沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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遅くなりました。
ちょっと他の小説に浮気しました。
待っていた皆様、ごめんなさい。
今回の沖田さんたちカッコいいから許して。

アンケートありがとうございます。
みんな沖田さん好きですね、私も好きです。
セプテム終了後の幕間の時にします。
それじゃ、ぐだぐだイベントを終わらせますかね。



第21話「光穿つ閃光」

 

 

『な、なんだこの霊基!?

 このレベルは………冠位クラスものだぞぅ!?』

 

「ど、ドクター、どうしたの!?」

 

『今の宝具の撃たれた瞬間に

 もう1人サーヴァントが目の前に出現した!

 敵なら戦わずに逃げることだけを考えるんだ!』

 

「そんなに………!?」

 

 

カルデア一行はマシュ、そして駆けつけた

ブーディカの宝具で何とか防ぎきったが、

そこは荒野と化していた。

 

そして、直面するのは新たなサーヴァント。

煙が晴れると共に影が現れる。

 

 

「……カルデア一行、我が真名、

 ルキウス・アルトリウス・カストゥス」

 

『アルトリウス………?

 いや待て、どこかで聞いたことが……』

 

「話の途中だ、ロマニ・アーキマン」

 

『ひぃっ!?』

 

 

立香の通信機に写されるドクターを

アルトリウスが威圧する。

ネロたちもその圧迫感に凍りつく。

 

 

「私の剣、今は貴殿らに預けよう。

 マスターは今、起き上がる。

 詳細は真機が完全に目覚めてからだ」

 

 

アルトリウスが立香たちの背後を指差す。

そこには、沖田が抱えている

目を覚ました真機の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………悪い、時間かかったな」

 

「マスター、大丈夫ですか………?」

 

「あぁ、大丈夫。

 それで…………目覚めは最悪なんだが?」

 

 

立てるほどに回復した俺はアルトリウスを睨む。

ごっそり魔力を持っていかれた。

生成魔術が一回使えるか使えないくらいだ。

 

 

「顕現する際に身体を構成する魔力を貰った。

 それとも、先の宝具で消し飛ぶ方が良かったか」

 

「…………ちっ、まぁいいか。

 立香たちもいるのか、魔神は………?」

 

「倒したんですけど………覚えてないんですか」

 

「…………?

 ごめん、状況を確認させてくれ」

 

 

走りながら立香たちから状況を聞く。

レフは召喚したアルテラというサーヴァントに

殺され、その宝具は防いだが聖杯を吸収された、

ということらしい。

 

俺もアルトリウスとの契約の話を伝える。

 

 

『なるほど………ではアルトリウス、

 あなたは我々の味方ということで?』

 

「そうだ。今は力を貸そう」

 

 

その時、空から

聞き覚えのある鳴き声が聞こえた。

大量のワイバーンが、空を覆っていた。

 

 

『ワイバーン!?

 まさか、アルテラに引き寄せられたのか!?』

 

「邪魔を………ただでさえ魔力が足りんというのに」

 

「仕方ない、ここは私がやるよ」

 

「私も残ろうか。先に行け」

 

 

ブーディカと荊軻がワイバーンたちを足止めする。

だが、アルトリウスが立ち止まる。

 

 

「必要ない、既に

 奴もこちらに狙いを定めている」

 

『不味い、またアルテラが宝具を撃ってくる!』

 

「ならば私も宝具を放つまでよ。

 マスター、魔力をあるだけ寄越せ」

 

「ちょ、マスターはまだ………!!」

 

「沖田、いい。

 てめぇただでさえ魔力ごっそり持って

 行きやがったのにまだ必要ってんなら、

 一撃で終わらせねぇと令呪で自害させるからな」

 

 

アルトリウスを睨み付ける。

沖田に肩を貸してもらい、左手の令呪を

介して魔力を送りつける。

それに彼は凶悪に笑う。

 

 

「よかろう。我が剣撃、見せてくれる」

 

 

そして彼は、剣を振り上げる。

左足を後ろに下げ、大上段に構える。

その構えに、マシュと立香が戦慄する。

ネロも既視感があるような顔だ。

 

 

「も、もしかしてあの、構え」

 

『……………あぁ!!?

 思い出した、思い出したぞ!

 アルトリウス・ルキウス・カストゥス!』

 

 

通信越しからドクターの驚愕の声が聞こえてくる。

そうだ、彼がローマに召喚された意味もある。

これを予期した世界の抑止力なのかは知らんが、

彼は明らかに、この世界には大きすぎる力だ。

 

 

『古代ローマ2世紀後半の軍人、

 そして………()()()()()()()()()()()()()()!!』

 

「「「!?」」」

 

 

その言葉に俺以外の全員が言葉を失う。

アルトリウスが掲げる剣が、

眩しいほどの極光を纏う。

 

 

「是、我が剣にあらず。

 しかして、我が勝利は確立するもの。

 しかしてこれは、世界を救う戦いなりて──!!」

 

 

遠くでも巨大な虹色の光が渦を巻き、収束。

光が周囲に舞い上がり、

そして──────

 

 

 

「『揺るぎ無き勝利の剣(エクスカリバー)』」

 

「『軍神の剣(フォトン・レイ)!!!』」

 

 

 

 

大きく振り下ろされた極光と、

回転し渦を巻く虹の光が衝突する。

 

回転によるものか、聖杯の魔力によるものか。

極光が穿たれていく。

虹色の光は極光を取り込み、

更にその勢いと巨大さを増していく。

 

押し負ける、と誰もが感じた。

だから。

 

 

「まだ………まだ終わってはおらぬぞ!!」

 

「沖田!!」「マシュ────!!」

 

「承知!!」「お任せください!!」

 

 

3人の英霊が、走り出す。

俺と立香は残った令呪を起動する。

 

 

「「令呪を以て命ずる!」」

 

 

立香の令呪が2つ、俺の令呪が1つ、

同時に叫び、消滅する。

 

 

「「宝具、解放!!」」

 

 

令呪が赤く輝き、

サーヴァントに魔力が送られる。

…………ヤバい、死にそう。

薄れる意識を唇を血が滲むほど強く噛んで

保ち、令呪による宝具を解放させる。

 

マシュとネロが極光の傍に立ち、

沖田が高速で走り出す。

あの極光と虹の光にモロに呑まれては危険だ。

残った魔力を絞り出し、沖田へ礼装防御を施す。

 

 

「大王よ、破壊しか知らぬのなら見るがいい!

 我が才を見よ!万雷の喝采を聞け!

 しかして讃えるがよい、この黄金劇場を!!」

 

「真名、偽装登録………!

 ───宝具、展開します!!」

 

「一歩音越え、二歩無間───」

 

 

ネロが黄金劇場を投影し、剣を振り上げる。

マシュが盾を構え、魔力障壁を展開。

沖田が神速で極光の真下へと接近する。

 

 

「『童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス)!!』」

 

「『仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)!!』」

 

 

ネロとマシュ、2人の宝具が展開する。

ネロが剣を振り下ろし、爆炎の斬撃を放ち、

マシュが虹の光を抑える。

 

そして、沖田が礼装強化、

黄金劇場と魔力障壁の防護を受け、

『三歩絶刀』。極光へと飛び込む。

 

 

「…馬鹿な………!!」

 

「『無明三段突き』!!!」

 

 

勝利の剣の極光を纏った3本の閃光が、

極光と虹の光の両方を撃ち抜き、空を穿った。

 

 

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