沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

1 / 73

本編が見たい、という方は
プロローグ「始まり」へどうぞ。






アンケート、ありがとうございます。

ぐだぐだ、ハチャメチャはイベントの特権。
ほらキリ様も林檎農家とか言われてるし。



イベント
ぐだぐだファイナル本能寺 序章


 

 

彷徨海で異聞帯を旅するのも一段落。

 

俺と沖田は茶室という元ボイラー室で

立香、マシュ、ノッブ……信長、李書文(老)、

沖田オルタ、土方と共に茶菓子を堪能していた。

 

沖田オルタが俺の腕に

抱きついているのはいつものこと。

 

 

話をしていると、

茶々が倉庫から見つけてきた

という箱形の何かを持ってくる。

 

 

「変な箱じゃなー、

 ところでどうやって開けんじゃコレ」

 

「さぁな、壊してみればどうだ?

  まじんさんは変な箱、としか分からんし」

 

「いつまでマスターに抱きついてんですか!

  いい加減にさっさと離れろ私オルタ!!」

 

 

沖田オルタと沖田の俺の腕を巡った小競り合いが

始まるが、いつものことなので放置。

 

信長が銃口を箱へ向け、発砲。

しかし…………

 

 

「ノッブ、部屋で銃を撃つのやめようね!?」

 

「そう言うな立香、しかし、

 変じゃな、アニメとかだとこれで開くんじゃが」

 

「どれ、ふむ………」

 

 

李書文先生が箱を見る。

そして────

 

 

「────破ッ!!」

 

 

箱に拳を撃ち込む。

しかし、それでも箱は傷1つない。

ならば、刃はどうだろうか。

先生から箱を受けとる。

 

 

「ありがとうございます………んー」

 

「どうじゃ?開きそうか?」

 

「一応、撃ち込んでみるわ」

 

 

ナイフを抜き、魔術強化を施す。

そして更に霊器強化。

 

箱を宙に軽く投げ、

そして全力でナイフを撃ち込む。

ガギィン!という金属的な音が響く。

弾かれた───それと同時に、

魔法陣がほんの一瞬だけ見えた。魔術防護か?

 

 

「んんー、ますます分からんな」

 

「──、────ハッ!

 あまりの蛮行度(バンデット)にフリーズしてしまいました」

 

「みんなやりすぎでしょ………」

 

「先輩の言う通りです!

 開けるにしてもやり方を考えて──」

 

 

マシュがそう言いかけた瞬間。

箱が凄まじい輝きを放つ。

 

 

「何じゃこりゃ!?」

 

「ぐだぐだしてくる予感………!」

 

 

立香がボケを発動させているが

同じような感覚がしていた。

 

 

「ぐだぐだの予感がする───!」

 

「言ってる場合ですか!?

 というより、爆発とかしないですよねコレ!?」

 

「茶々知ってる。これアニメとかで

 よくある爆発オチってやつでしょ?」

 

「うはははは!わしらの彷徨海生活、完!」

 

「で、たくあんは入ってたのか?」

 

「ダメだこの人どうにかしてる暇もない!?」

 

「先輩、急いでこちらに!」

 

「マスターは私が守る──!」

 

 

沖田オルタが俺の前に立ち塞がるが、

光は輝きをどんどん増していき────

 

 

「ぎゃーーーーーー!!?」

 

「のぶぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

「く…………!」

 

 

光に、全員が呑まれて───消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を、見る。

 

悪夢…………ではないようだ、が。

これは─────

 

 

「無念なり。

 だがこの巡り合わせに感謝しよう。

 ────若く、猛く、そして、強き者」

 

 

この声は────

重厚感すら感じる重々しい声。

それは、何かを嬉しがっているようで。

 

 

────俺に、呼び掛けたのか。

 

「如何にも。彼奴が現れたならば、

 我もその反動としてこの現し世に現れようぞ」

 

────彼奴?

 

「上杉 謙信───いや、長尾 景虎。

 我が生涯最大の好敵手にして、

 我が死を惜しむ原因となった者よ」

 

 

長尾 景虎────!?

だとしたら、この声の主は、まさか!?

 

 

「我と契約をせよ…………

 いや、契約を、してくれないか」

 

────あんたの、望みを聞かせてくれ。

 

「我が望み、

 それは頂上にて行う彼奴との一騎討ちよ」

 

────頂上………天下統一をしてから、か?

 

「如何にも。

 この世界のみ、我と融合して頂きたい」

 

 

おそらく、特異点へ送られたのか。

なんちゅう箱だよありゃあ。

しかし、融合、天下統一からの一騎討ち、か。

 

俺、死ぬのでは?

 

 

「安心するがいい、頂上に至ることが

 出来ればそれで良い。家臣として、でもな。

 頂上に至った時、融合を解除しよう」

 

────分かった。受諾する。

 

「は、はははは!

 融合している間は我は出ぬようにしよう。

 それまで、勝ち続けること、頼んだぞ」

 

────任せてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声が、遠くなり、夢の中での意識が薄れる。

 

天下統一、か。面白い。

やってやろう。

 

 

 

戦国を、俺の手中に納めるために。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。