「落ち着いたですか?」
「み、見苦しい真似をして申し訳ありませんでした!!」
アスロックを発射しようとした艦娘はみらいと言う名前で、165センチ位の背丈に白銀と黒髪を混ざった様な近未来的な服装をしていた
「みらいちゃんはイージス艦なる艦が元になってるんだね」
「はい!」
イージス艦
1981年には確かにイージス艦は存在する
しかし、バージョンは1であり、自衛隊が導入を模索している段階です。
(イージス艦娘、イージスシステムは日本に必要です。艦娘の艦装が量産できるのならみらいの装備を最優先で作る必要が有るですね)
祖国空襲だけは絶対に阻止しなければならない
私達は必ず日本国と協力しなければ深海棲艦との持久戦は敗北する未来しかない
「みらいちゃん、君は戦いは嫌いかい」
「は、はい。私は自衛艦、守る為に戦う存在ですが、人が傷つくのは……嫌です」
「そうか」
「「「……」」」
他の艦娘達は凄く複雑そうな顔をしている
戦争狂のデウス・ウクス・マキーネは困惑って顔をしてるですね
戦うための艦が戦いたくない等と言ってるから
(前途多難です。でもタイムリミットが来たら戦ってもらうですからね)
燃料を馬鹿食いする紀伊に頭を悩ませつつも、私はせっせと装備や施設を作っていく
長谷川提督はここに来て1年で艦娘の効率的な運用方法を模索するようになったです
「うちの7隻なんだがバランスが悪いよな」
「まぁ確かに悪いです」
「転生妖精さんよー、俺なりに考えてみたんだが、主戦場は太平洋だろ? でだ、俺的には深海棲艦が現れる前にここを拠点にしたい」
長谷川提督は太平洋の地図を広げミッドウェイ島を指差す
「海底資源の貯蔵可能、航空機の発着可能、地下基地を作る事ができるくらいの土地、太平洋上で睨みを効かせやすい。そして最前線になるだろうということ。ここを拠点として現在の艦娘達で戦うと一門、ズゴックが海中から攻撃、マキーネとみらいがミサイルを使ったアウトレンジ攻撃で敵を撃破する。紀伊、八咫烏を拠点防衛の最終ラインとして、その後ろに工作艦のワスカランを置く……どうだ?」
「艦娘達の感情を無視したらたぶん最良ですが、艦娘達も見ての通り感情があるです。みらいは戦場に立てないかもしれないですし、紀伊は前線で戦う事を求めているようにも見えるです。今作戦は決めないで、個々の能力を磨くのが良いと進言するです!」
「助かる転成妖精」
「お互い様です!」
「カツトップエースがダービー制覇ですか」
「ここに来て丸一年立ったんだな」
居酒屋のような場所で乾杯をした私と長谷川提督は、ダービーの映像を眺めながら呟いた
ダービー、天皇賞春、秋、有馬記念の4つがだいたい私の覚えている競馬なので、これの掛け金で基地の物資購入をしている
「食材だけはどうしようもないからな。地下菜園も限界が有るだろうに」
「ワスカランが菜園の面倒を見てくれてるですが、買い付けた方が楽なのは確かです。株も提督のお陰で稼げてるですが難しいものですね」
娯楽の拡大、模擬戦闘開始で資金問題が本格化、あれやこれやと手を回してみたものの、根本的な解決にならずどうしたものかと悩む私と提督
艦娘達には悟られないようにひっそりと書類を2人でうんうんと唸る
「なぜ私なんかを建造したのだ?」
金がない、人が居ない
なら作れば良いじゃない
そういう結論で作った艦娘は無情にも戦艦だった
戦艦?
「大日本帝国最高の頭脳ミサイル戦艦大和の計算能力で国難に挑もう」
なんだこいつ
アルキメデスの大戦からミサイル戦艦大和です。
20インチ砲12門とミサイル搭載
詳しくは漫画を読むんだ