なんか思い付かないからノリでやった。
キャラが好きなんですよね。
社長は仕事が出来る。
だけどXさんブチギレてるよ?
今回はかなり長いのです。
たまには沖田とシュミレーションルームで遊ぶか、
そう思って俺は沖田の部屋へ向かっていた。
(と言っても隣なのだが)
いつものように呼び出し用のインターフォンを
鳴らしてみるのだが。
「…………いないのか?」
反応がない。普段ならいなくても
『直感スキルです!どうしましたかマスター!』
等と言って走ってくるのだが…………
何となく扉に俺は手をかける。
「開いてる………?」
なんと無用心な。
いないのなら閉めておくべきだろう、
そう思っているのか確かめようと
俺は部屋の中へと入り…………
「あ」
「なんだ、いるじゃないか。
返事くらいしてくれてもいいだろ?」
「えっ、えっ?」
中で何か困惑しているような沖田に話しかける。
……………?
何か、違和感が…………髪の色とか、服とか。
服はまぁ、水着とかあったし、
レイシフト以外は着物だったり違ったりするし。
「あれ…………?」
「えっ、その………えっ?」
それに何か声も違うような…………
いや待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て。
この感覚は………まさか。
「誰だお前!?」
「こっちの台詞なんですけど!?」
思わず叫ぶと、
どうやら向こうも俺を知らないらしい。
赤髪に割烹着の女性だ。
よく見たらアホ毛もないし。
「まさか………偽物か!?」
「ちょ、待って下さい!?
しかも志貴さんみたいにナイフ!?」
「誰だよ!」
「こっちの台詞ですって!」
ナイフ抜いてを構える。
というか瞳の色だけが同じだ。
指輪は嵌めてない。詰めが甘いな。
髪型はアホ毛がないだけの完成度で高いが。
いや、というか偽物なのか?
イベント系のぐだぐだ感を感じる。
「…………悪い、少し焦ってた。
物騒なもんを出して悪かった、ごめん」
「い、いえ………こちらこそなんかすいません。
喧嘩売るような真似をしてしまい………」
落ち着いたのでナイフを納める。
それにしても………似ている。
観察すればするほど、だ。
もしや沖田は疑似サーヴァントだったのか………?
ということは彼女はその元の………
「あのー………志貴さん、ではないですよね?」
「………分からない。
俺も誰かに似てるのか?」
「はい。私、見ての通り使用人を
してるんですが、主人にそっくりで……顔とか」
「奇遇だけど………俺も君に似た奴と間違えた。
瞳の色と髪型はほとんど同じなんだ」
「へぇー………あっ、名乗ってませんでしたね。
私は、琥珀、と申します」
「俺は橘 真機。よろしく、琥珀」
「あっはい。すごい似てますねぇ………」
取り敢えず、互いの知らない知り合いに
似てる者同士で困惑していたらしい。
遠野志貴、という人物に顔つきが似ていたらしい。
メガネをすれば本人と見分けがつかなそう、
とのこと。
「ちなみに私は誰に間違えたんですか?」
「あー………英霊、サーヴァントはわかるか?」
「はい、私もマスターだったことがありますよ」
「あっ、じゃあ俺は後輩だったのか」
「えぇ、セイバーでしたね。
元は私が英霊になる予定だったんですけど」
「は?」
そこまで言った時だった。
扉が開く音に、俺と琥珀はそちらを向く。
そこにいたのは、着物の紛れもない沖田だ。
実家のような………いや寧ろ実家以上の安心感。
「沖田、お帰り」「セイバーさん!?」
「は?」
また困惑に陥ったので割愛。
「はぁ……また何ともぐだぐだですね。
それにしてもマスターが2人ですか………」
「まさか琥珀も沖田のマスターだとは」
「えぇ、驚きですね。
真機さんもでしたか……現在進行形とは」
どうにか落ち着き、
3人で琥珀が入れてくれた茶を啜る。
何か不思議な味がする。
ハーブティー、こんな味だったか……まぁいいか。
「それにしても似てるな………
瞳の色と髪型、リボンもか」
「あ、元々琥珀さんがセイバーになったら、
という設定が没になったので名残ですね。
だから似てるんだと思います」
「あー、そんな設定もありましたね。
懐かしいくらいに感じます。
ちなみに青灰姉さん(作者)は七夜さんを
モチーフにマスターを考えたそうですよ」
「へぇ……」
なんか色々と凄い話になってるが
それなら似てることにも納得だ。
その頃もアルトリア顔のセイバーが
量産されていた時期だったからかもしれんな。
Xが張り切る理由も分かる気がする。
「帝都での聖杯戦争がありまして、
そこでマスターになってもらったんですよ。
あ、この着物も琥珀さんに貰ったものです」
「琥珀、ナイスだ」
「気に入ってますねー」
そうだ。
琥珀なら先輩マスターとして沖田についての
アドバイスとか聞いておこう。
茶を啜り、聞いてみる。
「琥珀、沖田のことでアドバイスとかあるか?
どうフォローしたらいいとか、
気を付けるべきこととか」
「えぇ………コハエース世界なので
あまりいいアドバイスはできませんよ?」
「それでも構わない。
マスターとして支えたいんだ」
「…………あの、マスター。恥ずかしいんですが」
「………………おぉ、これはこれは。
なるほど、そういう………」
なんか俺と沖田を見て何か納得しているが、
どういうことだろうか。
「分かりました!
役立てるかは分かりませんが教えます」
「ありがとう」
「はい!まずは精神面です。
メンタルが弱いので気を付けましょう。
メンタルケアを怠ると吐血します」
「軽くディスられてる気分なんですけど」
「あー………分かった。
思い当たるから気を付けないと」
吐血は………まぁお家芸みたいになってるから
心配が薄れてきてるから気を付けよう。
「あと分かると思いますが、身体が弱いです。
対魔力も装甲も紙なので持久戦は避けること。
後は令呪によるブーストも危険ですね。
無理させてはいけません。
真機さんが戦えるなら気遣ってあげて下さい」
「それ言うとうちのマスターが
死ぬのでやめてください琥珀さん」
「分かった。もっと俺が頑張らないとな」
「マスター!?」
沖田は守らないと。大切な仲間は必ず守る。
無茶はさせないようにしよう。
令呪も避けるのが得策か、気を付けないと。
「言っておきますが彼女が令呪を志願しても
追い込まれた時ほど使ってはいけません。
霊基が消滅、霊核が砕けるまで戦うので」
「分かった。
沖田、頼むから無茶はしないでくれよ」
「その言葉、そのままお返しします」
琥珀はこほん、と咳払い。
どうやらこのくらいのようだ。
「まぁ身体、精神面でのケアに努めましょう。
吐血に気をつけて、無理なようなら
ドクターならぬマスターストップをどうぞ」
「それをマスターに言ってあげてほしいです。
サーヴァントストップかけたいくらいです」
「お互い無理しないようにな」
「ホントですよ」
「あぁ、それと───」
琥珀がこちらをチラリと見てくる。
茶を飲み干し、カップを皿に置く。
「貴方もご自愛を。
セイバーは誰かを守ることは苦手ですが、
それでも守るために剣を振っていますから。
─────少なくとも、今は………確実に」
見抜かれたような眼差しでこちらを見てくる。
………参った、まさか本当に見抜かれているのでは?
苦笑いを溢してしまう。
沖田にも心配された目を向けられる。
それに答えるように彼女の髪を撫でた。
「………努力するよ」
「むう、そこはいつもの
『分かった』でいいんですよ、マスター」
「………………伝えたいことはこのくらいです。
頑張ってくださいね、真機さん」
そう言った琥珀を見る────筈だった。
「「え?」」
既にその場に姿はなく、
あるのは熱が残る2人分のティーカップだけ。
琥珀の姿は、影も形もない。
「き、消えた………?」
「夢でも見てたんでしょうか………?」
夢にしては鮮明だし、
同じ夢や幻とは考えられない。
だが、本当に夢のような…………
「…………」
なんだか、身体が妙に熱いことに気づく。
火照ったような感覚だ。
心臓が煩く、どこか、身体がおかしい。
沖田を見ると、同じような状態だ。
「あの、マス、ター………?」
「……………ま、さか……」
「琥珀さんなら、有り得る、と、いうか………」
盛られた。
そういう、考えに至って……………
「「アイツ………次会ったら………!」」
俺
最後のお薬ネタはカニファンです。
分かりにくいので補足。