デート・ア・ゼロワン   作:紫姫・真

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或人とイズ、不破さんがデート・ア・ライブの世界に来てしまいました!
或人はいつものギャグを言ったりするので見てください!


第一章:十香デンジャラス
1話:俺の知らない世界


SIDE:或人

 

「人…長、きて…さ」

 

薄れている意識の中、誰かの声が聞こえた。

 

「或人社長、起きて下さい」

 

目が覚めると俺はベンチで寝ていた様だ。イズは俺を起こしてくれたんだ。身体を起こして傍らに居るイズに俺はお礼を言った。

 

「イズ、起こしてくれてありがとう。それにしても…此所は…」

 

「或人社長が気を失っている間は私が介抱していたのでもう少し寝ていても大丈夫です」

 

「俺は大丈夫。不破さんは?」

 

然り気無く不破さんの事を聞く。そしたら居ないと言われた。まああのブラックホールの吸い込み力からしたらはぐれてもしょうがないか。

 

「不破さんはどうやら姿がないため少なくとも此所には居ないようです恐らく、はぐれたのかと」

 

「そうか…グレ(・・ )てなけれな良いけどな。はい!アルトじゃあ…ないと!」

 

ここで一発ネタを出す。でも毎度の事ながらイズにギャグの説明されてしまう。

 

「今のははぐれたらの“ぐれ”の部分とグレてないの“グレ”を合わしたギャグです」

 

「だから、ギャグの説明はしないでって~!」

 

嘆いていると思ったが俺はいつの間に変身が解けていた様だ。身体を探って見たらちゃんとゼロワンドライバーとプログライズキーは有った。

 

あともう1つ思った事それは…

 

「俺の身体が縮んでる。何で…」

 

そう、俺の身体は何故か縮んでるのだ。それも高校時代ので丁度二年くらいだと思う。普通なら元の身長で倒れているのが当たり前だが其所が分からなかった。

 

「これはあくまでも私の推測ですが、恐らくあのブラックホールに吸い込まれたのが原因なのではないでしょうか?見たところ身体が縮む以外は異常は見受けられません」

 

「やっぱりそうなるよな…」

 

正直言って身長が縮んだ事に関しては一旦置こう。今は自分達の状況をを確認しよう。

 

「イズ、今の俺達の状況を整理しよう。でないと話がまとまらない」

 

「分かりました。現在の私達の状況をまとめます。ア或人社長と不破さんは暴走したヒューマギア達を止める為に戦っていました。メタルクラスタホッパーで止めを刺した直後、爆発した同時にブラックホールが発生し吸い込まれない様に必死に木にしがみついていました。しかし或人社長にはブラックホールから誰かが呼ぶ声を聞こえたと言い、その方を助ける為に私と不破さんもそれに賛同して一緒に飛び込みました。或人社長が目が覚めると身体は縮んでるのと不破さんが行方不明となってしまったところまでが今の状況です」

 

一通りの状況を言ってくれたイズに俺もうんうんと頷く。確かにそこまでは俺も知る状況ではある。問題なのは今自分達が何処にいるのかと言うところだ。

 

「ゼアが無いためアクセスは出来ませんが或人社長が気を失っている間に落ちていた新聞を見つけたのでそれを見てラーニングしました」

 

「何をラーニングしたか教えて欲しい」

 

「かしこまりました」

 

「現在、私達がいるこの町は…いえ、正確にはこの世界は私達の知る世界とは違う“別世界”の様です。実際、先程も申し上げました様に衛星ゼアががないのと飛電インテリジェンスやヒューマギア、ZAIAも無ければ滅亡迅雷netも存在しないようです」

 

「マジかよ…スゲー」

 

イズからラーニングした内容の一つ、別世界に来てしまった事。以前は12年前に飛んだ事があったりしたが…まさか別世界に飛ぶとは思ってもみなかった。

 

俺を呼んだ人物もこの世界の住人なんだと納得がつく。

 

「もう一つは今私達が居るこの高台の場所ですが、町の名前が“天宮市”と呼ばれている都市の一部に該当していました」

 

「じゃあ俺達はその天宮市の高台に居るって事なんだな」

 

「はい。付け加えて言えばここ近年、数多くの“空間震”と呼ばれた災害が多発しているもようです」

 

空間震?初めて聞く災害だけどいったいどんなものなんだ?

 

「空間震って何だ?」

 

「空間震とはこの世界で言う今から約三十年前にユーラシア大陸で発生した超大規模の災害で文字通り空間を歪ませる程の最悪な力を持っている様です。それが日本にも発生が確認され、地中にそれ用の住民が避難出来るシェルターが存在すると他のネットワークを使って調べみました」

 

成る程…空間を歪ませる程の力を持つ災害、か…なんだかデイブレイクとは訳が違う。ヘタをすれば地球の一部が無くなってしまうぞ空間震って。

 

「デイブレイクよりたち悪い」

 

自分で言っててなんだけどあれは人間の悪意をアークにラーニングさせたZAIAの社長が元凶なのは分かっているが、実際は人同士で争いを行っている人間にも問題があった。他人事だと思っては駄目だ。

 

「今後の事はどうでしょう…或人社長」

 

これからの事についてイズからどうするか聞かれた。先ずはこの町、天宮市を探索しないと何も始まらない。

 

そして寝床ろの確保もしないとだし…やる事が多いな。よし、行くか。

 

「イズ、先ずはこの町の探索からだ。ある程度の情報があってもまだ安心は出来ないからな」

 

「分かりました」

 

そう言いながら俺はイズを連れて高台を後にした。

 

 

 

 

SIDE:士道

 

「漸く一通りの式は終わったな。さてと…琴里との約束があるし、早く帰るか」

 

鞄に荷物を積めて琴里との約束を思い出す。それは“ファミレスで集合し昼食を取る”事。待たせない様にしないとな。

 

そう思いながら荷物を鞄に詰め終えるといざ教室を出ようとした。

 

「よう五河、今日昼一緒に食べに行かないか?」

 

殿町から昼の誘いを受けた。参ったなあ…この後に琴里とのファミレスで食事の約束が入っているしな…仕方ない…

 

「悪い、今日は先約が居るんだ」

 

「何と!もしかして…女か?」

 

「まぁ…合ってはいるな。琴里とだけど」

 

「ああ、成る程」

 

あっさり納得したよこいつ。どうせいつもみたいに『嘘つけ!本当は俺に隠れてJKとデートでもしに行く気だったんだろ?羨ましいな!』とか言いそうなのにな。

 

「琴里ちゃんとなら仕方ないよな。…確か琴里ちゃんは今年で中二だったっけ?」

 

「そうだけど…どうした?いきなり畏まって…」

 

嫌な予感しかしないぞ…

 

「いやー琴里ちゃんはもう彼氏とか作っているのかなって思ってさ…空いているなら付き合ってあげてもと思って」

 

あーあー、やっぱそう言うと思った。呆れた俺は間髪入れずに断った。

 

「そう言う話しなら断るぞ。と言うか琴里に近づくな」

 

「おい五河!冗談だって!」

 

「だったら変な事を言うなよ。二度と会わせないぞ…」

 

いや、冗談にも程があるだろ。慌てる殿町に容赦なく言う。琴里の為だ。

 

「そんな、お兄様!」

 

「誰がお兄様だコラ!気持ち悪いわ!」

 

殿町からお兄様とか言われるのはめちゃくちゃイラッとしたぞ。まあ良いけど…こいつは頭はそれなりに切れるが知能がもうバカだからほんとどうにかしてほしいよ。

 

女たらしの部分が無ければそれなりにモテると思うがな。と言っても彼女居ない歴16の俺が自分で言ったらなんか悲しく思えてきた。

 

流石に殿町みたいに変な考えはしないからいいが疲れる。あの鳶一は俺を覚えているみたいだけど、俺自身あんま覚えていない。

 

そもそも彼女とはいつ出会ったかすら記憶に無い。喩え会ったとしても一度会っているなら顔もしっかり覚えている筈。どうしたものか。

 

ウウウゥゥゥゥゥゥ

 

「「!」」

 

すると空間震の警報が鳴った。俺と殿町は反応し窓から外を見る。同時にアナウンスも聞こえてきた。

 

『これは訓練ではありません。空間震の余波を察知しました。住民の皆様は速やかにシェルターに避難して下さい。繰り返します。これは空間震の余波を察知しました。住民の皆様は速やかにシェルターに避難して下さい』

 

このタイミングで空間震かよ⁉️冗談じゃないぞ!

 

響き渡るアナウンスに心の中で絶句した。文句言っても仕方ないため殿町と一緒にたまちゃんの誘導に従った。

 

「皆さん、落ち着いてくださ~い!おはしですよ、お・は・し!押さない走らないしゃらべらこ~べ~‼️」

 

「「「「「先生が焦ってどうする⁉️」」」」」

 

漫才かってツッコミたくなったが敢えて言わない。それにしても何で空間震がこの天宮市に発生しようとするんだ?

 

まあいつ何処で発生するか分からないからしょうがないと言えばしょうがない。

 

一瞬だけふと脳裏に琴里が映った。

 

「そう言えば琴里の奴大丈夫なんだよな?今朝の約束を守る主義とはいえ流石にファミレスの前に居るなんて事は無いよな?」

 

妹の心配しつつ俺はポケットからスマホを取り出してGTS機能を起動させて琴里の現在位置を確認した。それを見た時焦りと悪態をついた。

 

「あのバカ!何で馬鹿正直にファミレスの前なんかに居るんだよ!警報が鳴ったのが分からないのか⁉️」

 

くっそ!琴里を迎えに行かないと!今頃彼奴、ファミレス前で泣いているに違いない!

 

そう思った俺はスマホを仕舞うと直ちにシェルターから逆方向へと走っていった。後ろから殿町が呼び止めようとするが振り向かずに誤魔化して走り去った。

 

「五河、何処に行くんだ⁉️シェルターはそっちじゃないぞ!」

 

「忘れ物をした!だから取りに行く!」

 

急いで殿町を振り切って廊下を走るが、途中で鳶一が走る姿を目撃した。だが今はそれよりも琴里が心配だ。

 

気にせず玄関を抜けて学校を飛び出してファミレスに行く道をただひたすらに走る。町の様子は静かで既に他の住民の人達はもうシェルターへ避難したと思われる。

 

「無事でいてくれよな、琴里!」

 

大事な妹の無事を祈りながら町の中を走った。だが次の瞬間、少し遠くのコンクリートに黒い渦が触れた時に大きく膨れ上がり爆発した。

 

「くっ!があっ…!」

 

爆風で吹き飛ばされたがそれは一時的なもので直ぐに収まった。ぶつかった箇所が背中で良かった。頭とか当たっていたら洒落にならない。

 

辺りを見渡すと先程の空間震が発生した目の前にはクレーターが大きく出来上がっていた。その縁まで来ると下を見る。

 

その中心部に背凭れの部分に剣が刺さった大きな玉座とその前に立っているのは闇色の長い髪に紫の鎧とドレスを着込んだ少女の姿があった。

 

この時俺は思った。彼女からは暴力(・ ・ )的な美しさに見とれていた。これまで見てきた女性よりも圧倒的だったのだ。何故そう思ったのか自分にも分からない程に。

 

彼女の美芳に見とれていると、少女は俺に気付き玉座から剣を、いや…大剣を抜いて此方の方へ飛んで来た。しかも一振りしただけで斬擊波が来てその場に尻餅を付いてしまう。

 

「おわ⁉️い…つつ…」

 

痛みに気をとられているといつの間にか少女は近くまで来ていた。大剣の刃先を俺に向けて警戒していた。

 

「お前も…私を殺しに来たのか?」

 

「え?」

 

私を殺しに来たのかだと?彼女にいったい何があったかは分からない。でも……これだけは言える。この()の悲しそうな表情から感じられたのは…この世界に対する絶望感。そして何より…幼かった嘗ての俺自身と全く同じだった事。

 

なんとなくだけど、彼女は間違いなくあの頃の俺と同じで何もかも諦めて決して救われなかった者だと。

 

「君は…」

 

無意識出た最初の言葉で少女に名前を尋ねた。そしたら悲しい表情で反された。

 

「名前か…そんな物は…無い…」

 

「名前が無いのか?」

 

「ああ…生まれた時からな…」

 

うそだろ?まさか少女に名前が存在しないなんて。名も無き少女は大剣を振りかざし、俺に振り下ろそうとした。

 

って…

 

「待て待て!何をする気だ⁉️」

 

「む?何をと言われても殺すに決まっておろう?おも奴等と同じ様に私を殺しに来たのだろう?」

 

俺が彼女を殺す?違う!

 

「ちょっと待ってくれ!俺は別に君を殺しに来た訳じゃない!」

 

「惚けるな。今迄の奴等は皆、私は『死ぬべきだ』と言い襲い掛かって来ていた」

 

話しが通じないみたいだ。どうする?このまま大人しく殺されるのも、琴里を放って自分だけ逃げるのも俺は嫌だ。

 

何か良い手がないのか。

 

絶体絶命なこの場を振り切る手段を考えていると何処からか別の声が聞こえた。

 

「ちょっと待ったー‼️」

 

「「⁉️」」

 

俺と名も無き少女は同時に驚き、声が聞こえた所に頭を向ける。其所には俺と同じ高校生くらいの少年が立っていた。その後ろには未来的な白と緑の服装をした女性もいるけど耳のヘッドギアは何だ?

 

「うおおおぉぉぉぉ!」

 

少年はは俺と名も無き少女の間に入ってきた。女性の方も同じ速度で俺の隣に立つ。

 

「お怪我はありませんか?」

 

「はい。大丈夫です」

 

「なら安心しました」

 

いきなり女性から心配された俺は頭がスリープしそうになる。敬語で話しているけど此所は年上と見て良いだろう。

 

止めた少年は必死に名も無き少女に止める様に説得する。

 

「落ち着けって!何があったかは知らないけど、そんな物騒な物を振り回すのは良くないぞ!」

 

「何だ貴様。邪魔をするな」

 

「邪魔なんかじゃない。こいつは君に何をしたって言うんだ!」

 

「戯れ言など受け付けぬぞ。三人まとめて切り伏せてやる」

 

駄目だ。少年の説得でも聞いてくれない。このままだとマジで殺られる。しかし少年は引くどころか一歩も譲らない姿勢を示していた。

 

「だから話しを聞けって!ああもう…しょうがないなあ‼️こうなったら俺のとっておきを見せてやる!」

 

そう言うと少年は何をする気かいきなり変な事を言い始めた。勿論、名も無き少女も大剣を持つ手を止める。

 

「あっ!君が切り伏せるとか言うから…お腹がキリキリ(・・・・)してきたじゃん。はい!アルトじゃあ…ないと!」

 

「…え?」

 

「む?」

 

突然、少年は意味不明な事を言い出してきた。それに対して女性は説明をする。

 

「今のは、切り伏せるの『切り』とお腹がキリキリするの『キリ』を掛け合わせた…ギャグです」

 

ああ…成る程ね。そう言う事か。女性の説得を聞いて理解した。まあ…名も無き少女は余り理解出来てないみたいだけど

 

「ぎゃぐだと?」

 

「はい」

 

爽やかに反す女性に少年は叫んでいた。

 

「だからさあ⁉️ギャグの説明すんなって!もう見てよイズ!二人共ポカーンとしちゃってるよ!」

 

「申し訳ありません或人社長」

 

何…このカオスは?とっておきって言うから何かするのかと思いきやまさかの一発ギャグかよ⁉️普通大剣を持った相手にギャグをするか⁉️もうただの漫才だよこれ!

 

というか…社長⁉️この少年何かの企業の社長をやってるの⁉️初めて見たぞ。高校生で社長を勤めている奴を。

 

「よく分からんがふざけてるのか?」

 

笑わす依然に逆に相手を怒らせたぞ⁉️どうするんだこの状況!ツッコミ満載な少年と女性はいや…或人とイズさんに名も無き少女は大剣を振り下ろそうとするが空からミサイルが飛んできた。

 

それを片手を上げて俺達の回りにバリアみたいなのを張った。ミサイルは直撃するが俺達は全然大丈夫。

 

上空を見上げると、レオタードの様な格好に背中にはスラスター、両腕には重火器を持つ集団が飛んでいた。

 

バリアを消して名も無き少女はうんざりした声で言う。

 

「その様な攻撃が通じぬとまだ学習しないのか。愚か者共」

 

飛んでいる集団を睨み付けて名も無き少女は足に力を入れてその場を飛ぶ。リーダーらしき女性は号令をし団員達に攻撃を開始させた。

 

「来た。総員、攻撃開始!」

 

「「「「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」」」」

 

ある者は重火器で射ち、ある者はビームソードで切りつけ様と襲い掛かる。

 

何だよこれ。あの()がいったい何をしたって言うんだよ。これじゃあただの集団リンチと変わらないじゃないか!

 

目の前で起きている事に俺は腹が立った。どうする事も出来ない俺にはただ見ている事しか出来ない。

 

「彼奴等…止めさせないと!」

 

そんな中、或人は何かのアイテムを取り出して腰に当てる。そのアイテムは腰に巻き付きベルトとなった。

 

〈ゼロワンドライバー!〉

 

「或人社長、ゼロワンドライバーは衛星ゼアが無いため変身は不可能です」

 

「そう言えばそうだった!なら…此方を使う迄だ‼️」

 

二人の会話に付いて行けなかったが或人は装着したベルトを一度外して仕舞うと今度は別のベルトを取り出した。

 

それを見たイズさんは直ぐに止めに入る。

 

「!駄目です或人社長!フォースライザーは危険過ぎます!」

 

「でも、あの女の子を放っておけないだろ!」

 

どうやらこいつも俺と同じ様にあの名も無き少女を救いたいと思っているんだなと思った。

 

「なあ」

 

「うん?」

 

「今更だけど、自己紹介まだだったよな?俺は五河士道。あんたは?」

 

「俺は飛電或人。飛電インテリジェンスの社長をやっている。気軽に或人と呼んでくれ。此方がイズ」

 

「改めまして士道さん。私は社長秘書のイズと申します。どうぞ宜しくお願いします」

 

お互いに自己紹介が済んだところでどうするかを話した。

 

「或人、何かあの()を救う方法はないのか?」

 

「ある。このフォースライザーを使えば彼女を救える。ただ…」

 

「ただ?」

 

途中で口が篭る或人。さっきイズさんが使用するのを止めに入っていたけど何か関係があるのかもしれない。

 

「そのフォースライザーは人間が使った場合、かなりの負担が課せられます。前も何回か使用して苦しんでいました」

 

苦しんでただと⁉️それじゃあデメリットしかないじゃないか!或人は危険だと分かっておきながら使おうとしたのか⁉️

 

「でも、やるしかない。このまま野放しには出来ない!」

 

そう言うと或人はフォースライザーを腰に当てて装着した。同時に赤い電流が或人に走る。

 

〈フォースライザー!〉

 

バチバチ!

 

「ぐあ…!」

 

「おい止せ!死ぬぞ!」

 

「或人社長!」

 

苦しむ或人にそれ以上の事をさせない様に言うが、無視して四角い物を取り出してスイッチを押す。

 

〈Jump!〉

 

「ぐ…変身…!」

 

四角い物を直ぐにベルトに右側から挿入し、警告音が鳴り響き、勢いのまま黄色いレバーを引っ張る。

 

〈フォースライズ!〉

 

すると巨大な銀の飛蝗がベルトから現れて或人を包み込む。

 

〈ライジングホッパー!

A jump to the sky turns to a rider kick.

Break Down…〉

 

飛蝗は消える代わりに或人の身体にバインドが伸びていてフィットすると蛍光色の黄色の装甲などが装備された。

 

俺が或人が目の前で変身した姿を見たこの時、運命の歯車が動き出すを感じた。

 

 

 

 

SIDE:ナレーション

 

~???の艦内~

 

艦橋内は暗く大きめのモニターがある。そのモニターのやや上の辺りに司令官が座る椅子が設置されておりその隣に背丈が高い金髪の男が立っていた。

 

椅子に座る人物は顔までは暗くて見えないが少なくとも赤い軍服を肩に掛けている少女だと見受けられる。

 

「状況は?」

 

「はい。予測ポイントに“精霊”が出現しました」

 

モニターには闇色の長い髪に紫の鎧とドレス姿の少女が大剣が刺さった玉座の前に立っている映像が映し出されている。

 

「お出ましね。それと“秘密兵器”の様子はどうなっているの?さっきから電話かけているけど繋がらないわ」

 

司令官の少女は片手にスマホを持って誰かにコールしていた様だが通話を諦めて止めている。

 

「それがシェルターには避難していない様です。寧ろ精霊が出現したポイントに来ています」

 

「あのバカ…死ぬ気なの?普通、警報が鳴ったらシェルターへ避難するでしょうが。まあ…良いわ。出現ポイントに“秘密兵器”が居るなら探す手間が省けたからよしとしましょう」

 

呆れつつも呼び出そうとした人物に司令官の少女はスマホを仕舞いモニターを見る。暫くして青い髪の少年、五河士道が精霊の少女に襲われそうになる直前に或人による静止と乱入に驚いていた。

 

後から来たイズにも司令官の少女は誰だと思った。

 

「“秘密兵器”の回りに居る二人は誰かしら?」

 

「恐らく彼と同じくシェルターへ避難しなかったか、あるいは逃げ遅れた者と思います」

 

下に居る男はそう解釈してそれを司令官の少女に伝える。聞いていた司令官の少女は『成る程ね』と言い咥えている白い棒をピコピコ動かしながらモニターを見続ける。

 

『ぐ…変身…!』

 

『〈フォースライズ!〉』

 

『〈ライジングホッパー!

A jump to the sky turns to a rider kick.

Break Down…〉』

 

或人が万が一ゼロワンドライバーでの変身が不可能となった時のみ緊急変身した“仮面ライダー001 ライジングホッパー”へとなった。

 

緊急変身に使用したフォースライザーは前回のをそのまま持ち歩いていた。変身した001に艦橋内は驚きに染まった。

 

「うっそ…変身した⁉️」

 

「ワイヤリングスーツとは違うテクノロジーでしょうか?」

 

これには驚き様を隠せずにいる司令官の少女は暫く様子見をする事にした。恐らく変身したのは精霊の少女に攻撃してくる集団の中へ殴り込む為だと直ぐに察した。

 

「あの少年…精霊と共闘するつもりの様ね。暫くは様子見をしましょう」

 

「は」

 

金髪の男は指示に従い、他のメンバー達にも通達する。司令官の少女はニヤリと笑いモニターに向けて呟く。

 

「お手並み拝見させてもらうわ。さぁ、私達の戦争(デート)を始めましょう」

 

 

 

「イズ、今装備出来る武器は?」

 

「アタッシュカリバーのみです。しかし、本当にやるおつもりですか?相手は人間とは言え未知なる装備を武装しています。001でも勝てる確率は少ないでしょう」

 

空中に飛んでいる集団に勝てる確率を低いと言うイズに001は直ぐにアタッシュカリバーを召喚して握る。

 

〈アタッシュカリバー!〉〈ブレードライズ!〉

 

《Attache case opens to release the sharpest of blade.》

 

掴み取ったら直ぐにブレードモードに切り替えた。001も覚悟の上でのこと。今更引き返せない。

 

「それでも…あの()を一人だけに戦わせる事は俺には出来ない!うおおおぉぉぉぉ!」

 

一人で立ち向かって行った闇色の少女の元へ向かいながら001は武装した集団のメンバーを一人一人蹴散らしていく。

 

「邪魔だ、退けぇぇぇぇ!」

 

「きゃ!」

 

「ぐふっ!」

 

「ぐあっ!」

 

「何なの⁉️」

 

闇色の少女を救おうと突っ込んできた001の気迫に武装集団のメンバー達は次々とアタッシュカリバーの斬擊の餌食になっていった。

 

切りつけていくうちにやっと闇色の少女の元へ着いた。闇色の少女は自分の元まで来た001に睨み付けて叫ぶ。

 

「貴様、何者だ!こやつ等の仲間だろう!」

 

変身した姿を見た彼女は武装集団の仲間だと思い大剣を構えて警戒する。それに001は慌てて誤解を解こうとする。

 

「違う!俺はさっき青い髪の少年と一緒に居た茶髪のだ!」

 

「何?」

 

仲間じゃない事を聞かされた闇色の少女はピタッと動きを止めて思い出す。よく聞いたら急にギャグを言い始めた少年だと気づく。

 

「先程の茶髪の方か。貴様、何しに来た!」

 

「助けに来たに決まってるだろ!こんな連中に君の様な女の子一人任せておけない!」

 

「助けに来ただと?笑わせるな!今迄に会った奴等は皆私を殺そうと襲ってきた!」

 

彼の説得をこれ迄の経験した彼女からしてみればただの嘘や騙そうとすると思いそれらを切り捨てた。

 

なかなか聞いてくれない闇色の少女に001は心から叫んだ。

 

「信じてくれなんて言わない!でも今だけ俺と共にこいつらをやつけるんだ!」

 

「…」

 

必死になって説得した001に闇色の少女は一瞬黙った。そして…背中を彼に任す様にして合わせる。

 

「今回だけだぞ。裏切ったら承知しない」

 

「…!ああ!期待に答える様になんとかしてみせるさ」

 

そう言うと001はマスク越しで少しふと笑うと視線を前に戻す。構えた両者は目の前の敵を倒す為に動き出す。

 

「「はあぁぁぁぁ!」」

 

力強い声を出して武装集団の中へ飛び込む二人。この両者の覇気に圧されている者もいれば我に帰り襲い掛かろうとする者もいる。

 

そんな中、一人の男が二人の戦いを見ていた。

 

「たっく…変なのに吸い込まれて気がついて見てみれば知らねえ場所に飛ばされているし…おまけに急に警報が鳴ったと思いきやこの騒ぎだ」

 

顔は建物の影で隠れているため見えないが少なくとも二人の助太刀に入いようとしていた。

 

「相変わらず彼奴は面倒事に巻き込まれているみたいだし行くか」

 

男はそう言うと二人の元へ駆け足で向かった。腰に青い銃型のショットライザーを装着した諌が001と闇色の少女の助けとなる為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1話どうでしょうか?

精霊に出会った士道は或人イズに出会いどんな成長するか楽しみですね。

アンケートをしたりしますのでお願いします!



次回、デート・ア・ゼロワン


「お前の相手は…この俺だ!」

「ようこそ、フラクシナスへ。歓迎するわ」

「精霊を殺す?」

「飛電或人社長、あなたに依頼するわ。士道が精霊の霊力を封印が安心して出来る様に不破と一緒にサポートをお願い」


2話:その依頼、受けてやる

敵(DEM)でドライバーとプログライズキーを作るパターンはどれが良いかです

  • サウザーと同じ様にデータを盗む
  • オリジナルキャラを出して技術を提供
  • 天津垓かゆあも参戦
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