東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

134 / 192
妬ましい・・・

ルイズに連れられ来てみたが何だろう、この全員に見られてる感じ・・・

 

魅魔「零、来ると思っていたぞ」

 

零「目の前で誘拐されちゃあねぇ」

 

俺は木刀を抜く

 

魅魔「面白い。一度お前とは殺りあって見たかったんだ!」

 

???「待って、魅魔」

 

銀髪の何処と無くアリスに似た女性が魅魔を止める

 

魅魔「神綺、何故止める?」

 

神綺「何故私が零にアリスちゃんを連れてこさせようとしたかわかる?」

 

魅魔「さあな、昔からお前の考えはよく分からん」

 

神綺「フッフッフ、なら教えて上げる!」

 

魅魔「いや、別に要らんが・・・」

 

俺は二人が言い争っている内にアリスに近づき縄をほどく

 

零「大丈夫か?」

 

アリス「えぇ、ありがと。ごめんなさい、こんなことに巻き込んで・・・」

 

零「大したことじゃあねぇよ「零にアリスちゃんのお婿さんになってもらいたくて」ごめん、大したことだったわ」

 

俺は振り返って神綺を見る

 

神綺「そうすれば零は魔界に住むことになってアリスちゃんも帰ってくるでしょ?」

 

アリス「ママ!私は零と結婚しないし魔界にも帰らないわ!それに私にはやりたいことがあるの!」

 

神綺「それは隣に居る人形のこと?何だったかしら、人形に感情を居れる事だったかしら?・・・・・・貴女には無理よ、アリスちゃん」

 

神綺がアリスに向かって歩いていく

 

俺は木刀を投げつける

 

木刀は神綺に当たらずに神綺に当たった

 

???「貴様!」

 

金髪メイドがナイフを向けてくる

 

???「夢子!?」

 

アリス「夢子ちゃん。私は大丈夫だからナイフをしまって」

 

夢子「・・・・・・・・・・・」

 

夢子がナイフをしまい、後ろに居た帽子を被った金髪と青髪の少女が安堵の息を吐いた

 

神綺「さて、なんで邪魔したのかしら?零」

 

零「テメェがごちゃごちゃうっさかったからだよ!アリスが上海に感情を入れれ無いって誰が決めた!アリスが何時、弱音を吐いた!コイツの努力を無駄だと言う権利何てテメェにも俺にも誰にもねぇ!」

 

神綺「・・・・・知ってるからこそ、それが無駄だと分かっているから、止めようとしてるのよ・・・」

 

さっきより強い魔力が辺りを覆い尽くす

 

魅魔「不味いッ!ユキ!マイ!夢子!お前たちはここをはなれろ!」

 

ユキ「でも!」

 

魅魔「お前たちじゃあの二人は止められない!じきここは火の海だ!」

 

夢子「くッ!行くぞ!ユキ!マイ!」

 

三人が逃げるのを見届けて魅魔が俺達の方を向く

 

零「・・・・・皆逃げたか・・・」

 

俺は木刀を壁から抜いて神綺に向かう

 

神綺「ずいぶんと甘くなったわね・・・」

 

零「あ?」

 

神綺「昔の貴方なら逃げたあの娘たちも殺していたわよ」

 

零「昔の俺なんて興味ないな。俺は俺だ」

 

神綺「そう・・・・」

 

俺と神綺は互いに走り出して攻撃しようとしたその時入り口から燃えた釘が飛んできた

 

 

 

私はサラに案内されて魔理沙と一緒に城内を歩いていた

 

魔理沙「なぁ、何処に向かってるんだ?」

 

サラ「王の間」

 

妹紅「そこに零が・・・?」

 

サラ「出来ればそうで無かったら良かったけどどうやら状況は最悪みたいね」

 

奥からすごい量の魔力が流れてくる

 

その時だった

 

後ろから白い何かが私達の間を通り抜けた

 

 

 

俺の釘が刺さって壁に固定された

 

???「妬ましい・・・。あぁ、妬ましい・・・」

 

現れたのはパルスィだった

 

零「パルスィ!?」

 

パルスィ「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」

 

零「何の日か?」

 

アリス「分かった!クリスマスイヴよ!」

 

零「クリスマスイヴ・・・・あ!」

 

俺はこの前の天摩様ゲームを思い出す

 

零「わりぃ!完全に忘れてた!よし、行くぞ!」

 

アリス「エッ!?ちょ!」

 

パルスィ「あ・・・・」

 

俺はアリスとパルスィの手を握って引っ張る

 

しばらく走ると妹紅が居た

 

零「逃げるぞ妹紅!」

 

妹紅「えぇ!?」

 

魔理沙「零!魅魔様は!?」

 

零「まだ奥に居る!」

 

後ろを見ると神綺が俺を追ってきている

 

俺は皆を見る

 

いつの間にか敵も味方も関係なく逃げている

 

そして俺は笑っていた

 

零「ししし、にっげろ~!」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。