無事に三月精の面々を家に送った
何故かサニーが寂しそうだったので撫でてあげたら元気を出して入れた
やはり子供は元気が一番だ
今はとりあえず博麗神社に向かっている訳だが歩いている間に先ほどの事を考える事にした
先ず何故スターとルナがああなったかだ
正直見当が付かない
しかしこれが他でも起こるとしたら大変だ
これは異変なのかもしれない
後で霊夢に聞いてみよう
そして次
俺とサニーが合体した事だ
今憑依のスペルカードを見ても真っ白なのだ
サニーのはそのままだったのだが謎だ
そして何故かスターやルナのスペルカードも出てきた事だ
こちらは影を倒した時に出たのかもしれない
そして三つ目
いつの間にポケットに入っていた
三月精と萃香のメダルだ
何だろうこれでウォッチッチでもすれば良いのだろうか
いやしかし昔は時計にメダルを入れたら召還するって感じでキャラも子供向けだった
でも今を見ろ
学園物にシフトチェンジしちゃってるしそのちょっと前は子供トラウマ待った無しだった
まぁ三月精のメダルはともかく萃香のメダルが何故あるのかは気になる所だ
零「ダァァァァ!考えたってわっかんねぇ!止めだ止め!」
こうして俺は考える事を放棄した
三人称視点
ここは幻想郷で最も猫が集って居る場所
そして幻想郷の管理人八雲紫、その式八雲藍、またその式橙が住んでいる結界で隔離された場所マヨヒガでとある二人の会話があった
???「紫様、今回現れた影が零によって討伐されました」
一人は九つの尻尾を持つ妖狐八雲藍
紫「・・・・・・そう」
そしてその主、八雲紫だ
藍「紫様、どうして彼を幻想郷に連れ戻したのですか?」
藍の質問に紫はそうねぇと言った後こう言った
紫「藍、貴女は彼の事覚えてる?」
藍「はい、彼は命の恩人です。忘れる何て考えられません」
紫「でも私は貴女を含めた幻想郷の住民から彼の記憶を奪ったわ」
紫の言葉に藍は黙ったまま聞く
紫「でも幻想郷の実力者には抵抗されてね。忘れさせても直ぐに思い出していたわ。これが何を示しているか分かる?」
藍「それは・・・」
藍は答えられなかった
紫「彼はこの幻想郷に影響を及ぼすわ。それは良い影響かはたまた悪い影響かは分からない。今回の異変は外が関わっている。結界の調整で私も霊夢も出ない今彼が必要なの。だから私は今回は彼が良い影響を及ぼしてくれるって信じる事にしたの」
藍「紫様・・・」
紫が藍に振り向く
紫「だから藍陰ながらでいいから彼を手助けしてくれる?」
紫の頼みに藍は頭を下げた
藍「勿論です。私は貴女の式です。それに私は・・・」
藍が言い淀み紫が笑った
紫「期待してるわ」
零視点
博麗神社に戻って来た
零「?霊夢が居ねぇな・・・」
萃香「霊夢なら今は人里に行ってて居ないよ」
霊夢の代わりに向かえてくれたのは巫女服姿の萃香出会った
萃香「いゃあ、昨日は楽しかったねぇ」
零「俺は途中からテメぇのせいでぶっ倒れてたよ!」
霊夢が居ないので仕方なく俺は縁側に座った
チルノとルーミアは庭で遊んでいる
零「たく、本当に餓鬼は気楽で良いねぇ・・・」
萃香「それは私にも言ってるのかい?」
零「さてね」
萃香「それはそうとさっき紫の所の式が来たんだよ。しかも零目的で」
零「ほぉ・・・」
俺は掃除している萃香を見ながら続きを待った
萃香「人里にお前の店を建ててくれるってさ」
零「なるほど・・・」
俺は縁側から立ち上がって階段まで歩いた
零「うし!行くぞ餓鬼共!」
ルーミアチルノ「「はーい(なのかー)」」
ルーミアとチルノが走って俺の先を行ってしまった
俺はそれでも普通に歩いて俺は鳥居で止まり萃香を見た
零「萃香!」
萃香「ん?」
零「その服、似合ってるぜ!」
萃香「え!?///」
そのまま俺は後ろ向きに手を降って階段を降りた
萃香「・・・まったく・・・何時になってもその天然は治って無いね・・・」
そう言って萃香は空を見上げた