沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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一応ですけど真機くんは
死徒と会ったことがある設定です。

それ以来は蜘蛛が完全にトラウマだとか。
本編とかでは話さないので番外編とかですかね。

件の蜘蛛(?)の近くで
真機くんは何か拾ったようですが………?




第14話「帰還」

 

 

 

「う、うむ、2人ともご苦労であった」

 

「「お疲れ様です………」」

 

 

沖田と声を合わせて言う。

俺………というか、彼女の宝具をレオニダスも

宝具を発動して耐えており、そこにできた隙で

沖田が縮地で接近、倒した。

 

 

~~~~~~~~~数十分前~~~~~~~~~~

 

 

『ぐ………熱っ……!?』

 

『マスター大丈夫で──コフッ!?』

 

『沖田ぁぁぁ!?』

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

俺は左腕が魔術回路の熱に耐えきれず

焼け焦げて立っているのもやっと。

そして沖田は無理が祟ったのか吐血。

 

という訳で今は馬に腹這い、

俺の上に沖田が重ねて乗せられている。

歩く時の揺れで腹が結構キツイ。

 

 

『本当に何をしたんだい?

 霊器反応が突然現れたものだから驚いたよ………』

 

『これは私も興味あるねぇ………

 帰ってきたら解剖してみてもいいかい?』

 

「「解剖!?」」

 

『流石に冗談さ。

 気になるのはホントだけどね。

 身体をじっくり見せてもらうよ~?』

 

 

背筋がゾクッとするのでやめて下さい。

人道的じゃなさすぎるし………

やだなー嫌われたくないなー。

人理のため人理のため人理のため………(自己暗示)

 

 

「それにしても………先程の真機先輩が放った炎、

 オルレアンの黒いジャンヌさんのものと

 酷似していました。私も気になります」

 

「ギクッ!?………き、キノセイダヨー」

 

「真機くん口に出やすいタイプだよね?」

 

 

人理のため人理のため人理のため…………

人理修復終わったら即逃げよう。

ホルマリン漬けどころか命狙われる………

 

 

「真機先輩、私たちはジル・ド・レェとの

 戦闘でしたが、黒いジャンヌさんと戦闘後に

 何をしてらっしゃったんですか?」

 

「そういえば私も見てませんね。

 話しをするって言ってましたけど」

 

「あっ(察し)」

 

「秘密だ秘密………おい立香その

『言えないようなことしたの?うわぁ………』

 みたいな顔やめろ頼むからその考え違うから」

 

「えっ、マスター………」

 

「違うっつってんだろが」

 

 

話変えよう、うん。

 

 

「そんなことより古き神だ。

 確か、小島に現れたんだろ?」

 

「神霊の類は召喚されないとのことでしたが………」

 

「ふむ、地上の旅も飽きてきた。そこへ向かい、

 そのまま海路でローマへ戻るとしよう!」

 

「じゃそこに行くか」

 

「「『は?』」」

 

 

えっ?

 

 

「何言ってんの?馬鹿なの?」

 

『流石にそのままローマへ戻るのが普通だよね』

 

「あっ、もしかして

 真機先輩渾身のジョークでしょうか?」

 

「滅多打ち!?」

 

 

助けを求めて沖田の方を向く。

唯一の癒し…………!

 

 

「流石の私もどうかと思いますマスター」

 

「死体蹴りやめてぇ!?」

 

 

こうして俺は沖田と共にローマへ

一足先に帰還することになったのだった。

 

 






あっ、皆様、UA40000、
お気に入り400を達成しました!

評価も色々あるっぽいですが作者の
メンタルが持つ限り続けるつもりです。

これからも「沖田さんと行く!人理修復の旅」を
よろしくお願いいたします!!

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