鈴谷と霞中佐だけが、提督と2人きりで出かけることができるのを羨ましいと思いまして。」
「なら、熊野は別の日に岩国の市街地にでも行くか?俺も市長に着任の挨拶をしただけで、街のほうには行ってないからな。」
「ええ、是非ともご一緒させてください。」
「そんじゃ、決まりな。詳しい日は追って決めよう。この職業は休みの日でも緊急出動があるからな。当日に急に行くぞってなっても大丈夫か?」
「はい、大丈夫ですわ。」
満面の笑みで答えてくれる熊野。
見てくださりありがとうございました。
次回は近いうちに投稿します。