暁の水平線に勝利を刻めるか   作:ジャーマンポテトin納豆

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今回は繋ぎの回です。
なのでめっちゃ短い。


第12話

 

 

 

 

日本へ戻って来てからの話だ。

まず輸送船団は全て無事。しっかりと最後まで送り届けることが出来た。

 

損傷艦については飛龍は10日もあれば修理を完了出来る。

 

だが鈴谷や金剛達が問題だった。

鈴谷は1か月近くの修理期間を必要とし、それ以外の小破艦も艦種と損傷具合によるが大体10日から一か月程度。

 

中破艦に関しては艦種、損傷具合によって凡そ1か月~2か月とかなり幅がある。

 

だが金剛と霧島、那智は大破、それもかなり手酷くやられてしまい、どれだけ急いでも完全に修理を終えて水密検査などの各種検査を終わらせるのに半年以上、失った乗組員の補充から訓練などが3か月程度。合わせると軽く9か月以上も掛かる。正直稼働出来る戦艦3隻の内の2隻を9か月以上も戦列から離れさせるのはかなりの痛手だ。予定していた次回の大規模輸送作戦にも艦隊の再編成などに時間をとられ、時期がズレたりするなどの影響を与える程。

まぁ艦を無事に連れて帰って来れただけまだ良いか。

 

 

ドック自体は修理が進み、既に呉のみだが6つのドックを使用可能にするまでになっている。2週間後に更に2つのドックが修理を完了する予定だ。なので一度に修理出来る艦艇の数は増えるだろう。

 

今現在、ドック入りしているのは金剛、霧島、那智、鈴谷、涼月、初月、若月、雪風の8隻だ。

金剛と霧島、那智、鈴谷は大型艦なのでドックを丸々1つ占領することになるが、駆逐艦6隻は船体が小さいので2隻づつ入渠が出来る。

出来るだけ損傷の小さい艦同士でドックに入渠させている。

涼月、雪風、萩風の3隻は13日ほどで修理を完了する予定だ。

 

残りの損傷艦はドック近辺に偽装を施して投錨させている。

ドックが空き次第、神通、矢矧、古鷹の順番で入渠させる予定だ。

 

 

 

 

輸送してきた鉄鉱石は大急ぎで精錬され、損傷艦の修理に回される。

戦艦の装甲なんかは特殊装甲なので様々な金属が混じっている合金と言うやつだから作るのに時間が掛かるが、元々排水処理などに時間が掛かるのでそこまで問題は無い。

 

そして問題は他にもある。

母艦航空隊の補充だ。戦闘機隊の損害は大したことは無く、撃墜された機の搭乗員も脱出したりして殆どが無事だった。

だが流星隊は違っていた。確かに脱出した者も居るにはいたが殆どの者が機体と運命を共にした。

 

補充自体は直ぐに行われる。事実日本に帰って来た3日後に流星隊の補充要員+拡充の為の人員が送られてきた。だがそれら全てを実戦で通用出来るようにして更に空母で運用するうえで必須な発着艦訓練も行わなければならない。それらを行うのに最低限の期間でも2か月。完全にするためには3か月必要だ。

 

無事、損傷を負わずに帰って来た艦艇の点検なども行いそれら諸々の必要書類などをしたためたりと、かなり忙しく動いていた。

 

 

そして予定されていた次の大規模輸送作戦だが、実施された。

 

実施されたのは日本へ帰国してから20日後。

第1機動艦隊と第1護衛艦隊のみで護衛を担当することになったがそこから両艦隊の損傷艦と第1戦隊が丸々抜けるので戦闘艦艇の実際の規模はかなり小さくなる。

修理が完了した艦は補充要員を載せて訓練もままならないが組み込むことにした。と言っても長門と駆逐艦4隻だけだが。

 

 

 

 

 

第1機動艦隊

 

航空母艦3隻 

 

第1航空戦隊

飛龍(旗艦) 搭載機 烈風37機、流星8機 彩雲9機。計54機。 

蒼龍 搭載機 烈風36機、、彩雲9機。計45機。

瑞鶴 搭載機 烈風 24機 流星21機 彩雲12機 計47機。 

 

艦載機数 計146機

 

 

戦艦1隻

長門   

 

重巡洋艦2隻 

摩耶

鈴谷

 

軽巡洋艦2隻 

能代     

天龍

 

駆逐艦11隻 

秋月、照月、宵月、満月、花月、涼月、初月、若月、霜月、春月、雪風

 

 

 

鈴谷に関してだが、本来1か月掛かるはずだったのだが金剛、霧島に振り分けられていた工員妖精を鈴谷の修理に無理矢理振り分けて修理期間を短縮、ギリギリ大規模輸送作戦に間に合わせた。

 

流石に重巡洋艦1隻だけだと不安が残るから、かなりギリギリになったがなんとか間に合った。昼夜問わずの突貫作業だ。工員はその後、交替で1日の休暇を挟み金剛、霧島それぞれの修理作業に取り掛かった。

 

こちらも出来るだけ修理期間を短縮する為に昼夜問わず突貫作業を交替で行なっている。

1か月程度の短縮は見込めるかもしれない。

 

 

 

 

航空母艦

隼鷹(旗艦) 搭載機 烈風28機 流星16機 彩雲8機 計52機

 

重巡洋艦1隻 

愛宕

 

軽巡洋艦1隻 

龍田

 

駆逐艦5隻 

時雨、響、朧、初雪、浦波

 

 

 

タンカー 12隻

輸送船 29隻

 

 

輸送船団 計41隻

 

 

 

以上の様になった。

艦載機については戦闘機隊は人員及びの機体補充、訓練も問題無く行われた。

だが流星については対潜警戒に若干の不安があった為、隼鷹の流星24機の内、8機を飛龍に移した。

 

タンカーの数を減らし、輸送船の数を多くしたのには理由がある。

損傷艦艇の修理を行う上で鉄鉱石が圧倒的に不足していたのだ。だからそれを多く持ち帰るために輸送船を増やした。

 

 

 

この陣容で最後の第4次大規模輸送作戦を実施。

潜水艦隊からは敵艦発見の報告は無く、今回は敵との戦闘は一度も無く成功。

 

 

 

帰り道は潜水艦隊も共に日本へ帰投した。

そして潜水艦隊は3日間の休暇の後、再び南シナ海やマラッカ海峡、リンガ泊地等の監視任務に就いた。その際、日本本土と同海域を何度か往復してマラッカ海峡の出入り口とスマトラ島、ジャワ島間に機雷を大量にばら撒いた。

これで敵艦隊が戻って来ても多少は足止めになるだろう。

 

 

 

 

 

 

そして、俺達は漸く一息付く事が出来た。

その際に、市木大将に呼び出されて何事か、まさか海戦で損傷艦を出したことで怒られるのか?と身構えたが寧ろとても褒められた。

 

轟沈艦を1隻も出さずに4度に渡る大規模輸送作戦を成功させたことを称えて、階級は中将に。勲章も新たに4つ叙勲される事になった。

 

 

 

 

そして、大規模輸送作戦を4度成功させた我々の次の目標は南西諸島の奪還である。

理由としては南方方面のパレンバンを含む各地の資源地帯を奪還するべく、橋頭保として南西諸島をどうしても奪還せねばならないのだ。そうすることで南方海域との海路を確保し、輸送任務をやり易くするという狙いがある。

 

そうすれば敵艦隊の目を盗んでコソコソとやらずに済む。

勿論情報の隠蔽などは重要だが、今よりもっと諸々の事が楽になると言う意味でだ。

 

 

そう言う訳で進められる南西諸島奪還作戦だが、その前に誰もが思い至らない一波乱起きるなんて誰も想像出来やしなかった。

 

 

 

 

 

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