俺オルレアン旅するだ
ハァ
仲間も無エ 情報無エ
通信全く効いて無エ
サーヴァント召喚サークル無エ
俺らこんな所いやだ 俺らこんな所いやだ
町へ出るだ 町へ出だなら
情報貰って町で仲間探すだ カァ
(元ネタ
吉幾三さん 俺ら東京さ行くだ)
「………取り敢えず、旨いなこれ」
見事にワイバーンを丸焦げにした俺は、
まずは食料を得るためにしたこと。
それは、ワイバーンを血抜きして捌くことだった。
鱗の下の肉は筋肉がいい具合に引き締まっており、
とても美味しい鶏肉のような感じだ。
ウマすぎる!!
「カロリーは高そうだが、滅茶苦茶旨いな。
干し肉でも作っておきたいな。これ」
暗殺者として行動していた頃は
レーション(不味い)、兵糧丸(味無し)だったりと
味気ないものばかりだったので普通の食事が
とても幸せだ。
ソースをかけてステーキとかどうだろうか。
とても美味しいだろう。うん。
「ヤバいな、これ。癖になりそうだ」
とっても美味しかった。
また食べたいな。
俺はワイバーンの4分の1を食べてしまった。
まぁ朝飯前だったからな。
朝から飛竜の丸焼きだったが、
胃もたれしないだろうか。
正露丸でも持ってくれば良かったかもな。
まぁ、ともかく。
俺は残ったワイバーンをそのまま放置し、
人が多い町の方へ行くことにしたのだった。
少し歩くと、町が見えてくる。
町までたどり着き、町の様子を見てみると、
どことなく沈んでいるようだ。
というか、何かに怯えているような………?
ヒトは死ぬ直前に出す匂いがある。
何度も殺してわかることだが、
その匂いが充満しているような感じだ。
「血の匂いもするな……」
やはり戦争だろうか?
さっきのワイバーンのような生物兵器を
利用した戦争になっているとか、
じゃないといいんだが。
取り敢えず、人に話を聞いてみることに。
近くにいた兵士に話しかける。
「なぁ、少しいいか?」
「ん、どうした?
食事の配給なら既に終わっているぞ」
「いや、俺はあちこち旅をしてるんだが、
この国で、一体何が起こってるんだ?」
「た、旅だと!?よく生きていられるな………
教えよう、あの、竜の魔女についてな」
竜の魔女、とは何だ?
───ジャンヌ・ダルクは知ってるだろう?
奴は火刑に処されて死んだ………
だが、蘇ったんだ、彼女は。
飛竜を連れてな。
蘇った………?そんなことがあり得るのか?
───さぁな、俺だって信じたくない。
全く、悪夢を見てる気分だ………
………軍はどうした?
───砦を作って交戦中だ。
飛竜以外にも、恐ろしく強い連中まで
いやがるんだ。
それこそ、砦を一人で落とすほどのな。
…………シャルル王は?
───殺されたよ、その魔女にな。
俺が知ってるのはこのくらいだ。
「そうか、ありがとな」
「あぁ、あんたも気を付けろよ。
このご時世、生きてられるだけ強運だ」
「おう、じゃあな」
…………竜の魔女、ね。
ジャンヌ・ダルクが火刑によって怒り心頭、
激おこぷんぷん丸状態。
で、国を滅ぼしにかかってるってわけか。
ん?
何か妙な格好の男を見つける。
大きな剣を背に、灰色の長髪と胸と
背が大きく開いた鎧を着ている。
明らかに………普通の人間ではないな。
「………何かな?
先ほどから、こちらを見ているようだが」
「ん、あぁ、悪い。珍しい格好だと思ってな」
「………それはお互い様ではないか?」
あ、そうか。
俺は今魔術師としての魔術礼装を着ている。
確かに今の時代とは不釣り合いだ。
だが、もしかすると彼は………
「………サーヴァント、だよな?」
「どうやら異邦人のようだな、君は」
この世界に召喚されたサーヴァント、セイバー。
彼の名は、ジークフリート。
ニーベルンゲンの歌の竜殺しは、
俺と握手を交わした。
すまないさんは早めに出します。
何故かって?
だいたいワイバーンとの戦闘だから
彼に全部任せればいいと思い((殴