私は妖精   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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お前まだ現役艦じゃねーですか!

「この世界にはジオン公国は無いの!?」

 

「ガンダムの一年戦争なら地上で放送されてるです!」

 

「へ? 放送?」

 

「これを観るです!」

 

 ガンダム録画と書かれたビデオテープを取り出してガラクタを改造して作ったビデオデッキに入れる

 

『ソーラシステム照射可能です』

 

『ソーラシステム照射開始』

 

『5.4.3.2.1ソーラシステム照準入ります』

 

『ソロモンが焼かれている……あれが連邦の新兵器!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パクパクパクブクブク

 

「ズゴック泡吹いて気絶してるですね」

 

「創作の世界とはいえ自国のエースや、指導者達が殺されまくるのを見たらああなりますよ」

 

「しかし、レーベの比ではないな。コロニー落としでオセアニア壊滅、異常気象に1週間だけで30億人死亡とはな」

 

「なぁ、人類守るですよね? 産み出す機械を作った側とはいえ、人類の敵を産み出してしまったのではと凄く怖くなってきたですが……」

 

「ナチや宇宙人はともかく私は守りますからね!」

 

「いや、宇宙人と比べられたらなぁ。そもそも戦争は好きだが人類が居なければ飛行船なんて普通の船よりも早く壊れてしまうからな艦娘になっても空は飛べるが深海棲艦なんて名前の通り海で戦うのだろ? 嵐や暴風で壊れるからな私は……1戦だけして死にたくはないぞ」

 

「不安しかねーですが人類の味方でいるうちは整備をするですから安心しろです……さて、次は妖精さんを発生させるです」

 

 カチャカチャと工具を出してガラクタや卵を洗濯機の様な機械に入れてスイッチをいれる

 

 ゴォォォォとけたたましい音、更に七色に光ながら回り始める

 

「大丈夫なの? 壊れない?」

 

「マキーネたぶん大丈夫です……」

 

「妖精さん! それ不安しかないから! 爆発して一門死にたくないよ!」

 

「あ、私は転生妖精と呼ぶです。成功したら妖精が複数出てくる予定ですから」

 

「うわぁ不安だわ」

 

「奇遇ねナチ。私もよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チーン

 

 電子レンジの音が鳴る様にタイマーが切れ、蓋が開く

 

 いまだに気絶しているズゴックの胸部装甲(Cカップ)を信じて皆後ろに隠れながら恐る恐る蓋から出てくる何から覗く

 

「「「かんむすのみなさんよろしく~!」」」

 

 よし普通だ

 

「普通なのキターです!」

 

「転生妖精さんより2回りくらい小さい?」

 

「本当だ可愛いこっちおいで」

 

 ……本当だ、私がだいたい50cm位なのに対して妖精さん達は15cmあるかないか位……

 

 それはいい、ちょっと待てよ……この妖精さん達整備手伝ってくれるよな? 

 

「てつだいますよ」「でもけんぞうはむりなのです」「そうびをつくるのもむりです」「せいびはできます」

 

「つまり艦娘を産み出す機械の調整や、装備関係は今まで通りやれってことです?」

 

「「「がんばれ~」」」

 

 ま、まぁ日常生活は楽になるから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょった私が海底資源の採掘係とはどういう事ですの!」

 

「ズゴック、オメーは洗濯以外できねーじゃねーですか! 他の二人を見習えです!」

 

 共同生活を生活する以上役割分担が必要であり、転生妖精事私はこの基地の整備拡張、機械類の開発、艦娘の製造、装備の開発、食料施設の改良、地上の資源採集(ガラクタ集め) と他の妖精さん達の手伝いがあっても主力は私がやらなくてはならない。

 

「マキーネと一門は料理も家事もできるし、マキーネは情報分析、衛星通信の傍受を楽々とこなせるです! 一門は更に妖精さん達でも難しいと言ってた私が産み出した機材の整備ができるですし、手術も出来るほど医療にも詳しいです! 艦娘は素材は金属を含みますが、基本強化人間みたいな物です! 不老ですが病気にはなりますし、疲れもたまる、整備を怠れば死ぬです! つまり凄く役に立つです!」

 

「つまり私が役立たずですって! 冗談じゃないわ! 見てなさい、あんたが目ン玉飛び出るくらい資材でも資源でも掘ってくるわよ! で、運ぶのはどうしたら良いわけ?」

 

「この不思議なドラム缶に入れてくるです! 海底のどんな圧力にも耐え、液体も横に付いているホースを使えば海水を自然に分別して資源だけ入れれるです! なにより紐でくくりつければ行動の邪魔にならない傑作品です!」

 

「け、けっこう大きいわね……何個あるの?」

 

「これ半端用のSサイズですよ。輸送用のMとLサイズはこっちです」

 

 Sサイズでも縦120半径30なのにLは縦も半径も3倍と巨大であった

 

「Mサイズが20個、Lが10個あるです。もしかして怖じ気づきましたですか?」

 

「な!? ジオンに不可能の文字は無いわ! やってやるわよ!」

 

「頑張るですよ~」

 

 流石にあの量は無理ですから10分の1でも集めてもらえれば万々歳です

 

 何時間で根をあげるですかね

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの宇宙人マジもんの宇宙人じゃねーですか……He3(ヘリウム3)なんて三重水素をβ崩壊させねーといけねーじゃないですか! 複雑すぎるです! 妖精の科学力で何とかしますがそれを作るための設備を作るための資材が有ればこの地下基地5個は造れるです……やるかぁ」

 

 ズゴックが海底資源の採掘に出かけたすぐ後に、ズゴック含めた3人の艦娘達の装備でも作るかと気合いを入れて製造施設の履歴を調べたら装備の運用時に必要な物が解ったです

 

 元が飛行船のマキーネは水素かヘリウム……海水から取れるからほぼ無し、ただメンテナンス時に鉄が倍要求されると履歴から読み取れたのでヘリウムが手に入れられたら使いたいです

 

 一門は石油……正確には重油これは問題無し、一般的な物だから

 

 最悪合成石油でも良いですしね……

 

 問題は上記のズゴック

 

 ただまぁミノフスキー粒子なんてとんでもない物を要求されなくて良かったです

 

 ……あれ? ズゴックの運用資材で原爆も原子力発電も材料さえ揃えば……やめるです。

 

 ……ズゴックの装備レールガンとかにできねーですかね……むりですよねぇ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ズゴック大丈夫ですかね? 2日も帰ってこないってどこまで取りに行ったです? 新しい艦娘もう少しでできるですよ」

 

 次こそは現実にある船を願いつつ資材を投入して約1日……うん、艦娘製造はやっぱり怖いです。

 

 建造速度が異常ですし……

 

「次は誰が来るのか」

 

「二門や三門のような妹達が来れば良いのになぁ」

 

「頼むから現実にある船で……頼むです!」

 

 ズゴックの資材次第ではこれで当分は建造打ち止めですし、4人で練度を訓練で上げていかないと深海棲艦が現れた時に対処ができねーですからね

 

「コイコイコイ」

 

「「「はっちがひらいたです!」」あぶないかもしれないからはなれるです」

 

 2日で増やした後輩妖精さん達建造施設に近づくのを先輩妖精さんが止めるという微笑ましい光景を目の当たりにしつつ、新しい艦娘が現れる

 

 

 

 

 

 

「7つの組織を練り歩き! 6つの国に所属した~! 6つの顔を持つ艦娘ワスカランデース! よろしくデース!」

 

「えーっと……」

 

「ワスカラン……あぁ!! 我が母国ナチスドイツの船よ! 工作艦の」

 

「チッチッチッ! お嬢さん、私は工作艦だけではございませんデース! 工作艦、貨客船、移民船、客船、留学船、クルーズ客船何でもござれデース!」

 

「ん、ちょっと待つです……現役艦じねぇーですか! まだしかも6つの国って言ってるですがまだ5つ目のギリシャだからまだまだ当分は現役の船なんじゃ……」

 

「私の最後は1998年でーす! 今は何時だか知りませんが艦娘でも息の長い活躍をするデース!」

 

「……まともだけどまともな艦じゃねーです。……なんなんこの艦娘製造機……壊れてるですか?」

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