沖田さんと行く!人理修復の旅   作:青い灰

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新章に突入します。

投稿が1ヶ月以上かかってる件について?
色々リアルが忙しいから許して。

爆死からは何とか立ち直りました。
これから投稿再開しますので、
長らくお待ち頂いた皆様、本当にごめんなさい。





第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス
第1話「第三の特異点」


 

 

早朝。

 

呼び出しが放送でかけられ、

俺は早足で管制室へと向かう。

自動ドアが開くと、そこには既に皆が揃っていた。

 

 

「おはよう、沖田、立香、マシュ。

 おはようございます、ドクター。

 ………………ごめん、遅くなったか?」

 

「おはようございます、真機先輩。

 私たちも今来た所ですので大丈夫ですよ」

 

「おはようございます、マスター」

 

「おはよー、後は………」

 

「おっはー!皆、調子はどうかな?」

 

 

俺の後ろからダ・ヴィンチが現れる。

どうやら最後は俺ではなく彼女(?)のようだ。

前に出てダ・ヴィンチを先に行かせる。

そして、ドクターが俺たちの前に立った。

 

 

「さて、ダ・ヴィンチも来たね。

 おはよう、みんな。昨日はよく眠れたかな?

 ちなみにボクはちょっと不眠気味だ」

 

「ちゃんと寝てくださいドクター」

 

「うーん、気をつけてはいるんだけどね。

 とと、話が脱線しそうだから戻そうか」

 

 

ドクターは軽く咳払いし、

顔を真剣なものへと変える。

俺たちもそれを見て頬を引き締める。

 

 

「レフ・ライノールを倒して第二の聖杯を回収。

 聞こえはいいけど疑問は増えるばかりだ」

 

「レフ・ライノール・フラウロス、だったかな。

 魔神とか言ってたっけ?」

 

「あぁ、あの肉の柱………

 七十二柱の魔神を名乗るアレは何なのか」

 

 

確かに、それは疑問に残る。

魔神を名乗る肉の柱。

想像以上の強さと気持ち悪さを兼ね備えたモノ。

 

…………その辺、実は記憶が曖昧だ。

確か、光に呑まれて………それを宝具と警戒して、

それからの記憶が途切れている。

────誰も、それを話してはくれない。

 

 

「解析するにも時間も設備も足りない、悪い」

 

「あの………ドクター」

 

 

マシュが手をあげる。

誰もが言いたいことを理解していた。

ドクターも頷く。

 

 

「七十二柱の魔神と言えば、その……」

 

「あぁ、思い当たるのは1つ。

 古代の王が使役したという使い魔……」

 

「…………アレ使い魔だったの?」

 

 

…………立香の呆然とした顔と同じ感想を、

俺も抱いていた。

あの化物が、使い魔程度の存在?

それを扱う古代の王とやらは─────

 

 

「その通り。古代イスラエルの王にして

 魔術世界・最大にして最高の召喚術士!

 彼が使役する使い魔こそ、

 名高き七十二柱の魔神たちってワケなのさ!」

 

「まぁそんなもの空想上に過ぎないんだけどね。

 実際には魔神なんて存在しないよ。

 アレらはただ七十二の用途に分かれた

 使い魔に過ぎない、ってのが最新の見解だろ?」

 

「まぁねー、きっちりと役割が決まっているから

 天使の起源では、とも言われている。

 だけど実際に名乗った以上、

 無関係ってことはじゃないんじゃない?」

 

 

ダ・ヴィンチ、ドクターの2人が言う。

………まぁ確かに、偽物である可能性は否めない。

だがダ・ヴィンチの言う通り、

本物である可能性がない訳ではないのだ。

 

 

「レフか、レフを操る黒幕が

 ()()()()を召喚した、って仮説は?」

 

「その可能性はなくもない………けど、

 七十二柱の魔神なんてのは考えられないな……

 真機くんに沖田さんが実際に戦ったからこそ、

 データと存在そのものが伝説通りすぎる。

 彼の王よりも後に誕生したものだからね」

 

「うーん、魔神に縁のあるサーヴァントにでも

 話を聞ければ楽なんだけどねぇ……」

 

「あぁ、だから今は魔神については

 ノーコメント。憶測の域を出ないからね」

 

 

俺も立香もちんぷんかんぷんである。

魔術使いとはいえ、魔術に詳しいわけではないし。

もっともまともな教育は受けていない。

世界史については英霊に興味があったから

カルデアのデータで粗方勉強しただけだし。

マシュと沖田も微妙そうな顔をしている。

 

 

「それより今は三つ目の聖杯だ。

 真機くん、船酔いはするかい?

 他の3人はローマで検証済みだけど」

 

「いや、ないですけど………船、ですか」

 

「あぁ、それなら良いんだ。

 いざとなれば中枢神経にも

 効く酔い止めを用意する所だ」

 

「「「「??」」」」「フォーウ!」

 

「うぉわっ!?」

 

 

俺たちは首を傾げる。

すると、フォウがマシュの腕から俺の頭へ

飛び移りピョンピョンと跳ねる。

どうやらまたフォウもついて来るようだ。

 

 

「フォ、フォウさん!?

 失礼ですし、すぐに降りて───」

 

「いや、慣れたから良いけど………」

 

「ふむ、まぁフォウがいるとマシュの

 精神状態も安定するし、よろしく頼むよ。

 レイシフトの先は新天地だ、

 馴染みのものは多い方がいいしね」

 

「ごめんなさい、ピンチの時ほど

 フォウさんがいると落ち着くというか…………」

 

 

マシュが少し恥ずかしそうに俯く。

まぁ戦闘に支障はないらしいし、

別に俺たちも和むから構わないだろう。

フォウがいると俺も心なしか楽になるし。

 

 

「という訳で、今回は1573年。

 場所は───見渡す限りの大海原だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、海を渡る者の物語。

 

星の開拓者として生きた大海賊。

そしてその仲間たち。

その誇りと力は荒れ狂う海を突き進む。

 

その海に生きる者たちの在り方とは─────

 

 

 

 

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