沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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一部のフリクエ全部クリアしてまで
ガチャ回したのに爆死して寝込んでました、
罪人の作者です。

投稿遅れて申し訳ありません。




第11話「2人のサーヴァント」

 

「…………んぅ………むにゃ」

 

 

あの後、俺たちは軍を一掃し、

無事に夜営地にたどり着いた。

 

そして現在、手頃な岩に座って立香とマシュが

二人のサーヴァントと模擬戦をしているのを見る。

 

相手はブリタニアの女王、ライダーのブーディカ、

反逆の剣闘士、バーサーカーのスパルタクス。

二人はローマに召喚されており、

ネロ側についているらしい。

 

ちなみに沖田は疲れたのか、

俺の肩に頭を乗せて寝ている。

沖田に無理はさせられないからなぁ。

先程の戦いで吐血しなかっただけマシだ。

 

 

「マシュの戦い方………なんか違うんだよな」

 

 

俺の感想はこれ。

うん………何かが違うが、何だろうか。

 

 

「なんであんな面倒な戦いを

 ………あぁ、成る程、そういうことか………」

 

 

違和感に気づく。目的の違いだ。

マシュは、立香を守るために戦っている。

守るような立ち回りをしているから

違和感を感じたのか。

 

俺と沖田は敵を仕留めるために戦っている。

…………マシュには、守る方がいいだろう。

()()、だが。

 

おそらく、そのうちにマシュも

殺すために戦わなければいけなくなる時がくる。

だから今はこれでいい。

 

 

「………む、真機は良いのか?」

 

「いや、いいって言われた。

 …………大丈夫か皇帝さん、顔色が悪いけど」

 

「少し頭痛がな………余は早めに休ませてもらうぞ」

 

「分かった、ゆっくり休んでくれ」

 

「うむ………」

 

 

皇帝ネロは頭痛持ちだったのか?

初耳だな………と、ドクターから連絡が入る。

 

 

『食器の鉛中毒だったとか、

 生まれつきだとか言われているみたいだね。

 まぁ色んな説があるみたいで詳細は不明だ』

 

「へー………そうか、沖田もだったな」

 

『沖田さんは肺結核だったかな?

 スキルとして成立してるから

 治らないのは残念だったね………』

 

 

一度、聖杯を使って治らないか試した。

英霊の身体に手術は不安だ。

だから聖杯を使わせて貰ったのだが………

効果はなかった。

 

 

「立香も沖田もマシュも守りますよ、ちゃんと」

 

『………そうだね。でも無理はしないでくれ。

 キミは無茶ばかりするからね』

 

「無茶で仲間が助かるなら安いもんですよ」

 

『そういう所だよ。

 とにかく、無理だけはしないように。

 これは所長(代理)命令だからね』

 

「ははは、了解です、ドクター」

 

 

ドクターからの連絡を切り、

終わった立香たちの様子を見る。

 

模擬戦はマシュがなんとか勝利したようだ。

立香の采配がとても上手だからか、

二人を相手してもマシュがそこまで疲れていない。

 

 

「お疲れ様、2人とも」

 

「戦闘終了………先輩、お疲れ様です」

 

「うん、ありがとうマシュ」

 

「ふぁ………終わりました……?」

 

 

ブーディカたちがやって来る。

沖田も起きたようだ。

 

 

「凄い子たちね、マシュも立香も」

 

「素晴らしい者たちである。

 この叛逆、負ける道理はない!」

 

「素直に誉めた………」

 

「それだけ気に入ったってことですかね」

 

 

まぁ俺たちは相手にされなかったのだが。

それもなんとなく分かる。

 

 

「血の匂いが染み付いてるからね、特にキミは」

 

「やっぱ分かるか」

 

「圧政の香りだ。

 故に我が愛の対象者なり」

 

「怖っ!?マスターこの人怖いです!」

 

「いやまぁ……仕方ないというか」

 

「安心しなよ、私たちは敵対する気はないから。

 ただねぇ………なんというか、仕方ないんだけど」

 

「殺しすぎた、ってとこか」

 

「……………」

 

 

結局、前の戦いで俺も近くまで来た兵士を

馬に蹴り殺してもらったり

銃を撃ったりしてたからだと思う。

 

立香はマシュたちの戦闘に集中してたから

気づかないようにさせてたが。

 

 

「ごめんね、悪意はないんだよ」

 

「いやまぁ、こっちが悪いし」

 

「ちょっとやり過ぎた感はありますしね……」

 

「圧政しながら叛逆するお前たちもまた、

 我らが同士である。気負うな、青年よ」

 

「お、おう」

 

 

相変わらず何を言ってるのか分からないが、

取り敢えず仲間として認めてくれたらしい。

 

こうして、一時を俺たちは夜営地で休むのだった。

 

 

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