料理を作り終わって外に出るとちょうど宴会が始まっていた
零「・・・・・何か宴会に来る度に人が増えてるような・・・」
諏訪子「賑やかで良いじゃん」
そう言って諏訪子も走って行ってしまった
早苗「あ!先輩!お料理を運ぶの手伝いますね」
零「お、わりぃな」
俺は片手で持っていた刺身を渡す
いや~、早苗が良い子に育ってご先祖様の零さんからしたら嬉しい限りだよ
サニー「あー!見つけた!」
そこに来たのはサニーとスター、ルナだった
零「おぉ、お前らも来たのか。じゃあほら、酒はやれねぇからオレンジジュースな」
スター「ありがとう!」
ルナ「ありがとう」
スターとルナがオレンジジュースを手に取る
サニー「って!二人のバカ!零を神社の裏の落とし穴に嵌める作戦だったでしょ!」
零「ほほぅ・・・」
俺はすぐにサニーをふん路張ると神社の屋根に吊るして「反省中にて外すべからず」とサニーの顔に張る
神奈子「・・・結構厳しいんだねぇ」
零「何回もはめようとするからな・・・」
神奈子「ハハハ・・・・・。呑むかい?」
俺は神奈子に御猪口を渡す
猪口に入れられた酒を飲み干して神奈子にも酒をつぐ
神奈子「まさかお前と酒を呑める日が来るとはねぇ。前は子供だったからねぇ・・・」
神奈子が遠い星空を見る
神奈子「・・・・・あ、そう言えばだね、お前に謝りたいって奴が宴会に来てるんだが・・・」
零「あぁ?宴会の席でそんな湿っぽいことするか?普通・・・」
神奈子「私もそう行ったんだがねぇ、どうしてもって事だ。・・・まぁ、そこら辺を歩いているだろうし歩けば向こうから近付いて来るだろ」
俺は縁側から立ち上がって皆が集まっている方に戻る
小傘「零ちゃぁぁぁん!」
いきなり小傘が飛び付く
零「おぉ、どうした?」
小傘「あのね!蛮奇ちゃんと新しい宴会芸思い付いたんだ!見て!」
そう言って小傘は蛮奇に向けて傘を回す
蛮奇「行くよ!」
蛮奇は幾つもの自分の頭を小傘の傘に投げる
小傘「はい!何時もより多く回っております!」
『おぉ!』
周りから簡単の声が漏れる
勇儀「お、面白そうだね。どれ私もやってみるな。萃香、手伝ってくれ」
萃香「お、やるのかい?」
零「・・・・・・・へ?」
隣に居た勇儀が俺と萃香を持つと俺を投げあげた
零「アァァァァァァァァ!!!」
片方の勇儀の手に落ちると今度は萃香が飛んでいる
勇儀「人形お手玉、何時もより多く回ってるよ!」
『オォ!』
こっちもこっちで大歓声
それに対抗した小傘と蛮奇が更に頭を追加して高速で傘を回す
結局華扇が来て止めてくれるまでこれは続いた