新たな異変は宝探し?夢の国のネズミーマウス!
ハロウィンが終わりしばらく経ったある日、俺は無縁塚で何時も通り物を漁っていた
小町「アンタも懲りないねぇ・・・」
零「まぁ、向こうの物があるからな~。懐かしいのさ。・・・ん?何だこれ?」
俺はキラキラ光るものを見つけて拾う
何やら宝玉の様だが社の様な装飾がほどかされている
小町「おや?それは宝塔じゃないかい」
零「宝刀?これの何処が刀何だ?」
小町「宝刀じゃなくて宝塔!刀じゃなくて塔さ。今なら確か毘沙門天の代理が持ってたんじゃなかったかな・・」
零「毘沙門天の代理?・・・まぁ、取りに来るまで預かるか・・・。んでさ、聞きたいことがあるんだけど・・・」
小町「奇遇だね。アタイもだよ」
俺と小町が空を見る
零小町「「あの船、何(だい)?」」
空には空飛ぶ大きな船があった
一方その頃守矢神社では・・・
早苗「神奈子様~諏訪子様~」
早苗が神奈子と諏訪子を探していた
神奈子「何だい?どうしたんだ早苗」
早苗「あ、神奈子様見てください!」
早苗が取り出したのは一つの未確認飛行物体、UFOである
早苗「これがあちこちに飛んでるんです!」
神奈子「異変かい?」
早苗「かもしれません」
神奈子が早苗を見る
神奈子「異変解決をしてみたいって顔だねぇ」
早苗「はい!」
神奈子「よし、行っておいで早苗」
早苗「はい!」
そのまま早苗が部屋を出て走り去る
神奈子「・・・・これで良いんだろ?」
神奈子が隠れていた諏訪子に話しかける
諏訪子「うん。ありがとう」
神奈子「あの子が危険な目にあっても?」
諏訪子「それはあの子が一番分かってて着いてきてくれたんだよ?今さら言ってもね~。・・・それに、ここに来る前よりあまり心配はないんだよね。神奈子もそうじゃない?」
神奈子「あぁ、そうだったね」
神奈子を早苗の後ろ姿を見ながら少しの間家族であった少年の顔を思い浮かべるのだった
零「UFO狩りじゃァァァァァァァァ!」
俺が空飛ぶ大きな船を追っていると何故かUFOを見つけて拾った
そしてこれを売れば金になると思って集めている
もちろん船を追いながらだ
早苗「あれ?先輩、何してるんですか?」
俺に気付いたのか早苗が飛んできた
零「おぉ、早苗か。今はUFO採りながらあの船を追ってる所さ」
早苗「先輩も異変解決に乗り出したんですか!?」
零「異変?・・・あ、よく考えりゃこれ異変か・・・」
今更ながら気付いたがまぁ、乗り掛かった船なのでそう言うことにしておこう
零「まぁ、そうだな」
早苗「じゃあ一緒に行きましょう!」
零「ん?まぁ、別にいいぞ」
こうして俺達の協定は結ばれた
???「全く、こんな忙しい時に人の船の後ろをチョロチョロと、何だい君は?」
そこに現れたのはネズミ様な少女だった
零早苗「「〇〇〇!?」」
???「・・・・は?」
早苗「貴女、某夢の国のネズミーマウスの彼女さんですよね!?」
???「それが誰かは知らないが全くの別人だ!私の名はナズーリン。毘沙門天様の遣いさ」
零「あ?毘沙門天?ならこれ」
俺はナズーリンに宝塔を見せた
ナズーリン「な!?ご主人、また無くしてたのか・・・」
ナズーリンが溜め息を付いて近付いてくる
ナズーリン「じゃあ、その宝塔と零の持っている宝を渡して貰うよ!」
ナズーリンが俺の持っていたUFOと宝塔が奪われた
ナズーリン「じゃあね、零。協力感謝するよ」
そう言うとナズーリンが船に飛んでいってしまった