東方鬼神録   作:ヘタレ寝癖人間

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山彦と唐笠とゾンビと

俺達は命蓮寺に来た

 

???「おはよ~ございまーす!」

 

大音量のその声に俺は耳をふさいで相手を見る

 

そこに居たのは犬耳をした幼女だった

 

零「朝もくっそ早い中ご苦労だねぇ・・・」

 

俺は幼女に近付いてきた顔の高さを同じにする

 

零「お前、名前は?」

 

???「私は幽谷響子です!」

 

俺は響子の頭を撫でながら笑う

 

零「おはよう、響子」

 

響子が小さな唸りを上げて顔を赤らめる

 

何だか椛に似ている

 

妖夢「ム~・・・」

 

振り向くと後ろで妖夢が頬を膨らましているのが見えた

 

零「もしかして・・・拗ねてる?」

 

妖夢「拗ねてません・・・」

 

俺は妖夢に近付いて頭を撫でる

 

妖夢「うぇ!?///////」

 

零「安心しろって。俺はお前ら全員と平和に暮らしたいだけさ」

 

俺が先に進もうとすると中から小傘が出てきた

 

零「小傘!?何でここに!?」

 

小傘「お、お墓にぞ、ゾンビが居たの!」

 

零妖夢「「嘘だぁ!」」

 

俺は小傘の肩を掴む

 

零「良いか小傘。ゾンビなんてのは架空の生き物だ!」

 

小傘「で、でも、倒しても倒しても起き上がってくるの!」

 

妖夢「き、きっと当たり所がよかったんですよ!」

 

小傘「で、でも!わちきを庇って華仙ちゃんが!?」

 

俺はそれを聞いて走って墓地に向かった

 

 

 

墓地に着いて辺りを見渡すが誰も居ない

 

ナズーリン「おや、珍しいね。君が早朝から墓参りとは・・・。誰か友でも眠っているのかな?」

 

俺はナズーリンに近付く

 

零「おい、ナズーリン!ここに何かねぇのか!」

 

ナズーリン「何かってなんだい?」

 

零「ゾンビとか、何かあるだろ!」

 

ナズーリン「ゾンビかどうかは分からないがこの奥に元からある墓ならあるよ」

 

俺はナズーリンから離れて走り出す

 

妖夢「待って下さいよ~・・・」

 

ナズーリン「あぁ、君はちょっと待った」

 

妖夢「はい?」

 

ナズーリン「零は何故、あんなに焦っているんだい?」

 

妖夢「・・・・・多分、妹の華仙さんを思っての行動だと思います」

 

ナズーリン「華仙?あぁ、良く人里の甘味処で見かけるね。・・・・ん?零の妹?零って妹がいたのかい?」

 

妖夢「あ、はい。と言っても血は繋がってないみたいですけど・・・」

 

ナズーリン「血は繋がっていなくても家族の為にあんなに必死になる・・・実に零らしいね」

 

ナズーリンが笑っていると妖夢がいぶかしんでナズーリンを見る

 

ナズーリン「良いかい、半人半霊。あれは家族の事になると人一倍周りが見えない体質だ。だから君が、いや。君にしか零を止める事は出来ない」

 

妖夢「・・・・・・・・・そんなの、分かってますよ」

 

妖夢はそのまま走り去った

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