深海棲艦に殺されたら、提督として戦うことになりました。(旧題)一度死んだら提督として戦うことになりました。   作:名無しの兵六

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期間があいてしまい申し訳ありません。コロナの野郎のせいでお上から降ってくる仕事量が増えたことが原因です。


第53話 お仲間

 深海棲艦flag ship艦隊を撃破した後は艦娘第1艦隊、第2艦隊ともに母艦に補給のために一時帰艦し、損傷が激しい者は治療と艤装の補修を受ける。今回はそこまでの損傷は無かったので、彼女たちは補給後すぐに艦隊防衛のために母艦を中心に展開する。

 

 スカーフェイス隊も燃料の補給を行ったら、すぐにスカーフェイス01のみが前進警戒のために飛び立つ。スカーフェイス02は仮眠を取りつつ待機だ。室戸岬沖を通り過ぎ、針路を北に取るまでの間、スカーフェイス01だけで3体の潜水艦を狩った。うち1体はガウスキャノンで仕留めたそうだ。1日目はこうして終わった。

 

 2日目は何事も無く始まった。いや、正確に言えば“深海棲艦との接触が無く”と言った方がいいのかもしれない。艦橋の司令官席で(くつろ)いでいたら【艦隊60ノット化計画】という冊子をミクが持って来たのだ。   

 

 内容は、【“しらね”と“くらま”のスクリュープロペラを取り外し、波動エネルギーを放出して推進する方法へ変更。また、後進用として艦首底部に小型の推進器を複数配置、戦闘機動用としても艦体横の喫水下に小型の推進器を複数配置。艦娘については“改”になり積載容量に余裕ができた時点で缶とタービンを改造する。】というモノだった。

 

 あれかな、俺達は深海棲艦じゃなくてゴジラとでも戦うのかな?ん?もう一つ冊子がある。【“しらね”及び“くらま”の武装強化について】えー、もうおじさんお腹いっぱいだよ。恐る恐る中を見ると、【煙突をダミーとしVLSを設置。艦底部に前方と後方へ発射可能な収納型の魚雷発射管を設置。両艦への波動防壁の応用による潜航機能の追加。】というモノだった。もろにヤマトじゃねえか。コレ。

 

 読み終わった2冊をため息と共にミクへ返す。

 

「何日でやれる?」

 

「ドライドックで1日あれば十分ですー。」

 

「許可する。あと、この冊子を2冊用意すること。艦長の両大佐へ説明せんといかん。」

 

「わかりましたー。」

 

「それと、明石か夕張に頼んで決済用の文書を作って貰わんといかん。ひな形を任せるよ。」

 

「了解ですー。」

 

「では、行ってよろしい。」

 

 そう言って、金平糖の入った小さな巾着を渡す。ミクはそのままフヨフヨと艦橋を出て行った。ミクが出て行ったのを宙を浮く巾着で確認した牧原大佐が艦長席から問いかけてくる。

 

「何かあったので?」

 

「あった。後で牧原大佐と佐野大佐のところに2冊の冊子が届くと思う。両艦の強化案が載っている。」

 

「まだ強化するのですか!?」

 

「らしいな。柱島泊地に戻ったらまたドック入りだ。」

 

「了解。」

 

 そして、太平洋から淡路島を迂回し瀬戸内海へと入ると、行きかう艦船の量と密度が一気に増えるので艦隊の速力を半速程度に抑える。まあ、それでも20ノット出ているんだがね。1610には帰港できた。帰港して接舷すると、スカーフェイス隊はヘリ格納庫へ、艦娘たちは工廠へとそれぞれ向かう。航海要員以外を降ろした“しらね”と“くらま”は離岸し、ドックへ向かう。俺は、秘書艦である霞を迎えに行くために工廠へ向かう。

 

 工廠にはいつも通り明石と夕張がいて、森原中佐と暁型の4人もいた。俺と霞に気付いた全員が敬礼をしてくる。答礼をして楽にするよう声をかける。どうやら、森原中佐が召喚建造を2人分頼んでおいたのが終わったようで、その出迎えに来たようだ。

 

「誰が来るか楽しみだな。中佐。」

 

「ええ、できれば、重巡以上の()に来てほしいですね。私の所は電少佐たちのみですから。」

 

「つまり、火力が欲しいと?」

 

「率直に言えば。ああ、でも、霞大佐も駆逐艦ですが先の夜戦ではかなり活躍されましたよね。」

 

 急に話しを振られた霞が少し慌てて答える。

 

「あの時の私は、装備が長期戦を予想して重装備だったからよ。4連装魚雷発射管を4つ。主砲を2つ。機銃は載せられるだけ載せたもの。それに、司令官が敵のど真ん中で暴れまわっていたしね。」

 

「なるほど、でしたら、湊大将のように高火力、高機動、耐久力が備わっている艦娘がよいですね。となると、金剛型でしょうか?」

 

「さあ?そこは、提督である貴女が考えることよ。」

 

「そうですね。では、明石少佐、建造ポッドを開けてください。」

 

「了解しました。中佐。」

 

「俺も見ていていいかな?」

 

「どうぞ、閣下。」

 

「私たちもイイデスカー?」

 

「おう、金剛、それにみんなも回航お疲れさん。」

 

「ええ、金剛少佐、一緒に迎えてあげて。」

 

 そして、まずは一つ目の建造ポッドが開く。中からは和洋折衷というような服装の艦娘が現れた。

 

「軽空母、龍驤や。独特なシルエットでしょ?でも、艦載機を次々繰り出す、ちゃーんとした空母なんや。期待してや!!」

 

 ほう、軽空母か幸先いいじゃないか。

 

「よろしく龍驤。私が貴女の提督になる森原中佐です。よろしくね。」

 

「よろしゅうな~、司令官。んで、後ろのごっつい兄ちゃんは何者や?横は朝潮型の霞よな。」

 

「ああ、私がここ柱島泊地司令長官の湊大将だ。森原中佐の上官にあたる。よろしく。」

 

「私は、湊大将の初期艦娘の霞大佐よ。よろしく。後ろのみんなは全員が湊大将指揮下の艦娘。森原中佐の艦娘は暁型の4人と龍驤少佐、貴女だけね。ま、あと1人建造ポッドから出てくるみたいだけど。」

 

「お2人ともよろしゅう~。期待通りに活躍させてもらうわ。しかし、うちともう1人が今日、建造されたんやね。楽しみや。」

 

「それじゃあ、2つ目の建造ポッドを開けますねー。」

 

 明石がそう言って、【開】と書かれたスイッチを操作すると中から声が聞こえてきた。聞き覚えのある声、いやHALOプレイヤーなら必ず聞いたことのある声だ。

 

「降下ポッドってのはこんなに時間が掛かったか?それに衝撃もしねえ。一体どうしたってんだ。・・・。ここは、どこだ?チーフは?ODSTは?他の海兵隊員は?ドーンは?」

 

 ジョンソン軍曹が建造ポッドから出てきた。




見てくださりありがとうございました。

次回は近いうちに投稿できると思います。
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