東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

118 / 192
万事屋零ちゃん主人公奪還篇
中国と夜叉と大ナマズ!


???「・・・さん!・・・・いさん!零さん!起きてください!」

 

誰かに体を揺すれて起きた

 

目の前に居たのは美鈴だった

 

零「・・・・あれ?美鈴・・・。ここは・・・?」

 

美鈴「説明は後です!今はとりあえず戦う準備を!」

 

美鈴が木刀を渡してくる

 

躊躇いながらも木刀を手に持ち立ち上がる

 

するといきなり人形が襲いかかってくる

 

上海「シャンハーイ!」

 

零「上海人形!?」

 

美鈴「来ましたね・・・」

 

美鈴が見る方向に居たのはアリス、魔理沙、霊夢だった

 

零「お、おいおい!何でアイツら攻撃してくるんだ!?」

 

美鈴「彼女達は本物じゃないんです!太歳星君の手の者です!」

 

零「た、たい?何だって?」

 

美鈴「太歳星君・・・奴が目を覚ませば地震によって幻想郷は滅びます!」

 

零「あ?地震?それはアッパーヤードの一件だからちょっち古くねぇか?」

 

美鈴「零さんもですか!?パチュリー様も同じようなことを・・・」

 

俺が美鈴と話していると針が飛んでくる

 

霊夢「私達を無視するんじゃ無いわよ!」

 

次に魔理沙が魔法を放ってくる

 

魔理沙「こっちは三人!大人しく降参するんだぜ!」

 

美鈴「断る!」

 

美鈴が彩雨を撒き散らす

 

零「おいおい、マジか・・・。あんま気乗りしねぇな・・・」

 

美鈴「見た目は知っている方々ですが中身は別物です。集中してください!じゃないと死にますよ!」

 

俺は強く木刀を握りしめてアリスに向かう

 

アリス「フフ、私とやるの?怪我しても知らないわよ?」

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「ホウラーイ!」

 

上海人形と蓬莱人形が向かってくる

 

二体の人形の攻撃を防ぐと更に六体の人形

 

アリス「最大八体、貴方にこれを攻略出来るかしら?」

 

俺は木刀を逆手に持って回り始める

 

次の瞬間竜巻が起きる

 

そして突っ込んできた人形を防ぐ

 

アリス「なッ!?」

 

俺はそのまま突っ込んでアリスを吹っ飛ばす

 

そのままアリスは霧になって消えた

 

零「さてと、美鈴!無事か!」

 

俺が美鈴に向かう

 

美鈴「勿論です!」

 

そこには二人を倒した美鈴が居た

 

霊夢「ククク、さすがだな・・・。だがもう疲れきって居るだろう?さぁ、今こそ真の姿を見せるときが来たようだな」

 

霊夢が飛んでいくのを見て俺達は急いで後を追う

 

そして霧の湖に着くとそこに居たのは大きなナマズだった

 

零「何だあのナマズ・・・、食えるかな?」

 

美鈴「食べられる訳無いでしょ・・・」

 

???「ワシは伝説の大ナマズ様、かの最恐最悪の大妖怪、太歳星君の影の一つじゃ」

 

ナマズが一人語りを始める

 

零「ま、マジで太歳星君だったの!?」

 

俺は美鈴の話が本当だったことに驚く

 

美鈴「だから行ったじゃないですかぁ!」

 

大ナマズ「ワシが跳ねれば大地は揺れる!これで浮き世もおしまいじゃあ!」

 

大ナマズが跳び跳ねて地面に着地する

 

すると地面が揺れて空から岩が落ちてきた

 

零「岩は俺が何とかする!美鈴はあのナマズを!」

 

俺は岩を砕いて木刀で美鈴を乗せる

 

そのまま木刀を降って美鈴を大ナマズに飛ばす

 

美鈴が大ナマズを殴り飛ばして大ナマズは気絶した

 

???「おめでとうございます」

 

いきなり辺りが真っ白になって後ろから声が聞こえる

 

零「・・・ってドレミー・・・」

 

そこに居たのはドレミーだった

 

ドレミー「いや~、貴方をお呼びして正解でした」

 

零「で、どうなってたんだ?」

 

ドレミー「実はですね、夢の世界に太歳星君の影が進行してきて居たので零さんと・・・この手の妖怪に詳しい美鈴さんに来て貰った訳です」

 

零「なるほど。じゃ、俺は帰るとするわ・・・」

 

俺はそのまま眠りに入った

 

ドレミー「出来れば、ずっと居て欲しかったのですが・・・。その方が、貴方は悲しまずに済んだのですから・・・」




次回新小説!
東方機真録

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。