東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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トリック・オア・トリート

零「ハロウィン?」

 

慧音に寺子屋に呼び出され俺と小傘はその言葉に?を浮かべた

 

慧音「あぁ、香霖堂にあった雑誌にあってな、良ければ

人里全域で催そうと思ってな」

 

なるほど、確かにあそこなら外の雑誌も売られている

 

香霖堂はこーりんが経営している道具屋である

 

俺も無縁塚で拾い物をする時によくこーりんに会うし何なら買い取りとかもして貰う

 

ちなみに本名は森近霖之助で魔理沙がそう呼んで居たので俺も呼んでいる

 

小傘「零ちゃん、ハロウィンって何?」

 

零「ん?起源はケルト人の祭りだったけどイギリスでこの月の三十日になると吸血鬼とかフランケンシュタインとかが人間に交じって街に現れる訳、んでソイツらに襲われないように自分も化けるってのがあったんだけど今じゃお菓子を子供達が仮装して貰いに回るイベントになったわけ・・・だったっけな?」

 

小傘「けると?いぎりす?」

 

イギリスを聞いたことが無いのか頭を抱える小傘

 

慧音「イギリスと言うのは外の世界のはるか西方にある国さ」

 

小傘「へ~・・・」

 

慧音「まぁ、そう言う事だから零と蛮奇でお菓子の用意を頼む。小傘は仮装の用意を」

 

て事で今は自宅に戻ってクッキーを作り始めた

 

蛮奇「事情は分かったけど料理ならアンタだけで大丈夫じゃない?」

 

藍「何を言っている。この人里にいったい何人の子供が居ると思って居るんだ。それに私の可愛らしい橙も参加するんだ。量も質もちゃんとしたのでないとな」

 

藍の親バカはほっておいて俺はクッキーにチョコを塗る

 

零「はいはい、喧嘩する前にお菓子作ってくれ~」

 

俺がそう言うと二人は黙りこくってお菓子を作り始める

 

そして次の日

 

『トリックオアトリート!』

 

俺と蛮奇は寺子屋に来て慧音とハロウィン仕様に寺子屋を変えているとチルノ達が入ってくる

 

零「お、来たな。あれ?お前ら仮装は?」

 

俺が聞くとチルノが笑い出す

 

チルノ「フッフッフ、アタイは気付いてしまったんだ。幻想郷にいる奴らは年中仮装しているようなものだと!」

 

言われてしまえば確かにそうだな・・・

 

ルーミア「ただ衣装が無いだけなのかー」

 

チルノ「あ、こら!ルーミア!」

 

零「何だそう言う事・・・・。んじゃま、衣装は用意してるから好きなの選びな」

 

ミスチー「零さんは仮装しないの?」

 

零「ん?俺の仮装はこれ」

 

俺は狐の面と耳、尻尾を見せる

 

リグル「狐?」

 

零「そうそう。これを付けて妖気を纏えばほら」

 

大妖精「妖狐ですね!」

 

零「その通り!」

 

俺は他の皆の仮装を見る

 

慧音が魔法使い、小傘がお化け、蛮奇がろくろ首、藍が・・・何だろ?キョンシー?

 

???「トリックオアトリート!」

 

そう考えて居るとちなみに橙がパンプキンの仮装で入ってくる

 

藍「ちぇェェェェェェェェん!」

 

藍が橙に飛び付こうとするが俺はそれを止める

 

藍「何をするんだ!」

 

零「そりゃこっちの台詞だ。やるなら家でやりなさい」

 

橙「・・・・・・あの」

 

零「ん?あぁ、はい。お菓子」

 

俺は橙にお菓子を渡す

 

橙「ありがとうございます!」

 

俺は橙を撫でてから離れる

 

藍「橙はやらんからな?」

 

零「別に狙ってねぇよ・・・」

 

俺はそう言って縁側に座る

 

慧音「・・・・・今日はありがとうな」

 

しばらくして隣に慧音が座る

 

零「あ?大丈夫大丈夫。俺も楽しいし」

 

慧音「今日だけの事じゃない。お前が、この幻想郷に来てからずっと助けられてばかりだ。私が知らない所でもずっと誰かを救ってきたんだろ?」

 

零「俺はやりたいと思ったことを行動に移しただけさ」

 

慧音「それができる者はそうそう居ない」

 

俺は一度だけ慧音を見た後ポケットからチョコクッキーを渡す

 

零「ハッピーハロウィン」

 

慧音は最初躊躇っていたがすぐに笑ってクッキーを受け取る

 

妹紅「お、何だ?良い雰囲気だな」

 

慧音「からかうんじゃない!私は今までの事に零を言っていただけだ」

 

零「そうそう。ほら、妹紅にもあるぞ」

 

妹紅「ありがとう。でも出来るなら酒が良かったな」

 

零「安心しろ。俺の独断と偏見で一部の奴には酒入り菓子だ!これがトリックアンドトリート!」

 

慧音「そうか!そこに直れ!説教だ!」

 

零「ゲェッ!逃げろ!」

 

慧音「待て!」

 

妹紅「全く・・・零が居ると騒がしくてしかたないね」

 

こうして何気ない日常が今日も過ぎていく

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