東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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東方地霊殿
小傘とデート!?穴の下に広がる世界!


目が覚めると何時もの自室に居た

 

隣には涙の後が残った小傘と蛮奇、レイセンが居る

 

俺は起き上がってキッチンに向かう

 

ご飯の調理をしながら一ヶ月分の文々。新聞を見る

 

そこには俺が行方不明の事、紫が冬眠に入った事、紅魔館に繋がる森が大穴を開けて消えた事等が書いてあった

 

零「ほへ~。俺が月に居る間まさかこんなことが起こってたとはね~」

 

???「あぁ、そうだな。お前が月に居る間皆寂しそうだったんだぞ?」

 

零「そりゃ、悪いことしちまったかな・・・ん?」

 

俺は後ろを向く

 

藍「いやいや、お前も紫さまの無理難題を聞いてくれたんだ。気を負う必要はないさ」

 

零「・・・何でお前が居るんだよ」

 

俺はいつの間にか後で狐うどんを食べていた藍に話し掛ける

 

藍「ん?紫様が冬眠されている間しばらくここに住むことにしたぞ?」

 

零「いや、別にそこはいいんだけどさ部屋足りねぇぞ?」

 

藍「そこは安心してくれ。昨日の間に三階を作っておいた」

 

俺は急いで外に出る

 

確かに三階まで出来ている

 

零「藍ってスゲェ・・・」

 

???「あ、盟友!」

 

声が聞こえて振り向くとそこにはにとりが居た

 

零「にとり!久しぶり」

 

にとり「あぁ、そうだね。そんな盟友に依頼があるんだ」

 

 

 

俺はにとりを家に上げて蛮奇と小傘を起こす

 

零「で、依頼の内容は?」

 

にとり「博麗神社に温泉ができたのは?」

 

零「知ってる」

 

蛮奇「そんなことが新聞に載ってたわね。文々。新聞だからあまり読んでなかったけど・・・」

 

小傘「それでその温泉がどうかしたの?」

 

小傘が俺の膝に座りながらにとりに聞く

 

にとり「何故か怨霊が沸いてるんだ」

 

・・・・・・・・怨霊・・・オバケ・・・

 

俺は小傘を抱きしめたまま食卓の下に隠れる

 

にとり「め、盟友?」

 

蛮奇「あ、あんまり気にしないで。でようは原因を探れば良いの?」

 

にとり「簡単に言えばね。もちろん通信機と発信器は渡すよ」

 

こうして俺達は原因究明に乗り出した

 

 

 

にとりの話によると怨霊は地底から来ているらしくその入り口は妖怪の山にあるらしい

 

零「そこまで分かってんならなんで自分で行かないのかねぇ・・・」

 

にとり『仕方ないだろ?あそこには山の妖怪には苦手な妖怪がいるんだ』

 

零「へいへい」

 

俺はポケットに通信機をなおして歩き出す

 

零「蛮奇には家の事で残って貰ったけど別に小傘も残ってくれて良かったんだぞ?」

 

小傘「うんん。あちきが居ないと零ちゃんすぐに怪我するもん」

 

そう言う小傘は俺の腕をしっかりとホールディングしている

 

と、そんなことをしていると地底への穴が見えてきた

 

深くて底が見えない

 

???「えい♪」

 

零小傘「「・・・・・え?」」

 

俺達は何者かに押されてそのまま落ちた


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