沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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あー、鯖はキアラさんにすれば
ギャグ多めで楽しいかったのかもですねぇ………

なお主人公、(隠し(いらない)設定としてですが)
キアラさんと面識がある模様。




第3話「風薫る丘」

 

 

「マスター?」

 

「───っ!」

 

 

沖田の呼び声で、俺は何とか意識を取り戻す。

そこは、広い丘陵地帯のようだった。

 

………どうやらレイシフトには成功したようだ。

横には立香とマシュ、フォウもいる。

上を見ているが…………俺も上を見ると、

またしても、()()はあった。

 

 

『光の輪、か………

 やはりこちらからは観測できないね』

 

「確かフランスにもありましたよね」

 

「ここにもあったのか」

 

 

一体、あれは何なのだろうか。

勿論、俺はあんなものを見たことないし、

知りもしない。

 

人類史が焼却したことで現れたのか………

もしくは、何者かが意図して起こしたのか。

 

 

「ところで………ここがローマなんですか?」

 

「絶対違う」

 

『違うからね。おかしいな………

 確かにそこは首都ローマじゃない』

 

 

沖田が困惑している。

ちなみに俺は世界中を飛び回っていたので

一度だけローマには来たことがある。

 

中世風の建築様式は好きだったな。

……………んん?

 

 

「…………あれ」

 

「どうしたんですか、先輩?」

 

「立香、聞こえたか?」

 

「うん」

 

「聞こえたって………何も聞こえませんけど」

 

 

声。人の声だ。

うっすらと、だが、確かに聞こえた。

 

よく思っていたことだが、

立香はかなり聴覚や嗅覚に優れている。

そして、人間らしい危機感知能力も。

 

 

「丘の向こうか」

 

「戦闘音だよね………みんな、行こう!」

 

『戦闘?バカな、有り得ない話だぞ?

 そんなことがあるとすれば───』

 

「歴史に異常が起きている。

  そう言うこと、ですよね」

 

「とにかく、急ぎましょう!」

 

 

俺たちは丘へ走る。

丘の上から見下ろすと、確かに戦闘が起きていた。

 

 

「間違いありませんね」

 

「はい、片方は大部隊、

 もう片方は極めて小規模です」

 

「フォウ!」

 

「え、フォウさん?」

 

 

フォウがマシュの肩から降り、

小規模の部隊の方へ吠える。

 

…………1人の少女が、

大規模部隊を蹴散らしていた。

 

 

「うっそだろ………」

 

「戦闘指揮までやってますね、

  戦闘慣れしてます、それもかなり」

 

「サーヴァントかな?」

 

『…………いや、違うみたいだ。

 あれはサーヴァントじゃない。

 間違いなく、その時代にいた人間だよ』

 

 

…………薄くだが、

魔力を感じるのは気のせいだろうか。

まぁ、魔力を持った人間もおかしくはないか。

 

 

「助けないと。あの大部隊、首都に向かってる」

 

「はい、都市を守りましょう!」

 

 

二人(とフォウ)が丘から飛び降りて

戦闘地帯へ向かう。

 

 

「マスター、行かないんですか?」

 

「俺は援護に回っていいか?

  ここからなら場所がいいしな」

 

 

俺は背中から狙撃銃を取り出す。

銃弾を装填し、肩に乗せる。

 

 

「了解しました。

 では、私は立香さんたちと行きますね」

 

「気をつけてくれよ」

 

「沖田さんに、お任せあれ!」

 

 

沖田が丘から飛び降りる。

俺は銃を構え、標的の数を確認する。

 

こんな戦争系の戦闘ならば、

将軍を先に倒せば相手を撤退させられる。

雑兵どもは沖田たちに任せよう。

 

 

「よし、殺るか」

 

 

まずは重装のヤツを片っ端から潰していこう。

 

 

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