清蘭達イーグルラヴィから離れて俺はまた都に向かった
周りから銃弾も飛んでくる
零｢あぁもう！しゃらくせぇ！｣
俺は木刀を逆手に持って回転する
そのまま進もうとするが問題が発生する
零｢！？オロロロロ～｣
回りすぎて酔った
ゲロが回りに散乱する
それを見た周りのウサギ達が鼻をつまんで離れていく
その時、遥か遠くで爆発があった
零｢！？｣
爆発の煙が晴れそこにいたのは半分人間半分蛇のリザードマンに八つの頭に八つの尻尾の赤蛇が現れた
零｢なんだ・・・？ありゃ・・・？｣
？？？｢野郎共ォ！月の連中から金品を奪い！そして殺せ！奴らに恐怖を植え付けろォ！｣
『ウォォォォォォォォォ！！！！！！！！』
赤蛇の言葉にリザードマン達が手に持つ剣や銃弾を掲げて雄叫びを上げる
鈴瑚｢ハァハァ・・・・何あれ？｣
鈴瑚が走って近付いてくる
・・・・・まだ団子を食べている
零｢・・・・・・鈴瑚、ちょっと下がってろ・・・｣
鈴瑚｢え？｣
俺はリザードマンの大群を見る
零｢一刀流・・・32煩悩砲！｣
俺は某三刀流の剣士の飛ぶ斬撃でリザードマン達を一列に吹き飛ばす
｢何だ！？｣
｢敵だ！｣
｢あいつだぁ！あの時の鬼だぁ！｣
零｢あの時がどの時かは知らねぇがテメェ等覚悟しろ？
テメェ等が俺の信者を殺そうってんなら俺がテメェ等をぶっ倒す！｣
俺は木刀をリザードマンに向ける
鈴瑚｢！？｣
鈴瑚がそれを見て驚く
鈴瑚(まさか・・・いや、そんなはず・・・)
？？？｢どけ！｣
その声にリザードマンが道を作ると赤蛇が通ってくる
？？？｢何故貴様がそこにいる！？貴様は元々我々百鬼夜行の者だぞ！？｣
百鬼夜行・・・・
俺はルーミアの事を思い出す
零｢バカ言え！｣
俺はもう一度斬撃を飛ばす
それを赤蛇は頭で打ち消す
？？？｢・・・・・我が名は大蛇(オロチ)！百鬼夜行、十二怪の一人である！｣
零｢十二・・・怪？｣
大蛇｢ぬらりひょん様に忠誠を誓う十二人の大妖怪。その妖怪達を皆がそう称する｣
俺は一歩下がって鈴瑚に近づく
零｢鈴瑚・・・・青蘭に報告してくれ｣
鈴瑚｢・・・・・・・・・｣
零｢鈴瑚！｣
鈴瑚｢！？あ、うん！｣
鈴瑚が走って青蘭の元に行く
大蛇｢女を逃がし己は残るか・・・｣
俺は黙って木刀を構える
大蛇｢良いだろう！その愚かな勇気に免じて先ずは貴様から殺す事にしよう！野郎共！やっちまえ！｣
大蛇の合図でリザードマンが迫ってくる
零｢・・・・・・風切零、参る！｣
その頃鈴仙達は・・・・
依姫｢敵は何処ですか！？｣
｢ハッ！現在南東でイーグルラヴィおよび先ほどまで敵だった男と交戦中！お急ぎ下さい！｣
豊姫｢！？何で交戦してるの！？依姫はその男を連れて被害を最小限に撤退するよう言ったはずよ！｣
｢そ、それが・・・・・｣
玉兎が報告しようとしたその時二人の玉兎が飛んできた
『！？』
二人は壁にぶつかり倒れる
鈴仙｢大丈夫！？｣
豊姫｢安心して！傷は浅いわ！｣
鈴仙の問いに依姫が答える
しかしまた二人が立ち上がる
レイセン｢ま、待ってください！これ以上戦ったら死んじゃいますよ！？｣
依姫が二人を見据える
依姫｢貴女達、所属と名前を言いなさい｣
青蘭｢い、イーグルラヴィ・・・青蘭です・・・ッ！｣
鈴瑚｢同じく・・・鈴瑚ですッ！｣
依姫｢・・・・・青蘭、鈴瑚、貴女達に問います。私は貴女達に撤退を命じました。しかし今貴女達がしているのはどう見ても命令違反。どうしてそこまで？貴女達をそこまでさせる理由は・・・・？｣
鈴瑚｢理由・・・ですか？｣
二人が立ち上がる
鈴瑚｢私達が信じている神様が戦っている｣
青蘭｢命を懸けるのにそれ以上の理由が要りますか？｣
二人が走ってまた大蛇に向かう
依姫｢何なんですか・・・貴方は・・・・？｣
三人が依姫を見る
依姫｢周りに居るものを味方に引き込んで・・・｣
依姫の頬から涙が流れる
依姫｢貴方を恨んでいた私が馬鹿みたいじゃ無いですか・・・ッ！｣