鍛冶師 in Grand Order   作:あの時のアレ

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まだ行けるぞフランス

相手方のサーヴァントは黒いジャンヌダルクによって狂化されているらしい。まあそれにしてもランサーとアサシンは聖女の血がどうとか魂がこうだとか言っている。

あれは狂化の影響なのか、それとも素なのか。

俺としてはこの場で数少ない男同士、あのランサーと楽しくお話し(物理)したかったのだが、野郎の血はお求めじゃないらしい。

 

「それで、俺の相手はアンタでいいのか」

 

俺の目の前に立っているのはセイバーと呼ばれていたサーヴァントだ。

最優のクラスであるセイバーある故高水準でバランスの良いステータスのはずだ

持ってる剣は魔剣、聖剣の類ではなさそうだが油断はできない

俺は持ってきていた剣の礼装を構える

 

相手が持っているものはレイピア、刺突に重きを置いているため剣を持つ手は胸の近くに、もう片方の手は少し後方への伸ばす

 

疾走してくるセイバー。それを避けると次の手を繰り出してくる。その多くは突き、正確に急所を狙ってきている一分の容赦もない剣術、かなりの練度が見て取れる。正確無比な剣術はとてもキレイなものと呼べるだろう。

 

その剣をはらい蹴りを繰り出す

 

「   」

 

その感触は浅いものであまりダメージは入っていないだろう

なぜかはわからないが先ほどから思ったように力が出せない

早々にケリをつけたいところだというのに

 

「その様子を見るに私の宝具の影響が出ているようだね」

 

「宝具だと?」

 

いつ発動したんだ。いや武器といったものじゃない特殊なタイプのものか

 

「厄介なものくらっちまったな。良かったら教えてくれないか」

 

「いくら私が不本意で彼女に従っているものの今は敵同士、自分の情報をそうやすやすと開示するとでも?」

 

「ですよね」

 

現状を鑑みるにステータスを阻害するものだろう。このまま受け続けるとこちらが不利になるだけだ。なおのこと早く決着をつけないといけない。

未だ数の不利はこちらにある上、マシュとジャンヌの方は防戦一方になりつつある。

 

ライダーと対峙しているスカサハはその逆で押している。心配する必要性はない、今は自分のことだ。

 

再びセイバーが突進してくる。ステータス差から先の攻撃よりも速く見える。

俺は強化魔術と礼装に元から施していた魔術の二つを発動する。一時的にではあるが相手のステータスを上回る膂力を出し応戦。

お互いの剣がぶつかるたびにその衝撃が周囲へと飛んでいく。

剣を捨て篭手で相手の攻撃を受け止めると同時に相手の手へ振動を与えるように少し手を動かす。

 

セイバーがほんの一瞬動きを止める。その一瞬で十分だ。今度こそ相手に一撃を与える。さすがに今のは避けれなかったのだろう。受け身を取ることもなく後方へと飛ぶセイバー。

 

確かな手ごたえを感じるとともに戦場にガラスの花が咲いた。

その姿にセイバーが驚きの表情を上げる。乱入したサーヴァントはフランス王妃マリーアントワネットであったからだ。

 

彼女だけではない。彼女とともにヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの助けもあってひとまずあの場から去ることができた

 

どうでもいいけどアマデウスの声をどこかで聞いたような気が、だれの声だ

 

 

 

 

 

逃げることに無事成功した俺たちはマリーとアマデウスと情報を交換し合っていた。ここでまたもマスターがコミュ力EXを発動させたり、フランス女子たちの女子会が行われたり、アマデウスの変態行動が見られるなどいろいろあった。

 

マリーに真正面からくずといわれるアマデウス。それでいいのか

芸術家にはそう言った者が多いらしい

あれ?もしかして俺にも当てはまるんじゃ

……この話はやめよう

 

その後はマスターにマシュ含める女性陣に休息をとってもらう間残った三人で見張りをすることになった。

スカサハが周囲の警戒を買って出たので俺とアマデウスで火を囲んでだべることに

 

最初は情報交換をしていたのだが女性陣が一人もいないというのをいいことにだんだんと下ネタへと会話が移っていった。音楽家からサーヴァントになったためかなり耳がいいというのを利用していろいろ聞けるらしい

そんな会話に花(?)を咲かせている間に戻ってきていたスカサハからの視線がとても痛かった

仕方ないね男だもの

 

 

 

夜が訪れ森の中であるのも相まってより暗く感じるそんなとき、複数の敵性生存反応と一体のサーヴァントを確認したため迎撃に当たることに

昼間応戦したバーサーク・ライダー、真名は聖女マルタ。黒いジャンヌに命令されてきたものの戦闘の意思は狂化による影響を除けばなかった。それどころかこの特異点において切り札となりうるサーヴァントの情報を与えてきた。

 

しかしそのサーヴァントには呪いがかけられているらしくジャンヌと同様に聖人の力によってでしか解除できないらしい。

 

明日の目標はリヨンに向かいサーヴァントを探すことになった

それにしてもマルタの戦い方が昼間のように杖を使ってではなくまさかのステゴロだったことに少し親近感を覚えた

 

 

リヨンに向かうとそこにいたのは敵性サーヴァント。あまり余裕がないためマスターたちには竜殺しの捜索をしてもらい俺一人で足止めをすることに。

 

「おぉクリスティーヌ、クリスティーヌ」

 

昨日のランサーやアサシン同様狂化されてるのか判断に困るタイプが来た。

 

戦い方が少々特殊であったものの気配遮断を活かせないアサシンに後れを取るはずもなく撃退完了

問題は黒いジャンヌが引き連れてきたもの

 

正真正銘の竜種 邪竜ファブニール

 

とんでもないのが出てきた

藪をつついたら竜が出てきた

あ、何も例えてないじゃん(パニック)

 

やばいまじでやばい 今の装備で太刀打ちできる相手じゃない

マスターどこぉ!? ヘルプミー!!(極限)

 

一人で焦っているとファブニールはブレスの準備をしている

やばい(語彙力)

早く合流してジャンヌとマシュの宝具で何とかしてもらわないと

すぐそばにいるのが見えたので全力で走り抜ける二人の宝具範囲に入ると同時にブレスが解き放たれる

 

超大出量の魔力による奔流

何とか防ぎ切ったものの次は難しいだろう

しかしそこに現れたサーヴァントを見て得心がいった

特異点によるカウンターによってサーヴァントが呼ばれるのであればファブニールに対する者もまたその因果によって呼ばれるのは道理

 

竜殺し ジークフリート

 

ファブニールを倒した本人であり、竜殺しでその名を世界にはせている大英雄だ

彼の宝具「幻想大剣 天魔失墜(バルムンク)」が邪竜に突き刺さる

しかし弱体化している今の彼の攻撃では撃退するまでには至らなかった

 

「すまないが、これが限界だ」

 

こちらが絶望するのとは反対に黒いジャンヌは嗤う

 

「アハハハハ、結局は無駄だった見たいね。これで終わりよ、ファブニール!」

 

再び膨大な熱量が収束する

 

「マシュ、ジャンヌ、もう一回宝具の展開行ける!?」

 

「すみませんマスター先ほどのものでもう」

 

「私も」

 

打つ手なし

 

「ジークフリート、これかりるぜ」

 

そう言ってジークフリートからそれを借り受けるおれに周りは何を言っているのかわからないという顔をしていた

それもそうだろう。俺が手にしたのは彼の宝具だからだ

 

『ウルガル、君はいったい何をするきだい?』

 

「見てればわかるさ、真名解放」

 

手にしている大剣から魔力があふれ出す。本来他者の宝具は武器として用いることはできてもその力を引き出すことはできない

しかしそれを可能にするのが常時発動型の宝具「其は全てを作りし人なり(グラディオ・マヌ・ミア)

古代にて数多の武具を作り扱ったこと、そしてそれが後世にて様々な場所にわたり多くの英雄をはじめとする人が扱った。

言い換えれば、英雄や人が扱う武器のもとを作ったとされる俺がそれを使えない道理はそこにはない

 

ゆえにそれが武器であるならば宝具であれその名を知ることができ扱うこともできるということ

 

「堕ちろ、幻想大剣 天魔失墜」

 

再び邪竜へと竜殺しの一撃が突き刺さる

さすがにこの一撃には相手も退かざるを得ないようだ

その間に俺たちも距離を取ることにした

 

 

 

移動する間あの宝具についていくつか話した

あれは他者の宝具を使えるという利点はあるが力を使えるというだけでその因果にまでは作用しないということ

 

つまり今回で言えばファブニールを討ち倒すためにはジークフリートによる宝具の開帳ではないといけないということ。俺ではファブニールに大ダメージを与えることはできるがそこ止まりだ

 

「というわけで、依然としてジークフリートにかけられている呪いの解呪のためにジャンヌのような聖人を探さないといけない」

 

『その通り。だが猶予はあまりないものと見たほうがいいだろう。先の戦いで彼の存在が知られたうえにウルガルの件もある。相手の方もこちらの手をつぶしに来るだろう』

 

 

「だがそれだけではいかぬだろう。例え聖人を見つけ竜殺しが全力を取り戻したとしても未だ数の利は向こうにある。聖杯を使えばいくらでも駒は増やせるからな」

 

『そのあたりも考えてある。おそらく、いや間違いなくマリーやアマデウスのようにカウンターとしてこの地に呼ばれているサーヴァント、野良サーヴァントとも呼べるものたちがいるはずだ』

 

「つまり私たちは聖人を探すグループと協力関係にあるサーヴァントを探すグループの二つに分かれる必要があるということですね」

 

『その通りだよジャンヌ。考えるのはどう分けるか、ということだ』

 

「俺とジークフリートは同じグループにするべきだろう。奴らはジークフリートを倒せば勝ちだからな、置いて行くわけにもいかない」

 

「となると私もそちらですね。」

 

「あとはマリーも来てくれ」

 

「あら、どうして?」

 

「いざとなったら俺が追手の足止めをしてその間に宝具で逃げるなり聖人の探索を行ってもらうためだ」

 

「わかったわ」

 

「ということは残った俺たちは協力者を探すってことでいいんだね」

 

「ああ、マスターの交渉術の見せ所だ」

 

「うん。俺は、みんなのように戦えないからね」

 

どうやらマスターはなにか勘違いしているようだ

 

「それは違うぞマスター。これ次第では戦力が増えるか、敵が増えるかが決まる大仕事だ。これの結果次第ではこれ以降の戦闘に大きな影響が出てくる。特異点での勝利を決める一手だ」

 

「そうだぞマスター。交渉とは直接戦闘とは違うが立派な戦闘だ」

 

『スカサハの言うとおりだ藤丸君。ここにいるみんなは君の考えに賛同してここまで一緒に戦ってきたんだよ』

 

「そうです。マスターだから私はここまで戦えることができたんです。先輩が傍にいてくれるからいつだって安心できるんです」

 

「みんな。……ありがとう」

 

方針も決まり、マスターをはじめとしてここにいる全員の絆が深まった

 

「行こう!!」

 

この特異点も終わりが近い

待っていろ竜の魔女

いや、




というわけでオリ宝具です
設定に関しては目をつむっていただきたい
読み方は大先生のラテン語に頼りました
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