零が戦っているその頃鈴仙は月の都に侵入していた
途中玉兎達から受けた銃弾の怪我から真っ赤な血がながれている
鈴仙「・・・・人が居ないわね」
そう、都には人っ子一人居ない
レイセン「都の住民は豊姫様や依姫様、後サグメ様達、月の重鎮の方々と今外で戦っている玉兎達以外は皆第一、第二、第三シェルターに避難してるんです」
鈴仙「そう・・・。なら、話は早いわね。レイセン、私を豊姫様達の元に連れてって!」
レイセン「え!?豊姫様達の所に!?だ、駄目ですよ!私を助けてくれた事には感謝しますけど貴女は今敵です!連れて行く事は出来ません!」
レイセンは鈴仙から降りると銃を向ける
レイセン「今すぐ投降してください!」
鈴仙「・・・・・・・・・・・・」
鈴仙が手を出す
レイセン「・・・・・・・・」
レイセンは鈴仙の腕に手錠をかける
レイセン「能力無効化の手錠です。暴れない方が身のためですよ?」
鈴仙「暴れないわよ」
こうして鈴仙はレイセンに連れていかれた
レイセン「依姫様、レイセンです!」
レイセンが扉を叩く
依姫『・・・・入りなさい』
鈴仙「ッ!貴女・・・・」
レイセン「これで貸し借り無しです。・・・失礼します!」
レイセンが鈴仙を連れて入る
依姫「何か報告ですか?・・・・ッ!貴女ッ!」
依姫が鈴仙に近づく
豊姫「どうしたの依姫?ッ!鈴仙!?」
豊姫も鈴仙に走る
豊姫「どうしたのッ!?怪我してるじゃない!早く治療しないと・・・」
依姫「いえ、そんなことより・・・」
依姫が鈴仙を見る
依姫「鈴仙、貴方地上に逃げてそうとうの穢れが溜まっているはずよ?何故、ここに来たの?」
鈴仙「・・・・・・私は、この戦争を終わらせる為に今、ここに居ます。そして、同じ目的で来た人がもう一人、今、玉兎達と戦っています・・・ッ!」
依姫「戦争を終わらせる?戦争を仕掛けた本人達が?可笑しな話ね。・・・・して、そのもう一人の穢れを纏った者は一体誰なの?」
依姫が鈴仙に一歩近付く
鈴仙「零さん・・・いえ、黒夜叉(くろのやしゃ)大権現様です!」
依姫豊姫「「ッ!?」」
豊姫と依姫が驚く中ただ一人状況を把握出来ていなかった
レイセン「え!?黒夜叉大権現様ってあの軍神の!?零さんが!?」
鈴仙「師匠から聞きました。お二人は師匠と零さんの弟子で、遥か昔零さんの分隊の隊員だったってッ!いくら零さんでもあの人数は流石に無理です!お願いです!玉兎達を撤退させて下さい!」
三人が鈴仙を見る
豊姫「・・・・・・レイセン」
レイセン「はい!」
豊姫「鈴仙を錠を解いて上げて」
依姫「ッ!?姉さま!」
豊姫の指示に依姫が突っ掛かる
豊姫「依姫、私達は既にこの戦いに勝っているわ。幻想郷の賢者の謝罪は取れたでしょ?それでも兵が止まらなかったのは何故?」
依姫「それは・・・・・」
豊姫「それは上層部が自分の保身の為に兵を配備したに過ぎないわ。兵の事なんて一切考えてない」
依姫「・・・・・はぁ、分かりました・・・」
依姫が溜め息を付くとトランシーバーを手に持つ
依姫「全分隊に通達!今すぐそこで暴れている男と共に帰還しなさい!」
次に雑音と共に通信が入る
『こ、こちらイーグルラヴィ!前方から妖怪の大群!』
依姫「!?数は!」
『1000・・・2000・・・3000・・・いや、それ以上!数はおおよそ5000!』
依姫「そうですか・・・。では、貴方達は負傷者を運びながら被害を最小限に撤退!大群は・・・・私達が倒します!」
戦争が始まって今、3時間半
記念に書くやつ何にしましょうか?
書いてほしい者があればコメント是非!