話数は特異点ごとにリセットします。
そういえば私、久々にブラボをしたんですが、
やっぱあれ楽しいです。
主人公サイコパス化させて
あ、前回の設定の方に描いた
主人公くんの絵を上げておきました。あと令呪。
下手なのは作者が生物描けない
病気にかかってるので。
無機物なら得意なんだけどなぁ………?
第1話「第一の特異点」
「フォーウ!!」
「おぶっ!?」
休暇が終わった朝。
ドアがノックされ、返事をして中に入ってもらう。
その瞬間にドアの隙間から白い生き物が飛び出し、
ドアへ向かっていた俺の顔に張り付く。
「マスター!?」
「えっ、フォウさん何を!?」
「フォウくん、どしたの!?」
「フォウフォーウ!フォーウ!!」
「あぁぁぁぁ!?離れろぉぉ!!?」
顔に張り付くのはフォウだ。
視界が真っ白でしかもゴワゴワするからやめて。
声からして沖田、それと立香とマシュがいる。
「はーなーれーろぉぉぉ!」
「フォーウ………」
「だ、大丈夫?」
し、死ぬかと思った。これ窒息死するから。
なんとかフォウを引き剥がし、
両手で動けなくする。
「なんとか………」
「フォウさん、一体どうしたんですか?」
「フォウフォーウ!」
「なんだったんだ一体……
で、3人揃ってどうしたんだ?」
まぁ何となく分かってるが。
遂にこの日が来たわけだ。
「マスター、特異点に行くための
事前会議の時間です。さぁ、行きましょう!」
「おはよう、4人とも。
早速だけどブリーフィングを始めようか」
管制室で待っていたのはドクターだ。
俺たちはそれぞれ話を聞く。
簡単に纏めると、
俺たちの目的は、特異点の調査・修正、
そして、聖杯の調査。
聖杯、というのは、願いを叶える願望器だ。
冬木の以外は見たことはない。
それと、特異点についてからは
霊脈地への召喚サークルの設置。
「と、いうわけ。
待ちきれなくて説明変わっちゃった♪」
「ダ・ヴィンチか、おはよう」
「おはよう、ダ・ヴィンチちゃん」
「おはようございます」
いつの間にかダ・ヴィンチが説明を
変わっており、ドクターがため息をつく。
ちなみにコイツ、現在は女である。
とやかく言ってはいけない。
「まぁ………それじゃ、ブリーフィングは終わりだ。
レイシフトの準備をするが、いいかい?」
「「はい」」
「よし、それじゃコフィンに入ってくれ。
レイシフトは安全、迅速に出来る筈だ」
俺たちはコフィンに入る。
沖田はあっちの召喚サークルから
召喚せねばならないので待機だ。
早く、一刻でも早くサークルを設置しよう。
「では、検討を祈るよ」
コフィン内で目を閉じる。
アナウンスが流れ始める。
『アンサモンプログラム スタート
霊子変換を開始 します』
意識が遠退く感覚を味わう。
『レイシフト開始まで あと3、2、1………』
拳を握る。
『全工程 完了
グランドオーダー 実証を 開始 します』
意識が完全に闇に落ちる。
これは、炎に飲まれた聖女の物語。
聖女は死する時、二律背反に苛まれる。
白と黒の2人の聖女は引かれ合う。
たとえ白の贋作であろうと、その思いは───