ヤマタノオロチ。ーーー孤独な蛇神様と問題児達が異世界から来るそうですよ?ーーー   作:ホワイトベアー

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やっとストーリーに突入しました。

今回はみんなおなじみの黒うさぎさんが
「招待しちゃった♫(^_−)−☆」
ってなるところですね。ww

それでは、どうぞ。


第一話。 出会い、なのですヨ。

 

ある初夏の日。

自然溢れる森の中、木漏れ日に照らされている

少女ーーー

 

ーーーいや、少年が空を見上げていた。

 

空を見上げるその姿はなぜか神々しさまで感じさせる。

彼は今、その両目で一体空の何を見ているのだろうか。

 

 

「…眩し・・・いけどあったかくてほんわりする・・・。」

どうやら少年は日光浴をしていたらしい。

そんな彼の元に1匹の蛇が近づいて行った。

 

『林樹様。どこに行かれたかと思えばまたここで日光浴を

してらっしゃったのですね。』

「ん?厳じいか。そうだよ。日光浴は気持ちいいよ?」

 

そう、少年の名は林樹、蛇の名は厳という。

なんで人間と蛇が喋れるのかって?

某魔法使いのハ○ー・ポッ○ーと一緒じゃないかって?

それは違うのですよ。

実は林樹は見た目が人間な蛇神ーーー

 

ーー八岐大蛇、なのだ。

 

だから蛇と喋れるのは私たちが日本人同士で会話するのに等しい行為

なのである。

 

『そうそう、林樹様。わしは日光浴の感想を聞きに来たのではなくてですね、

村跡の真ん中に急に1通の手紙が落ちてきたのでそれを伝えに来たのでございます。』

「村跡に?へぇ。わかった。じゃあ行くよ。真ん中ってことは

僕の家の上に落ちてきたのかな?もしかしなくても、僕宛?」

『はい。林樹様宛にございます。しかし、差出人が書いておらず、何やら

怪しげな雰囲気が漂っていたのでお呼びしたのでございます。』

 

〜〜〜

 

「で、これが例の手紙かな?」

『はい。そうでございます。お開けになられますか?』

「開けるつもりだけど、どうする?厳じいは俺にくっついておく?」

『そうさせていただきます。林樹様に何かあった場合にはお守り

しなければなりませんので。』

「うん。じゃあ、開けるね。」

 

ペリペリペリッ。

 

「ん?なになに?

 

ーーー悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。

その才能を試すことを望むのならば、

己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、

我らの〝箱庭〟に来られたしーーー」

 

へ?どういうこtーー

 

林樹が手紙を読み終えた瞬間、彼を含む4人と2匹は空を落ちていた。

 

「何この状況?新手の日光浴?」

『そんなこと言ってる場合じゃないですよ、林樹様!流石にこの

高さから落ちると痛いですよ!』

「大丈夫だって。緩衝膜みたいなのがあるし。」

 

林樹の予言通り、彼らは何枚もの緩衝膜によってスピードを落とされた。

が、眼下にあった湖はなくなるわけではなく、彼らは派手な音を鳴らして

湖に落ちた。

 

ーーーーー

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺り込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

「右に同じだクソッタレ。これならまだ石の中に呼び出された方が親切だ。」

「……石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

「俺は問題ない。」

「そう。身勝手ね。」

 

「此処…どこだろう?」

「………。」

「さぁな。まあどこぞの亀の背中じゃねえか?

まず間違いないだろうが聞いておくぜ?もしかしてお前たちにも変な手紙が?」

「ええ、そうよ。でも、〝オマエ〟じゃないわ。私は久遠飛鳥よ。

以後は気をつけて。そこの猫を抱えている貴女は?」

「……春日部耀。以下同文。」

「それじゃあそこの野蛮で凶暴そうな貴方は?」

「俺は見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった

駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様。」

「そう。じゃあ取り扱い説明書でも作っておいて。読んであげるわ。」

「ハハッ。マジかよ。それじゃあ作っておくぜ。んじゃ、最後に

さっきから全然喋ってなくて首に蛇を巻いてるお嬢さんはなんて名だ?」

「…僕?僕は八岐林樹。あと僕は女じゃなくて男だよ?…よろしく。」

「マジかよ。その見た目で男か。ビックリだぜ。」

「本当に。男の子なのに可愛いのね、貴方は。」

「…確かに。かわいい。」

 

そんな彼らを茂みの中から覗き見ている者がいた。

(うわぁ。問題児ばっかりですねえ。いや、1人だけ…普通?何か静かすぎですけど。)

 

「で、どうすんだ。こういう時は呼び出した本人が出てくるもんじゃねえのか?

「確かに。というか誰かが出てこないと動きようがないわ。」

「……。この状況で落ち着きすぎているのもどうかと思うけど。」

「日光浴…。気持ちいい。」

 

(まったくです。というかやっぱり1人だけおかしいです!)

 

「ーーー仕方がねえな。こうなったら、そこに隠れている奴にでも話を聞くか?」

物陰に隠れていた何者かはビクリと飛び跳ねた。

「なんだ、貴方も気づいていたの?」

「当然。そっちの猫をだいてるーー春日部も気づいてたんだろ?」

「風上に立たれたら嫌でもわかる。」

「へえ?面白いなお前。で、林樹は?」

「ーーあそこだけ温度が高いからね。誰かいるのは分かってるよ。

……それがウサ耳なのも。」

 

「(ビクッ)や、やだなあ御四方様。そんな獣みたいに怖い顔で睨まれたら

黒ウサギが死んじゃいますよ?そこで黒ウサギの脆弱な心臓に免じて穏便に

お話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

「断る。」

「却下。」

「お断りします。」

「…ヤダ。」

 

「あっは。とりつくシマもないですね♫」

(この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まあ、とっても扱いにくいでしょうが。)

 

1人そんなことを考えている黒ウサギの背後にはいつの間にか耀が立っており、

耀は笑顔で黒ウサギの耳を力いっぱい引っ張った。

「えい♫」

「フギャ!ってまさか初対面で遠慮なしに黒ウサギの素敵耳を引き抜きに

かかりますか⁉︎普通⁉︎」

「大丈夫だ。問題な「問題ありありです!ってなんでそのネタ知ってるんですか!」

「へえ?その耳ってリアルウサ耳なのか?」

十六夜が黒ウサギの右耳を持つ。

と同時に、

「…私も気になるわ。」

飛鳥が左耳を持つ。

Let's pull!

 

「ーーーーーッ⁉︎」

両耳を力いっぱい引っ張られた黒ウサギは声にならない悲鳴をあげるのだったーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ストーリー、入りました。


が、しかし!
読み返して思うこと!
それは、林樹君全然しゃべってなーーーい!
なので、次回からはちゃんと喋らせるように説教しておきます!

読んでいただいて、ありがとうございました。
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