沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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あー、石が足りねぇ。
塵も骨も証も結晶もQPも永続的に足りねぇ。

呼符もっとよこせぇぇぇ!



ぐだぐだファイナル本能寺 その5

 

 

軍を土方に任せて、

俺は単身、山を馬で駆ける。

すると沖田オルタが後ろから馬で追い付いてきた。

 

 

「マスター、千代女からの情報だ。

 どうやら甲斐には李書文もいるらしい」

 

「マジで?助けたら手伝ってくれそうだな。

 こりゃあカルデアに一手をかけられそうだ」

 

「あぁ、というか沖田総司はどこへ

 行ったんだろうな。流石の魔神さんも不安だぞ」

 

 

いつもなら速攻で走ってきそうなもんだが。

確かに不安である。

………まさかカルデア家にいるわけじゃないよな?

裏切られてないよな?

 

 

「やべ、不安になってきた………」

 

「まぁ安心しろマスター、

 その時は魔神さんが傍にいてやろう」

 

「頼む………精神が崩壊しそうだ」

 

 

あの時はともかく、

沖田はできるだけ敵に回したくない。

本音を言えば立香たちもだが、

シュミレーションだと思えば大丈夫。

 

まぁ立香たちを捕らえはしても

牢に入れたりもしないし。

倒せたら、の話だが。

 

 

「さて、もう少しか」

 

「カルデア家は挟み撃ちを決行したようだ。

 おそらく第六天魔王の策だろう」

 

「なら背後を突くぞ。

 どうせ雑兵だ。沖田オルタ、暴れるぞ」

 

「分かった、行こうマスター」

 

 

馬に乗ったまま剣を抜き、名乗りを上げる。

戦国なので流石に名乗りは上げないとな。

 

 

「我、武田信玄公の写し身、武田真機なり!」

 

「その家臣、我が名は魔神・沖田総司なり!」

 

 

俺たちの声に目の前の

カルデア軍が驚愕の声を上げる。

沖田オルタと目を合わせ、叫ぶ。

 

 

「「さぁ………道を開けろ!!」」

 

 

刀に炎を纏わせ薙ぎ払い、雑兵を蹴散らす。

少々乱暴だが、このまま前線まで突破する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~カルデア家said~

 

 

「何事じゃ、なぜ伏兵が動かん!?」

 

「伏兵!?」

 

「法螺貝を鳴らす筈じゃったろうが!

 あ、そっかお主らには伝えとらんかった!」

 

「あの女に任せてたんじゃねぇのか大殿!?」

 

 

不味い、このままでは…………

逃げた筈の兵たちが戻ってきて応戦してるけど、

織田吉法師の勢いが止まらない。

 

 

「進めぇぇぇぇ!!!」

 

「くっ、先輩(との)ここは撤退して──!?」

 

 

その時だった。

ノッブが言ってた伏兵がいる筈の崖から

炎の柱が立ち昇る。

 

そして、崖から兵たちが次々と落下し、

そこから馬に乗った2人が現れる。

 

 

「フハハハハハ!!

 織田吉法師よ、武田軍、加勢するぞ!!」

 

「ノリノリだなマスター……」

 

 

見覚えのある大太刀の女性、

そして───深紅の鎧兜を纏った人物。

 

 

「真機先輩!?」

 

「魔神さん!?」

 

「何やっとるんじゃアイツらぁぁぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高々に宣言する。

テンションが最高潮で熱が引かない。

 

その時、カルデア家の軍の中から名乗りが上がる。

その声に、身体中の血が

沸き立つような感覚を覚えた。

 

 

「我が名、長尾影虎ぁ!!

 いざ尋常に、勝負!!にゃー!!」

 

 

沸き立つ感覚を抑え、刀を握る手に力を込める。

 

 

「沖田オルタ、先に行け。

  ヤツとは一騎討ちする」

 

「む、了解した」

 

 

槍を手に走り寄ってくる白装束の女。

馬から飛び降り、全力で迎え撃つ。

 

振り下ろされる槍を刀で鍔迫り合いに持ち込む。

 

 

「にゃー!!顔は違いますね!!

  ですがその力、信玄公そのもの!!」

 

「同じく見覚えはねぇが、

  この感覚、我が好敵手と見た!!」

 

 

押し返し、距離を開く。

 

影虎が槍を天に突き上げる。

俺は刀を地面に突き立てる。

 

 

 

 

「運は天にあり!

 鎧は胸にあり!

 手柄は足にあり!

 ───────毘沙門天、我に力を!!」

 

 

()きこと風の如く!

 (しず)かなること林の如く!

 侵掠(しんりゃく)すること火の如く!

 動かざること山の如し!

 ─────────風林、火山!!」

 

 

 

 

血沸き肉踊る戦。

 

好敵手は上杉謙信もとい、長尾 影虎。

 

沸き上がるのは殺意ではなく、戦意。

 

殺す為でなく、戦う為に刀を構えた。

 

 

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